ネットショップを運営されているみなさま。
ネットショップを運営していると、「コンバージョン(conversion:CV)」という言葉に出会うことがあるでしょう。
コンバージョンを直訳すると「変換」「転換」「転化」という意味があり、マーケティング視点から見た意味は最終的な成果のことを指します。
ネットショップで考えるなら、成約や受注をコンバージョンに定めるでしょう。
EC市場では、平均的にコンバージョン率は「3%」と定められていますので、もし自社ネットショップのコンバージョン率を計算した場合、3%以上であれば優秀、1%以下であれば早急な改善が必要になるのです。
ネットショップビジネスにおいて、コンバージョン率を上げることを目標としなければなりませんが、具体的にどうすればネットショップのコンバージョン率を上げることができるのでしょうか。
そこで今回は、ネットショップのコンバージョン率を上げる方法をご紹介していきたいと思います。
ネットショップを運営されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
Contents
今、インターネットを利用するユーザーが増加しているのですが、ユーザーは自分が興味のある情報以外には見向きをすることはありません。
つまり、その時に見た瞬間の「1秒」で、すべてが判断されてしまうのです。
一目でその商品に魅力を感じるようなネットショップデザイン、そして商品画像を用意しましょう。
商品が売れたときの決済方法を用意しているかと思いますが、この決済方法は可能な限り増やすことをおすすめします。
もしユーザーが自社ネットショップで欲しい商品があったとしても、希望する決済方法が無い場合はそのネットショップで商品を購入しない選択をされてしまいます。
もちろん、自社ネットショップでしか購入できない商品がある場合には、どの決済方法を用意していても購入される可能性はありますが、多くの商品は他のネットショップでも販売されています。
だからこそ購入意思のある顧客にスムーズに購入してもらうためにも、決済方法を出来る限り増やしましょう。
ネットショップを利用するユーザーの約8割は、スマートフォンを利用していることが分かっています。
特にアパレル系のネットショップであれば、スマートフォンからの流入率が高い傾向にありますので、アパレル系ネットショップは必須でしょう。
スマートフォンからの流入を見据えたデザインと商品詳細ページを設定しましょう。
ネットショップに訪れたユーザーに、「今」商品を買う理由を伝えましょう。
なぜならば、一度ネットショップを訪れたユーザーが、再度ネットショップを訪れる確率は決して高くありませんし、二度と訪れてもらえない可能性もあります。
訪れたユーザーに、期間限定割引や時限割引クーポンなどを発行し、「今」商品を買うメリットを伝えましょう。
ユーザーは今多くの媒体から情報を得られるからこそ、「レビュー」は非常に重要です。
ネットショップを利用するユーザーは、ユーザーレビューを参考にしますので、ユーザーレビューが高く、評価数の多い商品ほど購入されやすい傾向にあります。
購入してもらったユーザーに感想を依頼し、レビューを多く集め、商品ページに反映させましょう。
ネットショップでは返品や交換のことを分かりやすく明記する必要があります。
特定商取引に関するページやテンポガイドにルールをしっかりと記載し、もし返品不可の商品を取り扱うのであれば、その理由もしっかり記載し、ユーザーが納得して商品を購入できるようにしましょう。
ユーザーに商品を購入してもらう場合、ユーザーはその商品が最短でいつ届くのかということを知りたいですよね。
商品詳細ページに商品到着までの最短予定日を記載することで、ユーザーも安心して商品を購入することができます。
もちろん大手ネットショッピングモールのような対応を真似することは難しいのですが、自社ネットショップの可能な限りの最短発送を心がけましょう。
お試し商品を入口商品、購入してほしい商品を本命商品両方を用意しておきましょう。
もし本命商品の価格が少し高くなるのであれば、新規顧客はなかなか即決できないことがあるでしょう。
入口商品であれば、価格が安く、ユーザーも気軽に購入しやすい上、特典を付けて商品を提供することでコンバージョン率が大幅に上がることがあるのです。
お試しで使用してもらえるサイズ感を意識し、送料がかからない計量のお試し商品を用意しましょう。
以上、ネットショップのコンバージョン率を上げる方法をご紹介させていただきました。
どの方法もコンバージョン率を上げるためには非常に効果的な方法なのですが、実際に行うことができているかを考えると、対応ができていないものもきっとあるでしょう。
ネットショップビジネスを成功させるためにも、ぜひこれらの方法を積極的に取り入れてくださいね。