単品リピート通販のネットショップを副業で行う場合の注意点

ネットショップを副業で行う場合の4つの注意点

今、誰でも気軽にインターネット上で商品売買を行うことができる時代になりました。

ですので、商品販売店舗を持つ企業がネットショップを開設したり、個人事業主として新たにネットショップビジネスに参入したり、サラリーマンの方が本業とは別に、副業としてネットショップ運営を始めることが多くなってきています。

特に「副業」としてネットショップを運用することは非常に注目を集めており、「サラリーマンの副業」「ダブルワーク」「ママ、主婦の女性起業」など、国を挙げて促進されているのです。

フリマアプリやネットショップ開設ツールを用いて、ハンドメイド商品や仕入れた商品で、盛んに個人売買を行われるようになっています。

今の時代背景もあり、この個人の副業としてネットショップを運営し、個人が成功しているというケースは非常に多くなってきています。

ですがもちろん、ネットショップを副業で行うことは、誰でも簡単に成功するというわけではありませんよね。

そこで今回は、ネットショップを副業で行う場合の4つの注意点についてお話しさせていただきたいと思います。

サラリーマンの方で副業をはじめあこれから個人でネットショップ運営を行っていきたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

出店場所やシステムは「なんでも良い」は危険

まず第一の注意点としては、ネットショップサイトを出店する場所、そして今後のシステムに関することです。

「何でも良い」という考えは非常に危険です。

自分や商品に合う「販売方法」と「開業方法」を知ることが重要です。

ネットショップの開業を決意した場合には、まず「どんな商品を、どんな方法で、どこで売るか」ということを考えましょう。

副業だからこそ、「何でも良いからとにかく始めよう」と思ってしまいますが、これを納得するものにするかしないかで、今後の成功と失敗の分かれ道となります。

ですのでしっかり時間をかけて考える必要があります。

ネットショップをより長く運営し、そして安定した利益を得るには、「自分がどのようにして販売したいのか」「販売する商品やターゲット層に合った販売場所」が非常に重要になります。

大手ショッピングモール、ショッピングカートサービス、独自のネットショップ開設、フリマアプリ、オークションアプリなど、さまざまな販売方法や販売形態があるので、まずはじっくり調べてメリットやデメリットを知りましょう。

「開業届」「個人事業主届」が必要となる場合がある

ネットショップサイトを個人で開業した場合、副業であっても基本的に、開業1ヶ月以内には「個人事業の開廃業届書」と「個人事業の開始申込書」この二つの書類を役所に提出しなければなりません。

そして、個人もしくは個人事業主としてネットショップを運営し、利益を得た場合には毎年確定申告が必要となります。

税務署に利益を得たことを報告し、所得税などの税金を支払わなければなりませんので、利益を出た場合の確定申告のことを考え、ネットショップ運営に必要となった費用の領収書などをしっかり保管しておきましょう。

食品を販売する場合には、場合によって免許が必要となる

ネットショップにて商品を取り扱う場合には、「食品衛生責任者の免許」と「食品衛生法に基づく営業許可」の免許が必要になります。

農産物を仕入れて直送する場合や、加工品を仕入れて販売する場合、市販のコーヒーや紅茶、缶詰、スナック菓子などを販売するにはこれは必要ではありませんが、自分自身で加工して販売するものや、鮮魚乳製品であれば、各都道府県に設置されている保健所に届ける必要があります。

また、アルコール度数が1度状の酒類を販売する場合には、「一般酒類小売業の免許」が必要になります。

適用されるものや適用されないものは細かく分けられているので、取り扱う食品がどういった対応が必要なのか迷われた場合には、お近くの税務署に相談しましょう。

「特定商取引法に基づく表記」

個人でネットショップを運営し、商品売買を行ったり、サービスの提供を行うには、ネットショップサイトに「特定商取引法に関する法律の表記」を掲載しなければなりません。

オークションアプリやフリマアプリで商品販売を行う場合には、この表記は必須ではありませんが、ネットショップに出店する際や個人でネットショップを開設する場合には、必ず必要となります。

「販売業者名」「代表責任者名」「所在地」「電話番号」「対応可能時間(営業時間)」「メールアドレス」「ホームページURL」「販売価格」「商品代金以外の必要料金」「引き渡し時期」「お支払方法」「返品・交換・キャンセルについて」「返品期限」「返品送料」などを細かく明記しておきましょう。

まとめ

以上、ネットショップで副業を行う場合の4つの注意点についてお話しさせていただきました。

副業だからこそ、曖昧にしてしまいなことが多くあるかと思いますが、開始時には特に注意しなければならないことが多くあります。

ネットショップを副業として成功を収めている方は、まず開業時にさまざまな注意点を理解し、軌道に乗せているのです。

ぜひまずはこの4つの注意点を意識して、開業準備を行って下さいね。