単品リピート通販事業で気を付けるべきジャンルとは?

この記事では通販事業を始める際に、なるべくなら扱わない方が良いジャンル・扱うならかなり気を付けた方が良いジャンルについてご紹介しています。

通販事業は、ネット環境の急速な発展により様々なジャンルの商品がネット内で手軽に購入することが出来ます。

しかし、手軽に購入出来るメリットがある一方で、トラブルも未だに絶えないのが通販事業でもあります。

実際に、消費者センターに掛かってくる電話の多くは通販サイトから購入した商品によるトラブルのケースも多いです。

そこで、今回は通販事業で扱うなら気を付けるべきジャンルを実際のトラブル事例を元にご紹介していきたいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

通販事業で特に気を付けるべきジャンルは「生き物」

通販を利用した消費者と企業側(サイト側)のトラブルには様々な事例がありますが、特に問題とされているのが、生き物を扱う「ペット通販」です。

「ペット通販」は、ブリーダーの元で生まれた子犬や子猫をお客様に売る中継ぎ業者が行っている通販事業になります。

ブリーダーというプロの元で生まれたペットや小動物の多くは血統書と言われる、人間でいうと身分証明書のようなものが付くため、基本的に高額で取引されることが多いです。

血統書が付いているペットや小動物は、いわゆるブランドのような意味合いなのでペット通販業者にもメリットがたくさんあります。

ですので、現在もいくつかのペット通販業者は存在します。

その多くが数十年前から実際のペットショップを経営されている信頼出来る業者も多いのですが、中には悪質なペット通販業者も存在します。

実際の事例

2012年の読売新聞に掲載されていた記事ですが、価格が50万円以上するような高額な犬種をネットで、ペット通販業者から購入したらペットをお迎えしてすぐに衰弱死してしまったという事例がありました。

しかも、一件だけではなくこのようにペット通販を利用して、購入した動物たちが次々衰弱死してしまっている事例はたくさんあります。

せっかく高額なお金を支払ってお迎えした新しい家族が、すぐに死んでしまったらどんな気持ちになりますか?

ペットを販売した側として良心が痛みませんか?

ですので、生き物そのものを扱う通販事業は、初心者は特に手を出さない方が良いでしょう。

動物の食べものに関する通販事業も?

生き物そのものを販売するペット通販も気を付けるべきジャンルではありますが、ペット通販と同じくらい通販事業で厳しくなってきているのが「ペットフード」のジャンルです。

というのも、ペットフードは生き物の生命に関わるジャンルでもあるので、変な外国製のペットフードを購入して病気になってしまったなどの事例が起こってしまった場合、どのように責任を取りますか?

ということになりかねません。

今やペットは家族の一員として一緒に暮らしている人も大勢いらっしゃると思います。

近年では、ペット葬儀やペット用の生命保険なども需要があり、人間と同じ扱いに近くなっています。

そして、これはアフェリエイト業界ではよくある事例ですが、ぺットフードを扱っているサイトが、自分の扱っているペットフードを全て現地にいって製造工程を確認して、取材をして…といった手間を取っている可能性は低いです。

にも関わらず、「安全・安心・ペットに大人気」などと謳っていたら、飼い主はどう思いますか?

ですので、通販事業において「生き物」に関わるジャンルに関しては、初心者は特に手を出さない方が無難だと思います。

もし、どうしてもペットジャンルで通販事業に参入したいと思うなら、ペットの衣服や小物と言った生命に関係のないジャンルの方が、リスクは少ないと思います。

まとめ

今回は、通販事業で気を付けるべきジャンルについてご紹介してきました。

そのジャンルとは「生き物・ペット通販事業」です。

いくらペットとはいえ、生き物を扱う以上「命の責任」が伴います。

高額なペットが売れたから販売して終わりではなく、ペットにはその後の飼い主の元で過ごす人生があります。

通販事業である以上、利益を優先していまうこともあると思いますが、生き物の命を粗末にしてまで利益を得るのって良心が痛むと思いませんか?

また、高額になればなるほど何かトラブルが発生した時、対応が困難になるケースが多いです。

ですので、通販事業を始める際には、なるべく生き物に関わるジャンルは避けることをおすすめします。

それでも生き物のジャンルに参入したいと思うのでしたら、上でも紹介しているように、生き物の生命そのものと関係のないジャンルに参入すると良いと思います。

ペット専用の○○や犬種専用の○○と言ったアイテムは、その種類を飼っている人にとっては魅力的な事だってあります。

ですので、同じペット・生き物の分野でも命そのものに関わらないジャンルだったら、参入してみるのも良いかもしれません。