単品リピート通販で楽天市場出店は簡単?失敗した店の共通点とは?

ネットショップは実店舗とは異なり、初心者でも開業することができます。

また、ネットショッピングモールであればさらに簡単に出店することが可能です。

しかし、簡単に出店できるからと言って、すべてのショップが成功するわけではなく、失敗するショップも数多くあります。

そういったショップには共通する特徴があり、それが失敗の大きな原因となっているのです。

そこで今回の記事では、楽天市場出店で失敗する店の共通点について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

楽天市場で失敗するショップの特徴とは?

楽天市場に出店したからと言って、すべてのショップが成功するわけではありません。

一時は楽天市場に出店するだけで、大きな売り上げを上げることも可能でしたが、近年では競合の増加などにより、売り上げを上げること自体が難しくなってきています。

そのため、撤退するショップも多く、そういったショップには共通した特徴があります。

費用を掛けすぎている!

失敗するショップの特徴として挙げられるのは、ショップの運営に関わる広告費、仕入費、人件費などの費用を初めから掛けすぎていると言う点です。

特に、広告はネットショップにとって重要であり、集客に必要不可欠であるため、初めから多額の広告費用を投資するショップも多く見られます。

しかし、楽天市場内での競争は激しいですから、多額の広告費用を掛けても、その分を回収することは非常に困難です。

そのため、広告費用をはじめとする諸費用は、できる限り抑えていくことが望ましいと考えられています。

しかし、これは広告に全く費用を掛けてはいけないと言うことではなく、自身のショップに最適な広告を選定し運用していくことが大切だと言うことです。

楽天市場では、出店者であればだれでも購入できる有料広告があります。

この広告は様々な種類があり、価格も1万円程度のものから100万円近くするものまであり、必要なものだけを選定することができます。

この有料広告の中から自身のショップに適したものを選び、うまく活用することができれば、売上を大きく上げることも可能です。

ただし、広告にも当たりはずれがありますので、自身のショップの商品と相性の良い広告をしっかりと見極めることが大切です。

集客施策を行っていない!

楽天市場に限ったことではないですが、失敗するネットショップの多くは、マーケティング施策をあまり行っていません。

行っていたとしても、同じ広告を出し続けていたりと変化のない事が特徴として挙げられます。

ネットショップを成功させたいのであれば、失敗するネットショップのように何の施策も試みずにいるのではなく、売れるためのあらゆる施策を試してみると言うことが重要となります。

ただしこれは、とにかく多額の広告費をかけて広告を打つと言うことではなく、先ほど説明したように広告を出すのであれば最適なものを選定する、メルマガなどのメールマーケティングでも、ただ漫然とメルマガを送信するのではなく、ターゲットとなるユーザーのニーズに合わせたメルマガを送信すると言ったように、ありとあらゆる施策を試して、効果のあるものにはさらに注力し、売り上げに繋げていくと言うことが大切なのです。

また、同じ分野の競合がどういった施策を行い効果を得ているのかを調査し、それを真似てみると言うのも効果的です。

売れる商品がない!

楽天市場で成功するには、売れる商品が必要であり、失敗するショップに共通するのは、この売れる商品を持っていないことです。

楽天市場では1つでも売れる商品があれば、その商品が楽天のランキングに入ることで集客力が格段にアップします。

この売れる商品は、ショップの売り上げの要となるものですが、ショップの広告の代わりともなる訳ですから、利益は考えず、競合よりも価格を抑えていく必要があります。

その商品を目当てにショップを訪れるユーザーが増えれば、他の商品も売れますので、そこから利益がとれることを見越して、お値打ちの目玉商品とするのです。

この価格を抑えると言うのは、短期間だけでも効果的です。

短期間だけでも集中して売り上げを上げることができれば、楽天市場のデイリーランキングに掲載されますので、ここから大量にユーザーを引き込むことが可能となります。

このデイリーランキングの影響は大きいですが、カテゴリごとのランキングであっても掲載されれば、大きな効果を得ることができます。

在庫が多すぎる!

初めてショップを運営する場合起こりがちなのが、在庫を持ちすぎてしまうことです。

これは、失敗するショップの特徴でもあり、在庫がなくなってしまうと言う不安感から、大量に仕入れてしまうようですが、売れ筋商品以外は無駄な在庫を持つ必要はありません。

1つの商品につき何十点も在庫を仕入れてしまうと、他の商品を仕入れることができなくなってしまいます。

楽天市場では、商品の種類は多いほど良いとされており、商品の種類が多いと検索にかかる確率も高くなり、ユーザーを引き寄せることができるのです。

しかし、一商品ごとに大量の在庫を持っていると、商品の数を増やすことができず、新商品も仕入れることができませんので、ユーザーにアピールする機会も失ってしまいます。

そのため、売れ筋商品以外の在庫は最低限の数で良いのです。

まとめ

圧倒的な集客力のある楽天市場であっても、失敗するショップは数多く存在します。

その中で生き残っていくためには、失敗するショップの特徴を反面教師とし、様々な売るための施策を試していくことが重要となります。

施策の中には効果のないものもありますが、自身のショップに適した施策もあるはずですので、色々な施策にチャレンジしながら最適なものを見つけていくことが成功への近道となるのです。