ネットショップの運営にご興味のあるみなさま。
ネットショップを運営している人を見ると、華やかで楽しそうで、今の時代に伴った働き方のようで、とても活き活きと仕事をしているように見えますので、自分もネットショップを運営したい、と思われる方は多いことでしょう。
ネットショップ自体は、開設するための費用も特に必要なく、需要のある商材を選び、適切な販売価格を設定することで、商品販売を行えるかと思いますが、実際はそんなに簡単な行程ではありません。
今ではネットショップは数多く存在し、競合他社も数えきれないほど存在してしまうので、基本を知らずに自己流で運営するには成功する確率は限りなく低いことをお分かりでしょうか。
集客活動である「マーケティング」を正しく性格に行わなければ、自社のネットショップにユーザーからアクセスされることもありません。
それ程重要なマーケティングは、「顧客のニーズを知る」ということが重要なのです。
そのマーケティングを行うには、マーケティングフレームワークとも言える「STP」と、マーケティングプランニングに必要である「4P」「4C」を理解しておかなければならないのです。
そこで今回は、ネットショップ運営に必要な、基本の「STP」と、「4P」「4C」について詳しくご説明していきたいと思います。
これからネットショップ運営をしていきたいと思われている方、マーケティング活動に力を入れていきたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
「STP」とは、「Segmentation(セグメンテーション)」「Targeting(ターゲティング)」「Positioning(ポジショニング)」の3つの頭文字を取られた言葉です。
セグメンテーション=市場細分化、ターゲティング=狙う市場の決定、ポジショニング=自社の立ち位置の明確化ということです。
この「STP」は、マーケティングを行う際には必ず明確にしておく必要があります。
自社が販売する商品やサービスは、どの市場に値するものなのか、どのユーザー層から求められているのか、そしてその商品販売ビジネスを取り巻く環境の中でどの立ち位置にいるのか、ということを明確にすることは、戦略を立てることはもおちろん、今後の利益をどれだけのものにするのか、ということにも繋がってきます。
この情報を分析し、全体像をしっかり把握して、「ユーザー目線」での商品販売を行えているか、ということを確認しましょう。
「STP」をしっかり確実に分析することで、ユーザーの行動を客観的に把握することができるので、その結果に応じた事業展開を行うことができるので、結果的に売り上げに繋がりやすいと言えるでしょう。
ネットショップを運営するに当たって一度は耳にすることがあるかと思います「4P」とは、マーケティング活動を行ううえで重要になる4つのPのことを言います。
この4つのPとは、「Product(商品)」「Price(価格)」「Promotion(プロモーション)」「Place(流通)」の4つのことを指します。
マーケティングというものは、これをすれば必ず成功する、という答えがあるものではありません。
さまざまな角度から、いろいろな見方で日々分析を繰り返していくことで、その企業に合ったそれぞれのマーケティングが成功していくのです。
そしてこの4Pは、その基本の軸となるもので、これをひとつでも欠かすことは、まずマーケティング成功の一歩を踏み出せない、ということなのです。
まずはこの4つの視点から、自社が販売する商品やサービスの分析、そして市場の分析を行うことで、自社の強みや弱みが見えてくるのです。
「4C」とは、マーケティングのフレームワークであり、前述した「4P」と深く関連しているものです。
こちらもマーケティングを行う活動上で重要となる4つのCのことを言います。
この4つのCとは、「Customer Value(顧客への価値)」「Cost of the Custome(顧客獲得のコスト)」「Convenience(顧客にとっての利便性)」「Communicaton(コミュニケーション)」の4つのことを指します。
簡単に説明すると、「4P」が販売者側から見た発想とすると、「4C」は4Pをユーザーの視点から見る発想であると言えるでしょう。
以上、ネットショップ運営に必要な、基本の「STP」と「4P」「4C」についてお話させていただきました。
ネットショップの運営を成功させるためには、まずこれらの基本を正しく理解し、より細かな分析を繰り返し、明確にしていくことが非常に重要になるのです。
これからネットショップを運営していかれる方、集客について疑問を持たれている方は、今説明した通り「STP」を理解した上で、運営側の「4P」、ユーザー側の「4C」をそれぞれの視点で分析していくフレームワークを、それぞれを効果的に活用していくようにしてくださいね。