マーケティング市場において、近年注目されているのが動画を活用したマーケティングです。
そして、その中で最も注目度が高いのがYoutubeを活用したYoutube広告です。
現在でも実際に活用している企業は多く、大きな利益を得ているケースも見られます。
しかし、Youtube広告を運用したからといって、必ずしも成功するわけではありません。
成功するためには、この広告の特徴を最大限に活かしていくことが必要なのです。
そこで今回の記事では、Youtube広告運用のポイントについて説明したいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
Youtubeは、アメリカのYoutube社が提供する世界で最大の動画共有サービスであり、基本的に無料で利用が可能です。
このYoutube社は、2006年にGoogle傘下に入っており、Googleが提供しているサービスとも連携をしています。
PCだけでなく、スマートフォンやタブレットなどの端末からも利用が可能であり、世界中で10億人以上がこのサービスを利用しているといわれています。
また、近年では、広告付きの動画をアップロードし、それにより広告収入を得るYoutuberと呼ばれるユーザーが注目を集めています。
日本国内における、Youtubeユーザーは年々増加を続けており、2020年には8000万人を超えると予想されています。
それに伴い動画投稿数も増加しており、その人気はとどまるところを知らぬ勢いです。
Youtubeユーザーは、特に10代から30代の若い世代が中心となっていますが、40代以上のユーザーの利用も増加しています。
Youtubeには上記のような特徴があり、その人気の高さからマーケティングに活用する企業も増加しています。
そして、このYoutubeの広告の大きな特徴が、動画を媒体とするということです。
動画広告には、テキストや静止画よりもユーザーの関心を惹きやすく、情報を伝えやすいという特徴があり、さらに、Youtube広告であればもちろんYoutubeを活用することができるわけです。
また前述のように、YoutubeはGoogleと連携しているため、Youtubeだけでなく、Googleが提供しているサービスも活用することが可能であり、より幅広い層に広告を配信することができます。
さらに、Youtube広告は、課金方法にも大きな特徴があり、視聴された時間や回数によって料金が発生するかどうかが決まり、再生時間が短い場合には料金が発生しないこともあります。
具体的には、動画広告が30秒以上再生された場合、6秒以内の動画が1000回表示された場合に料金が発生します。
課金料金は3円から20円ほどですが、広告の種類によっては300円を超える場合もあります。
Youtube広告には、インストリーム広告、ディスプレイ広告、バンパー広告、アウトストリーム広告の4種類の広告があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
この中で最も良く知られているのが、インストリーム広告です。
この広告は、Youtubeを視聴したことのある方なら必ず目にする広告であり、動画再生開始時または動画の再生中に配信される5秒後にスキップが可能な広告です。
スキップされた場合には料金は発生せず、30秒以上視聴された場合にのみ料金が発生します。
この、スキップされた場合に料金が発生しないというのは、運用していくうえで利点のように感じますが、広告運用の目的はあくまでも成果につなげることですから、スキップされてしまうことが多い場合には、動画の内容を見直す必要があります。
上記のように、インストリーム広告はユーザー側からみると、興味のない広告をスキップすることができる便利な広告ですが、事業者側から見れば、せっかく広告を出稿しているにもかかわらず、スキップされてしまっては広告を配信している意味がないのです。
広告を配信している以上、最後まで視聴してもらう必要があり、そのためには、スキップする5秒の間にユーザーの興味を引くことが重要となるのです。
5秒経つとスキップすることができるということは、5秒間は必ず視聴してもらうことができるわけですから、動画の冒頭5秒間に伝えたい情報を詰め込んで行く必要があります。
具体的には、最初のシーンで強烈なインパクトを与え、今のシーンは何だろう?とユーザーに思わせるのです。
そこで、ユーザーの関心を多少なりとも引くことができれば、広告を続けて見てもらえる可能性が高くなります。
ただし、その後の動画の内容によってはすぐに離脱されてしまうこともありますので、動画は最後まで手を抜かず作りこむことが大切です。
また、この広告では、的確なターゲティングも重要となります。
動物の動画を好んで視聴しているユーザーに、ペット用品の広告を配信するというように、ユーザーのニーズに合わせた設定をすることも大切なのです。
このユーザーにスポーツ用品の広告を配信しても、興味を持ってもらえる可能性は低いということです。
せっかくの広告を効果的に活用するためには、ターゲットを詳細に設定し、そのターゲットに向けて広告を配信することが重要なのです。
Youtube広告は、動画作成にコストはかかりますが、動画が再生されたときのみ料金が発生する仕組みのため、無駄なコストをかけずに運用することができます。
また、小さな企業であっても広告を配信することは可能であり、ユーザーの興味を引く動画を作ることができれば、大きな成果を得る可能性もあるのです。