インスタグラムは、年々ユーザーを増やし続けている人気の高いSNSであり、マーケティングに活用している企業も増加しています。
しかし、インスタグラムの広告機能は日々進化をしているため、使いこなしていくためには、その特徴や活用方法を正しく理解する必要があります。
そこで今回の記事では、進化するインスタグラム広告の活用方法について説明したいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
インスタグラムは、画像や動画を共有することができる無料のアプリケーションサービスです。
投稿するためには、スマートフォンアプリが必要となりますが、閲覧のみであればPCからでも可能です。
ユーザー数は年々増加しており、若年層から中高年層まで幅広い人気を得ていますが、特に女性ユーザーが多いのが特徴です。
FacebookやTwitterなどほかのSNSと連携することも可能であり、情報を幅広いユーザーに拡散することができます。
インスタグラムでは、2015年の10月から運用型広告の提供が開始されています。
この広告は、インスタグラムのタイムライン上、またはストーリーズ上に、画像や動画などを出稿します。
成果報酬型の課金形式で、細かい設定も可能ですので、他の広告と比べ低予算から無駄のない出稿ができるのが特徴です。
広告の種類としては、静止画(写真)広告、動画広告、カルーセル広告、ストーリーズ広告、コレクション広告、インスタントエクスペリエンス広告、ブランドコンテンツ広告の7種類の広告があります。
これらは、それぞれ特徴が異なり、条件やサイズなども異なりますので、自社の商品やサービスに最適な種類を選択することが大切です。
この広告には上記のような特徴がありますが、最も大きな特徴は、精度の高いターゲティングが可能であると言う点です。
この広告は、facebookと同様の広告システムを持ち、双方のユーザーデータの使用が可能であり、さらに、提携しているデータ分析会社のデータも活用することができます。
そのため、年齢、性別、居住地と言った基本的なデータはもちろんのこと、ユーザーの趣味や嗜好、職業、ライフスタイル、また、収入、資産情報など、ユーザーに関するあらゆる詳細な情報をターゲティングに活用することができるのです。
この精度の高いターゲティングは、商品やサービスのブランディングにおいて非常に効果的であり、限られた予算であっても、それを最大限に活用することが可能となります。
この広告には、さまざまな種類がありますが、どの種類を選択するのであれ、注意しなければならないポイントがあります。
まず重要なポイントとしてあげられるのは、画像や動画と言ったクリエイティブがユーザーにとって魅力的であることです。
インスタグラムはビジュアルに特化したSNSであり、何よりも重要となるのは、ビジュアルが魅力的であることなのです。
インスタグラムを愛用するユーザーは、そうした人を惹きつける魅力のあるクリエイティブを求めており、ユーザーにとって魅力のないクリエイティブはすぐに流されてしまいます。
そのため、クリエイティブを制作する際は、今現在流行しているトレンドを抑えつつ、成功事例なども参考に作りこむことが必要です。
ただし、流行だけにとらわれず、自社のブランドや商品が持つ独自の世界観も活かしていくことも重要となります。
このように、この広告にとってクリエイティブは非常に重要な要素であるわけですから、他の広告で使用したクリエイティブを使いまわさないと言うことも重要なポイントの一つです。
ユーザーは思っているよりも敏感ですので、クリエイティブが使いまわされていることを感づかれることもありますし、違和感を感じるケースもあります。
広告ごとにクリエイティブを制作するのはコストや時間がかかるかもしれませんが、成果を出したいのであれば、この広告に最適なクリエイティブを制作することが大切になります。
この広告では、次々と新しい機能が誕生していますが、基本は上記のように、ユーザーの目を惹きつける魅力的なクリエイティブを制作することです。
そして、インスタグラムはそもそもユーザーの感情に訴えかけるSNSなのですから、ユーザーにとってその商品がどれほど魅力があるか、そのサービスを利用することにより、どのように生活が豊かになるか、と言ったことを感情的に訴求していくと言うことも重要なポイントとなります。
その商品のスペックや競合商品との比較と言うようなことは、他の広告でも伝えることが可能であり、わざわざこの広告で伝える必要はないのです。
この広告では、商品そのものよりも、商品やサービスを使用するという体験を伝えることが効果的なのです。
インスタグラム広告は、これまでの広告運用とはまったく異なる特性を持っているため、これまでの知識や経験は役に立たないことを留意して取り組む必要があります。
しかし、これからの広告運用にはなくてはならないものであり、事業を成長させるためには非常に重要です。
そのため、この広告の特性を正しく理解し、今回説明したように最適なクリエイティブの制作に注力することが大切です。
この広告の機能がどのように進化したとしても、基本は変わりませんので、ユーザーにとって魅力的なクリエイティブを提供し続けることが重要となるのです。