メルマガは、インターネットが普及し始めたころから行われている基本的な手法ですが、近年では重要視しているサイトは少なくなってきているようです。
しかし、メルマガは顧客とのコミュニケーションや顧客育成に非常に有効なツールであり、うまく活用することが出れば大きな効果を得られることが期待できます。
そこで今回の記事では、効果的なメルマガの書き方について説明したいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
メルマガとは、メールマガジンの略称で、WEBサイトから購読を希望したユーザーに対し一斉に配信されるメールのことを指します。
一般的には、キャンペーンや新製品、セールの告知などの目的で定期的に同一の内容のものが配信されますが、内容に決まりはなく、どのような用途にも利用することが可能です。
このメルマガはメールマーケティングの一つであり、このメールマーケティングにはほかにステップメールと言うものがあります。
ステップメールとは、ユーザーの行動に対し、それぞれに合わせて準備したメールを最適なタイミングで配信するというものですが、一方でメルマガは購読を希望したユーザー全てに同一のメールを配信するものです。
つまり、メルマガはユーザーの動向や関心などがわからない状態で送信するものであり、あくまでもサイト側が送りたいと思う情報を送信するものだと言うことになります。
メルマガを配信するメリットとして挙げられるのは、費用が掛からないと言うことです。
広告など他のマーケティング施策では多額の費用が掛かることがありますが、メルマガは電子メールを利用したものですので、基本的にコストは発生しませんし、一度に同一のものを送信するため手間がかかると言うこともありません。
同様の施策として、ダイレクトメールの発送があり、これも比較的コストはかからない手法ですが、はがき代や郵送代、印刷代などがかかりますし、ユーザーそれぞれにコメントを添えるなどの手間がかかることがあります。
メルマガには2つの形式があり、それぞれ特徴が異なります。
まず一つ目はテキスト形式のメルマガで、これは文字のみで構成されるため、実際の商品の画像などを載せることはできません。
専門役な知識などを必要としないため、誰でも簡単にメルマガを書くことが可能ですが、ユーザーに読んでもらうためにはある程度の文章力が必要となります。
2つ目はHTML形式で、これは画像を載せることができるためユーザーの関心を引くメールマガを作成することができます。
この形式では、開封率を計測することも可能ですので、どのくらいのユーザーが実際にメルマガを読んでくれているのかを確認することも可能です。
ただし、ユーザー側の環境次第で画像が表示されないと言ったトラブルが発生することもありますので注意が必要です。
メルマガはコストをかけずにマーケティングが行える手法ですが、効果を得るためには内容をユーザーにとって有益なものにする必要があります。
内容が乏しいものを読み続けてくれるユーザーはいませんし、ましてや購入に繋がると言ったことも期待できません。
そのため、メルマガは内容を充実させ、ユーザーの目線に立って有益な情報を提供することが必要となります。
まず、内容を充実させると言う点ですが、そのためには配信する目的によってコンテンツを複数用意することが必要です。
販売促進が目的のコンテンツでは、セールやキャンペーンの情報、新製品の情報など、顧客の育成が目的のコンテンツでは、商品の詳しい使用方法や顧客の悩みに合った商品の提案など、ユーザーにとって役に立つ情報を提供していきます。
また、コンテンツの内容が充実していても、読みにくいメルマガではユーザーに読み続けてもらうことはできません。
そのため、読みやすさ、見やすさと言ったことも考えてレイアウトすることも重要です。
次に、ユーザーの目線に立つという点ですが、これは言葉の通り、ユーザーがどういう情報を求めているのかと言うことを考えてメルマガを作成すると言うことです。
ただ、セールの情報や新情報の情報だけを送り続けても、ユーザーに読み続けてもらうことはできないのです。
例えば、新商品の情報であれば、その商品をどのように使用すると効果的なのかと言うことや、スタッフ自身が使用してみた感想を付け加えると言ったことが必要なのです。
ユーザーはレビューや口コミなど、実際に使用した感想を重視する傾向がありますから、スタッフだけでなくユーザーの声などを載せるのも効果的です。
メルマガはユーザーの関心などに関係なく、一方的に情報を発信するものではありますが、多くのユーザーに読んでもらうことができる貴重なコミュニケーションツールでもあります。
そのため、ただ情報を羅列するだけでなく、書き手の意見やコメント、日常の話など親近感を持ってもらえるような内容にすることも大切です。
メルマガによって親近感を持ってもらえることができれば、サイトや商品への信頼も高くなりますので、それが結果として効果に繋がることも期待できます。
さらに、メルマガには、ユーザーに行動を促すという要素も必要です。
メルマガの内容が充実し、ユーザーに読んでもらえたとしても、購入に繋がらなければ意味がないのです。
メルマガで有益な情報を提供し、ユーザーがそれを読んですぐに行動に移れるようにコンテンツを作成することが重要となります。
例えば、おすすめの商品にリンクを設置すると言うようなことですが、ただし、文章の流れを無視した無理のある設定は逆効果になることがありますので注意が必要です。
あくまでも、コンテンツの流れの中で、自然にリンクを設置することが大切になります。
メルマガは、以前から使用されている基本的な手法です。
そのため、マーケティング施策として重要視していないサイトも多いようですが、今回説明したようにユーザーの求める情報を提供することができれば、大きな効果を得ることが期待できます。
毎回内容を充実させると言うのは大変なことですが、費用も掛からない手法ですので、他の施策と同様に重要視していくことが大切です。