単品リピート通販のメールマーケティングには効果測定が必須!

メールマガジンなどのメールマーケティングは、良く知られているマーケティング手法であり、多くのサイトで取り入れられています。

しかし、効果が出ないこともあり、改善が必要なケースも多く見られます。

その改善策として、内容やリンクを見直すと言った対策をしているサイトも多いようが、こういった場合に、まず行わなければならないのが効果測定です。

そこで今回の記事では、メールマーケティングの効果測定について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

効果測定とは?

メールマーケティングは、一定期間行って効果が出ない場合、そのままの状態で続けていても意味がないですので、効果が得られるように何らかの形で改善していく必要があります。

しかし、その前に、なぜ効果が出ないのか、その原因を特定することが重要であり、それによって改善しなければならない点が明確となるのです。

そして、この原因を特定するために行うべきであるのが効果測定です。

効果測定は、メルマガだけではなく、メールマーケティングのすべての施策において有効な方法です。

具体的には、配信されたメルマガやメールがきちんと届けられているか?どの程度読まれているのか?どの程度購入に繋がっているのか?と言ったことを確認するため、メールの到達率、開封率、クリック率、コンバージョン率を分析します。

効果測定の方法

到達率は、配信したメールが顧客に届いた割合を表します。

メールは、メールアドレスの間違いや変更、受信拒否、容量オーバー、迷惑メールフィルターによる除外などの理由で到達しないことがあり、その割合を測定するのがこの指標の役割です。

開封率とは、名前の通りメールが開封された割合を表します。

一般的には、メルマガの場合開封率は10%程度と言われ、開封率が低いほど顧客に読まれていないということになります。

ただしこの数字は、あくまでも目安であり、効果測定においては、継続して測定を行い、前回の開封率と比較して行くことが大切です。

クリック率とは、メールに記載されているURLがクリックされた割合を表します。

このクリック率を分析する前に大切なのが、ジャンルの異なる複数のURLをメールに記載することです。

こうすることで、メールを受け取った顧客がどのジャンルに関心を示すのかを知ることが可能となります。

コンバージョン率とは、メール配信が、購買、問い合わせと言った成果に繋がった割合を表します。

これは、メールから成果がどの程度発生しているのかを確認するために非常に重要な指標ですので、必ず検証する必要があります。

効果測定を活かす改善方法

効果測定により、到達率が低いと判断された場合は、配信リストを見直すことが必要です。

まず、到達していないメールアドレスをリストから除外し配信を停止します。

また同時に、リストを分類(セグメント)することも重要です。

1つのリストで管理するのではなく、顧客の属性、嗜好、関心などにより分類することで、到達率だけでなく、開封率の向上に役立てることができます。

メールの開封率が低い場合の対策としては、まず、件名(タイトル)を見直すということが必要になります。

メールを受け取る顧客は、そのメールを開封するかどうかを、件名を見て判断します。

そのため、顧客が関心を示すような訴求力のある件名を作成することが重要です。

その際、メールを読むことで顧客にどんなメリットがあるのかを伝えると効果的です。

さらに、メールの配信時間、配信頻度を見直すことも大切です。

配信時間は、顧客の属性や年齢、ライフスタイルなどから、顧客がメールを見る時間帯を予測し設定するのが効果的です。

配信頻度は、多すぎると顧客に不快感を与える恐れがありますので、一日に何度も送信する、同じ内容のメールを何度も送信すると言ったことは避け、配信数を設定していきます。

そして、この開封率は、一度で判断するのではなく、配信のたびに分析を行うことで、個々の顧客の関心や嗜好を把握することが可能となります。

クリック率が低い場合は、メールの内容に問題があることが多く、同一の内容のメールを何度も送信していると言った場合にクリック率が低下することがよく見られます。

特に、メールを作成する際にテンプレートを使用している場合は、必ずコンテンツの更新を行い、顧客にとって有益な情報を掲載することが必要です。

また、メールのレイアウトや背景色などデザインを変更することも効果的ですし、複数の画像を挿入し顧客の目を惹きつけることも有効です。

また、URLはあくまでもメールの内容に沿ったものを挿入することが重要であり、ただやみくもにURLを羅列しても顧客の反感を買うことにもなりかねません。

クリック率を改善したいのであれば、クリックすることで顧客にどんなメリットがあるのかを提示し、クリックしやすい用工夫をすることが大切なのです。

コンバージョン率が低い場合の原因として考えられるのは、サイトに問題があるということです。

例えば、配信したメールの内容と移行先のサイトが異なる場合、顧客は違和感を感じます。

具体的に言うと、キャンペーンの告知のメールであるにも関わらず、移行先はトップページであった場合、顧客はキャンペーンの情報を求めているのに、すぐにその情報にたどり着けず、ストレスを感じてしまうと言うような事です。

これが、すぐにキャンペーンの告知ページに移行できていれば、その顧客はキャンペーンに参加していたかも知れないのです。

これを防ぐには、メールの内容と移行先のサイトにギャップが生じていないかを確認し、さらに移行先のサイトを顧客に有益なものにすることが重要となります。

まとめ

効果測定は、メールマーケティングで効果を得ることができていない場合、まず行わばければならない重要なものです。

効果測定を行うことにより、改善すべき点が明確となり、効果的なメールマーケティングを行うことができるようになるのです。