単品リピート通販のネットショップにて客単価を上げる確実な方法

ネットショップを運営されているみなさま。

「なかなか客単価が上がらない」「客単価を上げようと工夫しているのに、どれも成果が出ない」と悩まれていることはありませんか?

ネットショップの運営において、客単価を上げることは、ネットショップ運営の効率を上げることができますので、誰しもが客単価を上げることを目標とするでしょう。

たとえば一人の顧客に対し、100円のモノを販売し、1,000人の顧客に販売した場合の売り上げは、100円×1,000人=10万円ですが、5万円のモノを販売するとなると2人に販売するだけで売り上げは5万円×2人=10万円になりますよね。

こうなると、受注処理作業の労力も大きく変わってきますので、薄利多売の販売方法で失ってしまっていた時間をリソースすることも可能になります。

また、客単価を上げることで売り上げを大きく向上させることにも繋がりますので、ネットショップ運営者としてはぜひ客単価を上げたいと思いますよね。

そこで今回は、ネットショップにて客単価を上げる確実な方法をお教えしていきたいと思います。

ネットショップを運営されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

クロスセル

クロスセルとは、顧客が一つの商品の購入を検討している場合や購入した後に、その商品に関連する別の商品を提案する方法です。

「ご一緒に〇〇はいかがですか?」「〇〇と一緒に使用するとより効果的ですよ」というようなキーワードが、このクロスセルです。

その他にも実店舗で考えた場合、お会計を待っているレジの横で、100円程度のガムやスイーツなど、ついでに購入できるような商品を陳列していますよね。

大手ネットショップ企業であるAmazonでも、クロスセルをレコメンドシステムとして、「この商品を買ったひとは、こんな商品も買っています」というような表示を目にすることがあるでしょう。

このようにクロスセルには、客単価の向上と売り上げ向上に非常に有効な方法なのです。

アップセル

アップセルとは、商品の購入を検討している顧客に対し、上位ランクの商品を提案する方法です。

クロスセルと合わせて実施する方も多いのではないでしょうか。

アパレル系の実店舗でも、「2着目から50%オフ」というアップセルの割引を行っている店舗も非常に多いですよね。

特に高額商品の販売の際には有効的な施策であり、「せっかく買うのならより良い商品を」「高額商品だからこそ失敗したくない」と考える顧客心理に合わせた提案なのです。

送料無料の閾値を設定する

ネットショップで商品を購入する場合、「〇〇円以上で送料無料」というような表示が出ることがあるでしょう。

これは、送料無料の閾値が設定されているのです。

たとえば、平均客単価が2,000円前後のネットショップの場合、「4,000円以上で送料無料」という閾値を設けた場合、消費者は送料無料に惹かれ、1個の購入予定だったはずが2個以上を購入する場合が多くなるでしょう。

消費者がネットショップを選ぶ場合、「送料無料」が非常に重要な事項にもなりますので、送料無料の閾値を設定することは非常に有効な方法です。

ギフト需要のある商品を販売する

ネットショップで人気の高い傾向のある商品として、「ギフト商品」が挙げられます。

「母の日」「父の日」などといった季節需要のギフト商品は、大手ネットショップでも注目を集め、需要が高くなっています。

消費者は、ネットショップでギフト商品が販売されていると、多くの商品の中から比較して商品を選ぶことができ、さらに直接商品を相手に送ることもできますよね。

このようにネットショップとギフト商品はかなり親和性が高くなっています。

さらにギフト商品では、「より良い商品」を探すユーザーが多くなりやすいので、客単価を上げることに繋がるのです。

高額商品を販売する

通常であればこんな高価なものなんて誰も購入しないだろう、と考えられるような商品を用意してみましょう。

顧客にはこの固定概念からこそ、実店舗であまり購入に至ることはありませんが、インターネット上であれば考え方は異なってきます。

非常に多くのユーザーにアプローチをすることができるネットショップだからこそ、その高額商品に魅力を感じるユーザーをキャッチすることもできるのです。

つまり高額商品を探しているユーザーがいる、ということを忘れてはいけないのです。

もちろん、顧客をだますような価格設定では、ネットショップの信頼にも影響しますが、その商品の価値に見合った価格を設定するようにしてください。

また高額商品を用意することで、通常価格の商品が安く感じるという現象も起きやすいので、商品購入にも繋がりやすいのです。

値上げをする

単刀直入過ぎる方法としては、その商品自体の値上げをすること、もしくは割引販売を辞めることも有効でしょう。

まだネットショップのファンも多くなく、値上げをしてしまえば顧客が離れてしまうのではないか、と考える方もいらっしゃるかと思いますが、その悩みを解消するためには、「付加価値を付ける」ことが有効的です。

値上げをしたり、割引を辞める代わりに、サービス内容を手厚くすること、特典を付けること、セット商品を作ることなどの対応が非常に重要になるでしょう。

また、値上げの価格幅に関しても、一度に大きな値上げを行うのではなく、定期的に「10%以内の値上げ」をすることが一番の有効的な方法です。

まとめ

以上、ネットショップにて客単価を上げる確実な方法について、詳しくご紹介させていただきました。

低価格戦争は大手ネットショップ企業だからこそできるものでありますので、小規模ネットショップではあまりおすすめできるものではありません。

だからこそ、確実に効果的な施策を繰り返し行うことが非常に大切になってくるのです。

今、客単価に関するお悩みを持たれている方は、ぜひこれらの方法を組み合わせ、さっそく実施してみてくださいね。