2020年に拡大するであろう単品リピート通販の通販業種とその理由とは

去年の2019年で、通販業界の大きな出来事は、「ZOZOTOWNがYahoo!に買収される」・「Yahoo!とLINEが経営統合」・「楽天の送料無料ラインの統一」などが挙げられると思います。

もちろんいずれも非常に大きな出来事でしたし、ニュースやネットでも大きく報道されていました。

では、今年2020年は通販業界にとってどのような業種が拡大していき、どのような動きが見られるのでしょうか。

今回は、2020年の拡大するであろう通販業種とその理由についてご紹介していきたいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

2020年に拡大する通販業種は圧倒的に「越境EC」

まず、2020年にほぼ確実に拡大するであろう通販業種は「越境EC」だと思います。

その理由として挙げられるが、東京オリンピックの開催です。

4年に一度の世界中が注目するスポーツの祭典なので、2020年は多くの外国人の方が日本に来日します。

そして、EC市場においても例年以上にインバウンド需要が高まるからです。

既に、2019年から徐々に日本の情報を得るために多くの外国人の方が日本のことを検索しています。

特に、日本のグルメや観光地・文化など多く検索されていると思います。

そして、検索をした方の中には興味を持った日本のグルメやお土産などをネット通販を利用して購入している方も多いと思います。

つまり、日本のグルメなどを発信している越境ECが、2020年は海外からの需要やインバウンド需要によって、アクセスが増加し利益を上げやすくなると思います。

2020年にあるであろう通販業界の変化

そして、2020年にあるであろう通販業界の変化は、モール型サイトからの脱却だと思います。

その理由としては、2019年に楽天が発表した送料無料の件が事の発端になっていると思います。

楽天のようなモール型のネットショップに出店しているほとんどのオーナーさんは、楽天に出店させて頂いてる代わりに、出店料や販売手数料などの固定費を支払っています。

ところが、自分でECショップを運営することが出来れば、モール型で出店する際に必要となってくる固定費は必要ではなくなります。

そして、結果として利益率がかなり変わってくるネットショップがかなり増えると思います。

もちろん、楽天のような大手に出店することは知名度があるため、初心者でも利益を上げやすいと言ったメリットがあります。

しかし、ある程度慣れてきたらいつまでもモール型に依存するのではなく、自分でネットショップを作り上げていったほうが、最初は軌道に乗るまでが少し時間は掛かりますが、結果的には、モール型に出店するよりは利益は上げやすいと思います。

そして、先に紹介しているインバウンド需要のある「越境EC」に参入すれば、ECサイトを開業したばかりでも、検索需要があるためアクセスを集めることは今年はオリンピックイヤーなので、特にやりやすいと思います。

しかし、同じようなこと考えている方はたくさんいると思うので、他の競合とどのように差別化していくかが課題にはなってくるとは思います。

そこで一番差別化しやすいのが、運営者の性格や人柄を全面的に押し出すやり方だと思います。

もちろん他にも様々な方法はあると思うので、自分にあったやり方で競合他社との差別化をすることが出来れば、より手堅い利益に繋がるのではないかと思います。

まとめ

今回は、2020年に拡大するであろう通販業種とその理由についてご紹介してきました。

まず、2020年に拡大するであろう通販の業種は「越境EC」業界です。

その理由としては、東京オリンピック開催に向けてインバウンド需要が高まっているからです。

つまり、世界中の多くの方が日本の食・文化・観光スポットなどに注目しているので、需要はかなりあると思います。

そして、2020年に起こるであろう通販業界の変化としては、モール型店舗からの脱却です。

2019年に楽天が送料無料を発表した影響が事の発端となりますが、モール型からBASEやカラーミーショップのような、ECサイトに一本化させる事業主や企業も増加すると予想されます。

その方が、固定費を抑えることが出来て利益率を上げることが容易になるからです。

以上の2つが、2020年に拡大・変化するであろう通販業種と通販業界の形になります。

今回ご紹介している2つは、いずれも去年から・または東京オリンピック開催が決定した時点で予想出来たことですが、もちろん現在の段階では想像もしていない出来事や変化などもあると思います。

そんな業界の変化や出来事などに翻弄されることもあるかも知れませんが、通販はそもそもユーザー(消費者)あってこそ成り立つビジネスモデルなので、自分の抱えているユーザーや顧客などを大切にしていれば、いくら業界自体に大きな変動が起こったとしても、かなり大きな影響を受けることは少ないと思うので、日々のお客様との距離を縮める努力は怠らない方が良いと思います。