この記事では、通販事業初心者がやりがちな失敗例の3つをご紹介します。
通販事業は、店舗型事業と異なり低コストで始めることが出来るため、非常に参入している企業や個人が多いです。
しかし、低コストで始められるからこそ失敗してしまうことや、初心者だからこそ失敗してしまうこともたくさんあります。
そんな通販事業を初めて行う方が陥りやすい失敗例を3つご紹介していますので、この3つを気を付ければ、通販事業のスタートアップもスムーズに行えるのではないかと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
低コストで始めることが出来るのが、大きな魅力の一つでもある通販事業ですが、ネット上の事業でもあるため、訪れる訪問者にインパクトを与えるような「サイトの魅せ方」にこだわる方が非常に多いと思います。
この「サイトの魅せ方」にこだわるあまり、サイトのデザインや配色に時間や費用をかけてしまうのは正直あまりおすすめではありません。
もちろんHPやサイトのデザインはHPの顔とも言える重要な部分でもあるため、時間や手間をしっかり掛けるのも大切です。
しかし、運営していくにつれて必ず「ここを変更したい」・「この部分を別の場所に配置換えしたい」など、後からテコ入れをしていくと思います。
ですので、最初からHPやサイトのデザインにこだわるよりは、作り上げていく中で徐々にリニューアルをしていった方が効率よく事業を展開出来ると思います。
また、予算の内訳も通販事業初心者にとってはなかなか難しい部分ではあると思います。
したがって、次にご紹介する「失敗例2&失敗例3」を参考にすることで、予算の充て方も分かるようになってくると思います。
通販事業において、市場調査とマーケティング戦略は必要不可欠です。
しかし、その市場調査とマーケティング戦略を怠ってしまうと、通販事業は必ずと言ってよいほど失敗してしまいます。
特に初心者の場合、どのくらい調査すればよいか・いかなるマーケティング戦略が良いのかと言った度合が難しかったりします。
特に、どのくらい市場調査を行えばよいかについてはなかなか難しい部分でもありますが、Google Adwardsなどを活用して、小規模なテストを何回も行っていくしか方法はありません。
その小規模なテストを行っていく中で、自分が参入する分野の市場の流れや傾向などを掴むことが出来るので、とにかく実践していくしかないと思います。
またマーケティング戦略については、通販事業は既に飽和状態の分野でもあるのでランチェスター戦略のようなピンポイントの抜け目を狙っていくのが一番効率は良いと思います。
先に紹介した、「時間の充て方・マーケティング調査」をしっかり行っていなければ、具体的な収益計画を立てるのは難しいと思います。
もちろん、もっと初期段階での計画を立てていると思いますが、実際に小規模なテストマーケティングを行ってから計画を練り直さなければ、いつまで経っても成功することは難しいと思います。
ですから、何回も小規模なテストマーケティングを行いデータを蓄積し、そのデータを元に計画を練り直すことが大切です。
そして、練り直した計画を元に再度テストマーケティングをしてみて改善点を見つけてより良い方向へ持って行くという根気が無ければ通販事業は成功しないと思っておいた方がよいと思います。
今回は通販事業初心者がやりがちな3つの失敗例をご紹介してきました。
その3つというのが、
1.時間の充て方を間違える
2.マーケティング調査不足
3.しっかりとした計画が練れていない
の3つです。
もちろん、その他にも固定費や変動費の充て方や予算に対してどの程度充てるべきかという疑問もあると思いますが、3つ目の「しっかりとした計画が練れていない」と費用の充て方も分からないと思います。
そこで、大切になってくるのが2つ目のマーケティング調査です。
1つ目のサイト設計やデザインなどに時間を充てるのではなく、2つ目の「マーケティング調査」に最も時間を掛けて、何回もテストマーケティングをくり返していけば、充てるべき費用の割合も見えてきます。
充てるべき費用の割合やマーケティング調査を行った結果、新たに計画を練り直してまた新たに挑戦してみるといった地道な作業が、通販事業においては最も大切であり、初心者にとってはキツイ部分でもあると思います。
しかし、そのキツイ部分を乗り越えれば、利益を発生させることにも繋がりますし、結果的に通販事業への成功にも繋がると思います。
ですから、通販事業初心者は「とにかくマーケティング調査に最も時間を掛けて、小規模なテストマーケティングをくり返し、データと経験を積んでより良い方向へと改善していくことをくり返す」ということを忘れないようにしましょう。