アパレル関係で単品リピート通販のECサイトを運営するなら取り組むべき2種類の対策方法とは

日本のEC業界は、様々なジャンルで拡大を続けており、特にアパレル関係のECサイトは急成長をしています。

その市場規模はおよそ9,000億円近くと言われており、非常に巨大な市場規模となっています。

かなり巨大な市場となっていますが、まだまだ成長するだろうと予想されています。

しかし、その一方で「競合が激化している」・「市場が成熟している」とも言われています。

その理由としては、

どこのECサイトも似たような商品を扱っており、どこで購入しても変わらないという認識を消費者に持たれていること

ネット通販である以上、いつでもどこでも購入することが出来る

と言った理由が挙げられます。

そこで今回は、そんなアパレル関係のECサイトを運営する際には、どのような対策を行うべきかについてご紹介していきたいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

取り組むべき対策その1:SNSを使った情報発信

ECは、冒頭でもご紹介している通り、ネットを中心としたビジネスモデルになります。

ですので、ネットの強みを利用した対策をまず行う必要があると思います。

そのうちの一つがSNSでの情報発信になります。

今やSNSは、老若男女問わず利用しており普及率は80%を越えています。

しかし、その一方で自社のSNSアカウントを所有しているが、SNSを活用した情報発信を上手に行えていない企業が多いのも事実です。

なぜ上手く活用することが出来ていないかと言うと、それぞれのSNSの強みを生かした発信ではなく、

どのSNSでも同じような情報しか発信していない

更新そのものが途中で止まってしまっている

などが挙げられると思います。

例えば、SNSと言えば「Twitter」・「Instagram」・「Facebookページ」などが挙げられますが、その他にも近年は「Pinterest」なども日本でユーザー数を増やしています。

上記のSNSは、SNSという括りにはなりますがそれぞれ強みが異なります。

Twitterは、140文字という文章しか打てないが拡散力があったり、Instagramは拡散力は無いが、画像や写真と言った視覚的印象を上手に与えることが出来れば非常に強みになる…などになると思います。

特にアパレル関係の場合は、ファッション関係が多いと思うのでInstagramには力を入れておいて損はまずないと思います。

取り組むべき対策その2:ユーザーの生の声を反映させること

2つ目の取り組むべき対策が「ユーザーの生の声を反映させること」です。

ネットだと、どうしても実店舗と異なりお客様と直接逢うことはほとんどありません。

ですので、どうしても消費者側と企業側とでは隔たりが出てきてしまいます。

事業自体は、ECサイトを活用して非常にデジタル的ですが、実際はよりユーザーとの距離を縮めるためのアナログ的な対策が結局のところ有効だったりします。

というのも、販売している側の顔や表情など素性が分からないようなサイトからわざわざお金を払ってまで購入したいと思う消費者は少ないからです。

それよりも、キチンと口コミが書かれてあったり、ユーザーから様々な評価をされていたり、経営者の素性や企業方針などがしっかりと整っている会社から購入しようと思うはずです。

そのためには、より消費者の生の声をサイトの運営や商品などに反映させ、より消費者の望む商品やサービスを提供するしかありません。

そこで大切になってくるのが、「お客様アンケート」や「クレーム」と言ったお客様の生の声になります。

もちろんアプリなどを利用してデータを収集するもの良いと思います。

とにかく、ECサイトだからこそお客様との距離を縮めることが非常に必要な対策であると思います。

まとめ

今回は、アパレル関係でECサイトを運営するなら取り組むべき2種類の対策方法についてご紹介してきました。

その2種類の対策方法が、

各SNSの特徴や強みを生かした情報発信を行う

多少耳が痛くても「お客様の声」や「クレーム」などを商品やサービスに反映させ消費者との距離を縮める

になります。

たった2種類の対策方法ですが、実際に出来ている企業がいくつあるかと言うと、さほど多くはないと思います。

その理由が上記でもご紹介している通り、

上手にSNSの発信が出来ていない

消費者との距離が遠い

と言った、対策方法とは真逆のことを行っているケースが多いと思います。

昔と違い、ネット環境が整っている現代では、SNSを活用した情報発信はTVなどの広告費用に比べてコスパが良いため、必要経費の削減にも繋がりますし、利益も上げやすいはずです。

そんな美味しい状況を上手く活用出来ていないのは非常に勿体ないと思います。

継続発信することは決して簡単なことではありませんが、ECサイトそのものが火力のあるビジネスではなく、コツコツ地道に築きあげていくビジネスでもあるので、焦らずに長い目で継続していくことが何よりの近道になると思います。