ネットショップビジネスは、今急成長をしているビジネスであると言えるでしょう。
ネットショップ運営をされる場合には、まずどのようなビジネス方法を用いてネットショップを制作するか、ということがありますよね。
ネットショップを開業するのだからこそ、ゼロからホームページの制作を行い、自分の思い通りにネットショップを制作したい、と考える方もいらっしゃるかと思います。
そんな時、必ず準備しなければならないものの中に「サーバー」がありますよね。
サーバーとは、自身が制作したデータを、インターネット上に公開するために、そのデータを格納する場所のことを言います。
必ずしもこのサーバーが必要になるのですが、このサーバーを自身で制作しようと思えば、非常に多くの時間と労力、そしてコストを使ってしまいますので、あまりおすすめはできません。
ではどうすれば良いのかというと、ネットショップ運営者の多くは「レンタルサーバー」もしくは「クラウドサーバー」を利用することが多いでしょう。
ネットショップを運営されている方であれば、レンタルサーバーをご存知の方は多いかと思いますが、クラウドサーバーはあまり良く理解していないので難しそう、というイメージを持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ネットショップ制作時、「レンタルサーバー」「クラウドサーバー」のどちらを利用すれば良いのか、ということについてお話ししていきたいと思います。
今まさにネットショップを制作されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
まずクラウドサーバーについてご説明していきます。
そもそもクラウドという言葉は、あまりにも広く浸透しているため、個々に意味を理解している場合が多いのです。
「Crowd」というと、群衆という意味を持っているため、一般ユーザーが出資できる仕組みであるクラウドファンディングや、個人と企業をプロジェクト単位で結びつけるクラウドソージングという意味で言葉が使われます。
そして「Cloud」というと、一般的にクラウド・コンピューティングのことを意味し、クラウドストレージやクラウドアプリケーションなど、インターネットに接続できる環境さえ整っていれば、必要な時に必要な分だけサービスやデータを利用することができる、というものです。
レンタルサーバーは、定量課金制モデルのことを言い、いくつかのプランを選んだ後に容量の中、利用料金として毎月同じ価格を支払います。
クラウドサーバーは、利用した分だけ課金される従量課金制モデルですので、初めは小さいスペースで開発し、ネットショップの規模に応じてサーバーの容量を増やすことができるので、レンタルサーバーと比べてみるとあらゆる規模に対応することができるでしょう。
ネットショップサイトを立ち上げた状態などの、あまり容量を使っていない場合には、レンタルサーバーではコストをかけすぎてしまう場合がありますので、クラウドサーバーを利用するほうが良いでしょう。
予算が明確に決まっている場合では、レンタルサーバーを利用する方が良く、ネットショップを今後拡大させる可能性がある場合であれば、クラウドサーバーを利用する方が良いでしょう。
コスト面で考えてみるとレンタルサーバーでは、どうしてもレンタル費用として初期費用や契約料金が必要になってしまう場合が多いのですが、クラウドサーバーでは初期費用が必要ないところが多いのです。
そして、レンタルサーバーではお試し期間が設けられているものが多いのですが、前払い制で料金を支払ってからでなければ利用することができません。
それに対しクラウドサーバーは、利用した分の料金が請求されますので、後払い制が設けられています。
もちろんそれぞれ特性が異なりますので、一概にどちらのほうが良いとは言えませので、目的で判断していきましょう
レンタルサーバーでは、原則的に使用することができるOSが定められていますが、クラウドサーバーではほとんどのサービスでOSを指定することができるので、ストレージだけでなくさまざまなアプリケーションをインストールすることができるのです。
レンタルサーバーでは、ほとんどの場合データベースの設置数に制限があります。
もちろんプランアップをしてデータベースの数を増やすことができますが、それぞれのプランにも最大設置数が定められているのです。
そしてクラウドサーバーでは、利用料によって設置数やレコード数の料金が変わってきますし、設置数にも制限がかけられていません。
どちらともメリットですので、自社ネットショップにあった方を選んでくださいね。
以上、ネットショップ制作時、「レンタルサーバー」「クラウドサーバー」のどちらを利用すれば良いのか、ということについてお話しさせていただきました。
どちら共にメリットがあるサーバーではありますが、選定を間違えてしまえば後から大きな損失に繋がってしまうことも考えられますので、自社のネットショップの状態と今後の理想拡大規模を考えて利用してくださいね。