単品リピート通販で成功するには?コストの見直しが重要!

単品通販を運営していくうえで、最も重要視されるのは、リピート購入してくれる顧客の獲得です。

しかし、それだけでは、収益を上げ続けていくことはできません。

他の一般的な通販と同じように、無駄なコストをカットすることも必要なのです。

そこで今回の記事では、単品通販におけるコストカットについて説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

単品通販とは?

単品通販とは、1種類もしくは少数の商品を販売していくECビジネスです。

ほとんどの場合、取り扱う商品は、自社オリジナル商品やOEM商品であり、他のサイトでは取り扱っていない独自の商品を販売していくことになります。

そのため、販売開始時には、商品は全く認知されていませんので、まず、商品の認知度を高め、新しい顧客を集客していく必要があります。

そして、その集まった顧客に、いかに継続して商品を購入してもらうことができるかが、このビジネスの成功のポイントとなります。

こういったビジネスの特性から、単品リピート通販、リピート通販と呼ばれることもあります。

また、このビジネスの特性として、定期購入と言う仕組みが多いことも挙げられます。

定期購入は、一度契約をすれば、決められた周期で商品が届けられる仕組みのサービスであり、リピート率を高めるために最も効果的な手法です。

単品通販では、仕組みを取り入れることにより、継続的な売り上げを見込むことができるのです。

単品通販にもコストカットが必要!

単品通販は、まず初めに、赤字になってもコストをかけて新規の顧客を獲得し、その顧客をリピート購入、定期購入に誘導し、収益を上げていく先行投資型のビジネスです。

そのため、獲得した顧客をリピート顧客として維持するのが前提となりますが、安定した利益を確保するためには、新規顧客獲得にかかるコストを削減することも重要です。

新規顧客獲得にかかるコストは、大きく3つに分けることができます。

まず、1つ目のコストが商品の製造に関連する費用です。
商品製造費用、パッケージ、同梱物、印刷費用などがこれに該当します。

2つ目のコストが、販売に関連する費用です。
配送料、カスタマーサポート費用、システム費用などがこれに該当します。

3つ目のコストが、広告に関連するコストです。
広告素材の制作費用や広告出稿費用がこれに該当します。

単品通販は、ECが主であり、実店舗を持たないため利益を上げやすいと言われていますが、運営していくうえでは、他の通販と同じように、上記に挙げたコストや人件費など様々なコストがかかります。

いくら利益を上げやすいと言っても、実際に利益を出していくためには、適切なコストカットが必要なのです。

しかし、これらのコストは、運営上必要なものであり、ただ闇雲にコストカットすればよいというわけではありません。

コストの中にも、コストカットしやすいものとしにくいものがありますので、しやすいところを適切にカットしていくことが重要なのです。

配送に関する無駄なコストをカットする!

具体的に、コストカットしやすい項目として挙げられるのは、配送に関する費用です。

この配送に関する費用の中で、まず大きいのが顧客に商品を配送するための配送料です。

顧客が増え、配送料を会社側が負担するケースが多くなれば、配送料は大きな負担となります。

それをカットするには、メール便などポストに投函できる配送サービスの活用が効果的です。

実際に、商品開発の段階から、この配送方法を利用することを前提として商品を設計している企業もあるそうです。

商品のサイズによっては、利用できない場合もありますが、通常の配送料と比較すると大幅なコストカットが見込めます。

ただし、この配送方法はポスト投函となるため、代引き決済が使用できません。

そのため、クレジットカード決済、後払い決済など保証が付く決済方法を導入する必要があります。

ただし、この配送方法は、前述のように、商品のサイズによっては利用することができません。

その場合には、商品を梱包する箱のサイズをできる限り小さくするという工夫で、コストカットすることが可能です。

宅配便の配送料と言うのは、箱のサイズと重さで決まり、数㎜の差であっても配送料は変わります。

そのため、何十個も配送する場合には、大きなコストダウンとなります。

単品通販の場合、商品の数が少ないわけですから、事前に最もコンパクトに梱包できる資材をそろえておくことも、コストカットのためには有効となります。

まとめ

単品通販とは、一般的な通販とは異なる特性を持つビジネスですが、簡単に利益を上げ続けることができるというわけではありません。

実店舗を持たなくても、運営していくうえでは様々なコストがかかりますし、人的コストもかかるのです。

従って、利益を確保するためには、無駄なコストをできる限り削減していくことが必要なのです。

しかし、欠かすことのできないコストも多くありますので、闇雲に削減する必要はありません。

今回説明したような、配送料など削減しても良いと判断したものだけを、適切にカットしていくことが大切なのです。