スマートフォンは現在では、あらゆる年代に幅広く普及し、日常に欠かせないツールとなっています。
ユーザーの多くが日常的にスマートフォンを使用し、検索やショッピングなどもスマートフォンから行っているのです。
そのため、Googleなどの検索エンジンにおいても、スマートフォンに対応しているかと言うことがサイトを評価する基準にもなっています。
しかし、ECの中には、いまだにスマートフォンに対応していないケースも多くみられるのです。
そこで今回の記事では、ECをスマホ対応にすべき理由について説明したいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
従来のWEBサイトの多くは、スマートフォンがこれほどまでに普及していなかったということもあり、PCからの閲覧を前提として設定されていました。
しかし、現在ではスマートフォンの保有率は年々増加し、20代では9割以上、30代~40代8割以上のユーザーがスマートフォンを保有しています。
そのため、日常でもPCよりもスマートフォンを利用することが多く、検索エンジンでの検索やECでのショッピングなどにも利用されているのです。
このような状況であるため、ほとんどのWEBサイトやECサイトは、スマートフォンからの閲覧に最適な「スマホ対応」のサイトに変更しています。
しかし、中には、いまだにスマホ対応をせず、PCでの閲覧のみに対応しているサイトも存在しているのです。
PCでの閲覧を前提としているサイトは、画像や文字などがスマートフォンのサイズに対応されていないため、スマートフォンから閲覧したときに、非常に見づらくなってしまいます。
また、スマートフォンを利用した際に、タップがしづらく、タップミスが起こりやすくなっているのです。
そのような見づらく、使いにくいサイトでは、ユーザーが訪れたとしてもすぐに離脱してしまいます。
このように、スマホ対応をしていないと言うことは、スマホユーザーの利便性が非常に低くなってしまっていると言うことなのです。
そして、このような利便性の悪いサイトでは、集客はおろか成果に繋がることなど考えられないのです。
また、スマホ対応を行わないことは、SEOにも大きな影響があります。
検索エンジン大手のGoogleは、PCよりもスマホで表示されるWEBサイトを評価することを明言しており、Googleの検索結果に上位表示されるためには、サイト環境をスマホ対応にすることが必須条件となっています。
スマホはPCよりも持ち運びしやすく携帯性に優れているため、ユーザーの検索行動もスマホが中心となっているのです。
そういったユーザーの行動の中でも、特に大きな変化であるとされているのがマイクロモーメントです。
マイクロモーメントは、ユーザーが何かをしたい、知りたいと思ったときに、反射的に目の前にあるデバイスを利用し、物事を調べたり、何かを購入したりすることを意味しています。
具体的に言うと、出先で、急に知りたいことがあった際に、スマホを使用して検索エンジンで検索すると言ったことを表している言葉です。
このマイクロモーメントは、現在のマーケティングにおいて最も重視すべきことであり、同時に検索エンジンはこのマイクロモーメントに応じた適切なコンテンツをユーザーに提供する必要があるのです。
そのため、Googleはスマホ対応を必須条件とし、サイト側はそれに応えなければならないのです。
Googleは独自の検索アルゴリズムにより、サイトを評価し、検索結果に表示しています。
この検索アルゴリズムは公開はされていませんが、現在重要視されているのはユーザーに有益なコンテンツであるかどうかということや、スマホフレンドリーかどうか、つまりサイトがスマホ対応になっているかと言うことです。
従って、スマホ対応でないサイトは、いくらコンテンツの内容が評価されても、順位が下がってしまう可能性が高いのです。
順位が下がれば、必然的にユーザーの目に留まる機会は減り、クリック率も低下してしまいます。
このように、現在の状況において、サイトをスマホ対応とすることは必須であり、急務であると言えるのです。
では、実際に、スマホ対応にするにはどうしたらよいのかと言うと、まず、検討すべきであるのが、レスポンシブデザインと言う、スマホサイト変換サービスです。
これは、デバイスの種類に関係なく、同じURLで同じHTMLを配信し、表示する画面に応じて適切な画面表示に変更する仕様のことを指します。
同じURLであるため、読み込み時間が短くなる、ページがシェアしやすいなどのメリットがあり、Googleもこの仕様を推奨しています。
また、現在使用しているPCサイトとは別に、スマホ対応サイトを作成するということも可能です。
ただし、別サイトとする場合、新しくサイトを作成し管理していくことになるため、二重に手間やコストがかかってしまいます。
現在、スマホの普及率は9割にも上ると言われ、あらゆる年代のユーザーがスマホを日常的に利用しています。
こういったスマホユーザーが利用するには、スマホ対応をしている使いやすいサイトであり、わざわざスマホ対応していない、使いにくいサイトを利用することはないのです。
そして、これは、検索エンジンにおいても同様であり、これだけスマホユーザーが増えているわけですから、検索エンジンにおいてもスマホ対応されているサイトが優先されるのは当たり前のことなのです。
つまり、これらのことから言えることは、ECを運営していくうえで、売り上げを上げたいのであれば、まず、サイトをスマホ対応に変更し、スマホユーザーの利便性を高めることが大切だと言うことなのです。