ネット上の単品リピート通販において購入率が悪い時の4つの対策

今、商品販売をしたいと思う企業や個人は、インターネット環境の普及から、路面店舗を構えるよりもメリットが多い「ネット通販」を選択し、商品やサービスの販売を行うことが多くなってきました。

大手企業だけでなく、一般個人でも誰でも簡単にネット通販ショップを開設できることができるようになっているので、ご興味のある方や、既に開設されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

ですが、メリットが多いとはいえ、絶対的に頻繁に購入してもらうことができるなんて保証は一切ありません。

理想とするネット通販ショップを開設したとしても、なかなか思うように商品を販売できず、購入率が悪いと悩まれている場合もきっとあることでしょう。

そこれ今回は、ネット通販において購入率が悪いときの4つの対策についてお話したいと思います。

今、ネット通販ショップを開設していて、購入率にお悩みがある方や、これからネット通販ショップを開設しようと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

対策1:この商品を購入する理由を伝える

商品を購入するお客様は、支払う商品代金に対して得ることが出来る価値を求めています。

もし他店と類似する商品を扱っているのであれば、「なぜ自社ショップで購入するのか」「どんな差別化があるのか」「この商品を買うことのメリットは」ということをお客様に分かるように明確に記載をしましょう。

まだ商品購入を決断していないお客様にとって、商品のこだわりやスペックはもちろん知りたいことではありますが、販売者側が伝えなければならないことは、「自社で購入し、届いた商品はお客様にとってどんな幸せをもたらすのか」という、お客様の感情に訴え
かけることです。

大きく見ると、ニーズだけが高まっているお客様であれば、何もせずとも購入してくれるのですが、いかにそれ以外のお客様に自社商品を購入してもらうのか、ということが重要なのです。

自社の働きにより、いかにお客様の心を掴み、継続的な購入に引き上げるか、ということが購入率に大きく関わってくるのです。

対策2:商品決済手段を見直す

あなたが行っているネット通販サイトの決算手段はいかがでしょうか。

ネット通販サイト運営者でよく聞く話が、「決済手段は銀行振り込みのみ対応している」ということがあります。

クレジットカード決済にすると、クレジット利用手数料によって利益率が下がってしまうことが多くの理由に挙げられています。

ですが、ネット通販サイトユーザーの希望する決済手段は、1位がクレジットカード、2位が商品到着後の銀行・郵便振り込み、3位がコンビニに伝票を持参して支払う、4位が代金引き換え、5位が決算代行サービス、6位が電子通貨、7位が商品到着前の銀行・郵便振り込みとうような調査結果があります。

このように、ユーザーが希望する決済手段はさまざまあり、その中でも「クレジット決済」はユーザーにとって利便性が高く利用したい、という意見が多いのです。

最近ではネットショップでの決済サービスが多くなってきているので、決済手段を増やすことは難しいことではありません。

もし多少の手数料を支払わなければならない場合でも、決済手段を増やすほうが、間違いなく購入率が上がるのです。

対策3:ホームページデザインを見直す

もし、個人や自社でネット通販サイトを運営している場合、大手ネット通販企業と比べると信頼度が少し落ちてしまうことが予想されます。

ですので、お客様からすると大手ネット通販企業であれば、難なく商品を購入するものの、運営元がはっきりしていない怪しい企業からは商品を購入することを躊躇してしまうという傾向があります。

同じ商品を扱っていたとしても、自社のホームページデザインがあまり美しくなかったり、極端にシンプルすぎたり、欲しい商品が見つけられにくかったりすると、それだけで商品の購入率は下がってしまうのです。

ホームページは実際の店舗だと思い、見映えや商品検索のし易さをしっかり配慮して、ホームページデザインを考えましょう。

対策4:期間限定メリット・キャンペーン

購入率がなかなか伸びないときは、期間限定のメリットやキャンペーンを行うことがおすすめです。

期間限定のクーポンや割引、ポイント付与など、お客様が「今」商品を購入することに対してのメリットを訴えましょう。

消費税前の一時的な転換率上昇なども、期間限定のメリットとしてはいい機会ですね。

一般的に見ると、期間限定のキャンペーンを行う際は、購入率が上昇し、キャンペーン終了時には購入率が低下しますが、その後の影響もしっかり考慮するとトータルでは購入率が上昇することが多いので、非常に有効な対策と言えるでしょう。

まとめ

以上、ネット通販において、購入率が悪いときの4つの対策についてお話させていただきました。

意外と見落としてしまっている点も多いかと思いますので、運営者視点ばかりで考えるのではなく、お客様視点でしっかりと考えるといった、「当たり前」のことをすることで、購入率は大きく変わってくるのです。

ネット通販サイトの購入率でお悩みの方は、ぜひまずはこの4つの対策から取り組んで下さいね。