成功するネット単品リピート通販事業、失敗する事業との違いは何?

ネット通販は、実店舗を持つ必要がないことから、初心者でも簡単に開業することが出来ます。

しかし開業することはできても、全てのショップが成功するとは限りません。

ネット通販に参入する数も増えていますが、一方で失敗し撤退する方も多くいるのです。

そこで今回の記事では、成功するネット通販と失敗するネット通販の違いについて説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

成功するネット通販の特徴とは?

ネット通販で成功しているネットショップには共通した特徴があります。

それは、ユーザーに安心感を与える情報を分かりやすく掲載していると言うことです。

ネット通販では、ユーザーは、初めて訪れたショップが買い物をしても安全なのかを不安に思っていることが多くあります。

そして、そこで少しでも不安な点や疑問な点があった場合、購入に至ることはありません。

そのため、ネットショップ側では、様々な情報をユーザーに提示し安心感を与えることが必要になります。

その中で特に重要なのが、電話番号を表示することです。

電話番号を載せることで、直接ショップ側と連絡が取れると言うことを伝えることができますので、ユーザーに安心感を与えることができますし、ネット上でのやり取りに不安のあるユーザーを電話注文と言う形で拾うことも可能となります。

また、ネットショップの店長やスタッフ、生産者の顔写真を載せることも非常に有効です。

顔の見えないネット通販では、相手の顔が確認できるだけでユーザーの不安感を低下させることができ、売り上げの向上にも繋がっていくのです。

さらに、ユーザーの不安感を低下させるのが、ショッピングの利用ガイドの表示です。

ユーザーが気になる配送方法や送料、決済方法などを分かりやすく表示することで、ショップへの信頼感を上げ、購入を促すことができます。

また、決済方法についてですが、多くのユーザーは初めて利用するショップで、クレジットカードを利用したり、銀行振り込みの先払いで商品を購入することに抵抗を感じます。

そこで有効となるのが後払い決済の導入です。

後払い決済は、商品の到着後にコンビニや銀行、郵便局などで支払いが可能であるため購入がしやすくなり、さらにクレジットカードを持たない世代のユーザーも拾うことができます。

ただし、一般的には、ネット通販ではクレジットカードの使用が過半数を超えるめ、クレジットカード決済は必須条件となります。

成功しているネットショップでは、以上のような情報を分かりやすく表示し、ユーザーに安心感を与え、売り上げに繋げています。

またこのようなショップでは、サイト内もユーザーが買い物をしやすいように工夫されているのがもう一つの特徴です。

買い物かご(カート)に入れるボタンや購入決定ボタンを間違わないように大きく表示すると言ったことや、決済ページでユーザーが離脱する事がないように個人情報の入力をしやすくする、決済画面で不安感を与えないようサイトの雰囲気を壊さない色をベースとすると言った工夫がなされており、どれもユーザーに安心感を与え購入しやすくなるように設計されているのです。

特に、新しいショップで個人情報を入力することを面倒に感じるユーザーは多く、この入力画面で離脱してしまうことも多くあります。

そのため、ユーザーの入力の負担を極力減らすよう工夫することが重要となるのです。

失敗するネット通販の特徴とは?

一方で、失敗してしまうネット通販にも共通する特徴が見られます。

まず、多く見られるのが、手間なく簡単に開業できることから、何のコンセプトも持たず安易に開業してしまったネットショップです。

ネット通販においては、まずお店のコンセプトが非常に重要です。

どんな商品を、どのようなターゲットに対し、どのようにして販売していくのかと言うことを事前にしっかりと考えておく必要があります。

これを考えておくことで、ターゲットとするユーザーの立場で何が欲しいのかと言うことが考えやすくなりますし、サイトのデザインや商品傾向などにも一貫性が出てくるのです。

これを怠り安易に開業した場合、多くのショップが売り上げを上げられず撤退していくことになると言うことです。

また、事前にどういった集客施策を行うのかと言うことを考えていない場合も、多くは失敗に繋がります。

実店舗であれば、偶然訪れるお客様もいるかもしれませんが、ネット上では集客を行わなければ、ユーザーが訪れてくれることはありません。

実際に売り上げを上げている成功したネットショップでは、あらゆる集客施策を時間と手間、費用をかけて行っています。

集客の予算があまり無いのであれば無料の施策を試すのも良いですが、ただし、無料の施策は効果が出るまでに時間がかかることが多く、短期間で効果を得たい場合には広告費用をかけて集客を行う必要があります。

その場合、集客が可能な有料のショッピングカートを利用することも有効です。

さらに、失敗してしまうネットショップの特徴として挙げられるのは、リピーター対策をしていないと言うことです。

集客施策によって新規のお客様を集めても、そのお客様がその後も継続して購入してくれなければ安定して売り上げを上げることはできません。

そのため、成功しているネットショップでは、新規顧客の獲得と同様に既存の顧客の維持、リピーターに対する対策も重要視しているのです。

まとめ<・h2>
ネット通販で成功するショップ、失敗するショップにはそれぞれ共通の特徴があります。

成功するショップの特徴の中には、ネット通販で成功するための秘訣がたくさんありますので、これをお手本として運営することが大切です。