単品リピート通販でも注目を集めるネイティブ広告の特徴を解説!

インターネットの進歩に伴い、広告も日々進化を続けており、バナー広告など様々な種類の広告が出回っています。

その多くの広告の中で、最近注目を集めているのがネイティブ広告です。

しかし、ネイティブ広告と言う名前は知られていても、詳しい内容まではあまり知られていないようです。

そこで今回の記事では、ネイティブ広告の特徴について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

ネイティブ広告とは?

ネイティブ広告とは、広告らしさを感じさせずコンテンツと広告が自然に融合している広告のことを意味しています。

バナー広告などのようにすぐに広告であることがわかる広告とは異なり、コンテンツと同じ文脈で自然に表示されるため、広告であると気付かれにくいのが特徴です。

従来の広告は,一見して広告とわかる見た目であり、サイトのデザイン性を損ねるだけでなく、ユーザーに不快感を与えるようなものも多くありました。

また、以前に訪れたサイトや検索したキーワードに関する広告がいつまでも繰り返し表示されている状況に嫌悪感を覚えるユーザーも多く存在します。

このような広告における問題点を解決し、ユーザーに不快感を与えず、自然に認知してもらうための手法として注目されているのがネイティブ広告です。

ネイティブ広告は、いかにも広告然とした従来の広告のように商品やサービスの良さを押し付けることなく、ユーザーに有益な情報をコンテンツとして提供しています。

そのため、商品に全く関心のないユーザーに対しても、コンテンツを通してアプローチすることが可能となります。

商品を売りたいと言う主張をユーザーに一方的に伝えるものではなく、価値あるコンテンツをユーザーに提供するのがネイティブ広告であり、単なる告知広告と言うよりもブランディング広告に近いと考えたほうが良いようです。

また、このネイティブ広告を、ステルスマーケティングの一種ではないかと考えるユーザーもいるようですが、ステマのように広告であることを隠してはおらず、必ず広告であることが明示されています。

ネイティブ広告の種類は?

ネイティブ広告は、現在IAB(インターネットアーキテクチャ委員会)によって以下の6つの種類が定められています。

●インフィード型

インフィード型は、記事広告やSNS広告などに代表される最も一般的なネイティブ広告です。一見しただけでは広告とはわかりにくく、コンテンツのように表示されているのが特徴です。

●ペイドサーチ型

ペイドサーチ型は、リスティング広告(検索連動型広告)のことを指します。検索エンジンにおいて、キーワード検索結果画面に表示されます。

●レコメンドウィジェット型

レコメンドウィジェット型は、レコメンド欄のあるサイトに表示される広告で、この記事を読んだ人におすすめと言った形でページの下部に表示されます。

●プロモートリスティング型

プロモートリスティング型は、ペイドサーチ型と似た形式で、Amazon、ぐるなびなどで検索を行った時に、その検索内容に応じてスポンサー枠としてページの上部と下部に表示されます。

●ネイティブ要素のあるインアド型

ネイティブ要素のあるインアド型は、日本ではまだあまり導入されていませんが、IABのフォーマットに沿ったサイトの広告枠に、通常のコンテンツとは別枠で、コンテンツ形式で配信されます。

●カスタム型(その他)

カスタム型は、上記の5種に分類されない形式の広告で、代表的なものとして、LINEのスポンサードスタンプなどが挙げられます。

ネイティブ広告には上記のような種類がありますが、一般的には、インフィード型、レコメンドウィジェット型が典型的なネイティブ広告と考えられています。

ネイティブ広告のメリット・デメリットとは?

ネイティブ広告には、ユーザーに不快感を与えずに、良質なコンテンツのような形でユーザーに広告を表示できると言う大きな特徴があります。

そのため、従来の広告では商品に関心のあるユーザーにアプローチすることしかできませんでしたが、ネイティブ広告の特徴を活かせば商品を知らない潜在層へのアプローチも可能となります。

これは、例えると子育てをしているユーザーがよく見ているメディアへおむつの広告を表示するといったことで、商品に全く関心がなかったユーザーに興味を引くような広告を的確に届けることができるということです。

また、ほかの広告と比べ拡散性の高いSNS広告を利用すれば、広告コンテンツであっても幅広く拡散することが可能となります。

SNSでは、趣味、趣向の近いユーザーに拡散される可能性が高いですから、従来の広告よりも高い効果が期待できます。

以上のようなメリットのあるネイティブ広告ですが、活用していく上ではデメリットも存在します。従来のように商品をいかに宣伝できるかと言う広告ではありませんので、ユーザーに読んでもらうためには、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作成しなくてはなりません。

そのため、コンテンツの作成には手間や時間がかかるということを留意する必要があります。

また、一見広告と気付かれないのがこのネイティブ広告の特徴ですので、コンテンツの内容によっては、逆にユーザーの反感を買う恐れもあります。

特に、商品の良さを押し付けるような内容は、ユーザーに不快感を与えますので注意が必要です。

そして、このネイティブ広告は、広告とわからないような自然な広告であり、商品を知らないユーザーも対象としている広告であるため、すぐに効果が得られるわけではありません。

ネイティブ広告を活用して成果を上げるには時間がかかることを理解しておくことも大切です。

まとめ

ネイティブ広告は、ユーザーに自然な形で商品を宣伝することができる手法で、従来の広告ではできなかった商品を知らない層へのアプローチも可能になります。

しかし、このネイティブ広告を活かすには、良質なコンテンツを提供することが重要となりますので、コンテンツの内容には十分な配慮が必要です。

安易にコンテンツを作成すると、反対にユーザーに嫌悪感を抱かれてしまうことにもなりますので、どのようなコンテンツを作成するのかをしっかりと検討してから導入することが大切です。