ネットショップビジネスを行うみなさま。
独自でネットショップの運営を行う方も多いかと思いますが、売り上げを拡大させるためにECショッピングモールへの出店を検討される方も多いかと思います。
大手ECショッピングモールと言えば、まず第一に思い浮かぶものが「Amazon」ですよね。
もうすでにAmazonで大口出品として商品を販売している方であれば、Amazonにてショッピングカートを獲得することがいかに重要であるのか、ということをお分かりであるかと思いますが、まだAmazonにてネットショップビジネス初心者の方であれば、ショッピングカートはなぜ獲得しなければならないのか、理解していない方も多いかと思います。
そこで今回は、Amazonで「ショッピングカート」を獲得するメリットと獲得資格の要件についてお話ししていきたいと思います。
今後Amazonでのネットショップ出店を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
実際にAmazonの商品販売ページを見てみるとお分かりいただけるかと思いますが、Amazonの商品ページには最も目立つ「カートに入れる」ボタンがありますよね。
このボタンと繋がっている販売者こそ、カートを獲得している状態にあるということなのです。
基本的にAmazonでは一つの商品に対して「一つだけ」というルールが設けられており、同じ商品を出品している販売者の間でカート獲得合戦が繰り広げられているのです。
もしショッピングカートを獲得していない場合は、基本的に非常に目立たないような場所に表示されており、ショッピングカートを獲得しているということは、Amazonがショッピングカート獲得資格を与えているということになりますので、「最もお買い得な商品ですよ」というAmazonのお墨付き商品だと認識されやすく、購入率が大幅に向上するのです。
このショッピングカートを獲得していることは、まず第一に価格が安いことが上げられますが、出品者の信頼性も評価されていますし、Amazon独自のスピード配送サービスである「プライム便」や「お急ぎ便」なども重視されるポイントになっています。
つまり、Amazonでショッピングカートを獲得することのメリットは、「驚くほど売れる状態」になるということなのです。
注文不良率とは、良好な顧客満足度を維持するための判断指標となるものです。
購入者からの評価や、Amazonマーケットプレイス保証、チャージバックの申請率の割合を元に算出されます。
Amazonで商品を出品する際、購入者からの信頼を維持することは非常に重要です。
だからこそ、購入者が安心してショッピングを楽しむことができるよう、出品者のパフォーマンス指標が定められているのです。
注文不良率1%未満、出荷前キャンセル率2.5%未満、出荷遅延率4%未満という出品者パフォーマンスの目標を達成し、維持しなければなりません。
基本的にユーザーからの評価が最重視されるものなのです。
Amazonのプライム便やFBAなどを活用し、顧客に配送面での高い満足度を感じてもらうことが重要です。
プライム便に対応するには、ヤマト運輸や日本郵便での発送が前提となりますので、価格面に関しては最安値に近い価格設定が求められるでしょう。
もちろん必ずしも最安値に設定しなければならないというわけではなく、総合的な評価として、ユーザーが購入しやすい販売価格に設定されていることが前提です。
特にここ数年では、Amazonでの販売実績が重視されるようになってきました。
Amazonでは転売行為が行われていることも多くありましたので、これを良くしするためにも取られた対策であると考えられますね。
ですので、Amazonでの販売実績が少ない出品者の方がショッピングカートを獲得することは少し難しいのです。
Amazonでの出品形態は「大口出品」と「小口出品」の二種類があり、小口形態は月額利用料金が不要で基本的に誰でも気軽に出品できるようになっているのですが、本気でAmazonで大きな売り上げを作ろうと思っているのであれば、大口出品をすることをおすすめします。
以上、Amazonで「ショッピングカート」を獲得するメリットと獲得要件についてお話しさせていただきました。
ショッピングカートを獲得資格を得て維持するには、何よりも顧客満足度が重視され、常に顧客満足度を最大化させることが重要です。
ショッピングカートを獲得するに当たって、Amazonは価格面や配送面顧客対応などをすべて総合的に販売し、どれか一つでも欠けて入ればショッピングカート獲得資格はなくなってしまいます。
Amazonで大きな売り上げを作りたい、という方はぜひこれらのメリットと要件を理解してみてくださいね。