単品リピート通販によるメールマーケティングでの間違ったアプローチに注意!

メールマーケティングは、良く行われている手法ですが、多くのECサイトでは、その効果を得られていないようです。

その原因は様々ですが、ユーザーに対し間違ったアプローチを繰り返し失敗しているECサイトも多く見られます。

そこで今回の記事では、メールマーケティングの失敗の原因について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

メールマーケティングとは?

メールマーケティングとは、ユーザーにメールを発信し、何らかの行動を起こすよう促すマーケティング手法です。

このメールは、ただ発信すればよいと言うわけではなく、まずメールマーケティングにおける最終的な目標を定め、その目的を達成するために、ユーザーにどのようなメールを発信し、どのような行動を促せばよいのかを考え配信していくことが大切です。

ただし、このメールマーケティングには、ユーザーのアドレスが欠かせませんので、まず会員登録や問い合わせ、資料請求などの際にメールアドレスを入手する必要があり、またその際にはメール配信の許可を得る必要があります。

メールマーケティングには、いくつかの手法があり、それぞれ目的に合わせて活用します。

この手法の中で、最も良く知られているのがメールマガジン(メルマガ)で、メルマガは購読してくれているユーザーに定期的に情報を発信する手法です。

メルマガは登録してるユーザ全てに同じ内容のものを届けるため、内容としては、新製品やキャンペーン、セールなどの情報、ホームページの更新などがほとんどで、直接成果に繋がるものではありません。

それでもメルマガを発信するのは、すべてのユーザーに情報を定期的に届けることで、信頼を得ることを目的としているからです。

メールマーケティングの失敗の原因

メールマーケティングには、以上のような特徴があり、比較的費用が掛からないことから、取り入れているECサイトが多い手法でもあります。

しかし、メールマーケティングを取り入れているすべてのECサイトが成功しているわけではなく、多くのECサイトが間違ったアプローチによって成果を上げることができずにいるのです。

配信は適切な頻度で行う!

良く聞かれる失敗として挙げられるのは、メール配信の頻度が多すぎると言うことです。

メールマーケティングはあまりやりすぎると、ユーザーから敬遠され、メールを読んでもらえないだけでなく、配信拒否されてしまうこともあります。

しかし、それを恐れて配信を減らしすぎると、今度はどこのサイトなのか認識してもらえないと言うことも良くありますし、次回購入を考えた際に思い出してもらえないと言うことにもなりかねないのです。

こういったことから、メールの配信は適切な回数とタイミングで行い、ユーザーから忘れられないよう送り続けることが大切なのです。

件名や差出人名は分かりやすくする!

次に挙げられるのが、メールの件名や差出人名が分かりにくい、伝わりにくいと言うことです。

ユーザーは届いたメールの件名と差出人名を確認してからメールを開封しますので、その件名や差出人名が分かりにくいものであると開封する価値がないと判断されてしまいます。

そのため、件名は、キャンペーンやイベント名、新商品の品名などメールの内容が伝わりやすい、ユーザーが読んでみたくなるような件名を作成することが重要です。

また、差出人名がはっきりとわからなければユーザーがメールを開封する可能性は低いですから、差出人名はどこからのメールか明確に分かるようにすることが必要になります。

全配信では効果は得られない!

また、先ほど説明したメルマガのように、登録しているすべてのユーザーに同じ内容のメールを送ると言うのは、メールマーケティングの効果を最大限に得られる手法ではありません。

メールマーケティングとは、有益な情報を、必要としているユーザーに、適切なタイミングで送り、それを成果に繋げていくことなのです。

せっかく手間をかけて配信するのであれば、読んでもらえなければ意味がありませんし、読んでもらうためには、それぞれのユーザーのニーズに合わせた情報を、ユーザーが必要としている時に配信しなければならないのです。

メールマーケティングだけに頼りすぎない!

さらに、メールマーケティングだけに頼りすぎていることも、失敗する原因として挙げられます。

メールマーケティングは、リピート購入に対して効果の期待できる手法ですが、新規顧客の獲得にはあまり効果は期待できません。

それにもかかわらず、新規顧客獲得の対策を蔑ろにして、メールマーケティングによるリピーター対策に頼りすぎると、いずれ問題が生じてきます。

ECサイトにおいてリピーターは非常に重要ではありますが、顧客の中でいわゆる優良客と言われる顧客に成長するのは2割程度しかいないのです。

そのため、継続的に新規顧客の獲得を行わなければ、時間とともに購入客は減ってしまいます。

こういったことから、新規の集客とリピーター対策はどちらも継続して行っていかなくてはならないことであり、どちらかに偏ることがないようバランスよく続けることが重要だと言えます。

そして、これらのマーケティングは、ECサイトを運営している以上、ずっと継続していかなければならない事なのです。

まとめ

メールマーケテイングは、適切な頻度とタイミングで行えば効果を得られやすい手法ではありますが、頻度が多すぎるなど一歩間違えるとユーザーから敬遠されてしまうこともあります。

また、内容が乏しいものや、ユーザーに有益な情報がないメールを配信し続けても意味はないですので、せっかくメールを送るのであれば内容にも気を使うことが必要です。

効果を得るためには、手間のかかることを繰り返していかなくてはなりませんが、こういった地道な努力が、メールマーケテイングを成功へと導いてくれるのです。