単品リピート通販のネットショップデザイン「色」の使い方

ネットショップの運営をされているみなさま。

ネットショップを運営するには、まずネットショップのデザインの制作を行わなければなりません。

このネットショップを製作する段階では、どのようなデザインにすれば良いのか、基本的なことや注意すべきことは何なのか、ということにお悩みを持たれる方が多いかと思います。

実際に、ネットショップのデザインとは実店舗における店の雰囲気やレイアウトと同じことでありますので、販売商品のターゲットとなる層にこのデザインが受け入れられなければ、商品の購入率が上がることはありません。

もし、ネットショップ運営の経験があったとしても、トレンドや見た目ばかりに注力してしまっては、ユーザーにとって使い勝手の悪いネットショップになってしまうかもしれないのです。

たとえば奇抜すぎるデザインは、ユーザーの商品購入感情を迷わせてしまう場合がありますので、離脱の原因にもなってしまいます。

ユーザー目線に立ったネットショップのデザインにするためにも、ユーザーにストレスを与えず直感的に操作できるデザインを考案していきましょう。

そこで今回は、ネットショップデザイン「色」の使い方について、お話させていただきたいと思います。

今まさにネットショップデザインを考案している方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

色が与える印象

赤(あか)
赤は購入意欲を出させる代表的な色です。
購買意欲を奮起させるため、実店舗などでも良く用いられています。
ユーザーにショップの情熱を与えることができますし、その他にも赤から感じられる暖かさ、そして時間の経過を早く感じさせ、夢中にさせるという効果も期待されています。

橙(だいだい)
橙は、食欲へのアピールに効果的だと言われており、食欲を促進させる色だと言われています。
ですので、飲食店や食品のパッケージで良く見かけることが多いでしょう。
このような暖色系は、食品関連の商品ととても相性が良いのです。
また、橙にはユーザーに対しての思いやりの気持ちや、親しみやすさなどといったイメージを与えることができます。

緑(みどり)
緑は、ナチュラルなイメージを持ち、自然を象徴する色だと言われています。
緑がメインのデザインを制作することで、気持ちがゆっくりと落ち着いたり、のんびりするといった効果があります。

青紫(あおむらさき)
青紫は、女性向けの商品を扱う時によく使用されている色です。
エレガントな雰囲気、そして女性的なイメージを与えたい場合に有効的です。
また、青色の要素も兼ね備えているため、精神に関連する色とも言われています。
安定や冷静なイメージを与えたいときに効果的に使用することができるでしょう。

紫(むらさき)
紫は、高級感を与えたり、上品さを感じさせる効果がありますので、少しハイブランド商品の場合や、大人の方をターゲットとしたネットショップでは非常に有効な色でしょう。
芸術的なイメージを与えることもできますので、アーティスティックな商品との相性が良いです。
また、印象に残りやすい色とも言われていますので、他の色とバランスを保ちながら使用することで、ユーザーに覚えてもらいやすいネットショップになります。

白(しろ)
白は、病院関係や飲食関係、またはそれらの制服などで良く用いられている通り、清潔感、そして純粋さのイメージを与えることができます。
白一色で、無機質、無垢、虚無感を与える色ですので、色味強い色や多色と混同させてしまうと、イメージがはっきり伝わらないという場合があります。

灰(はい)
灰は、白でも黒でもありませんので、ユーザーに暗いイメージを与えてしまう場合がありますが、上手く使用することで平凡で穏やかな印象を与えることができます。
色味を薄くすることで、控えめなデザインとして目に優しくなり、そして他のデザインの邪魔をしにくいので、ネットショップ全体の背景として用いられることが多いでしょう。

黒(くろ)
黒は男性的な雰囲気を想像させますので、スタイリッシュで男性らしいネットショップには多く用いられている色です。
都会的、そして洗練された印象を与えることができますし、黒は特に有彩色を引きたてますので、相性が良い色が多いのです。

トーン&マナー

トーン&マナーとは、デザインを作成する際に用いられる言葉です。

トーン&マナーを配慮することで、ネットショップデザインの雰囲気とコンセプトなどを一貫することができます。

身の回りの商品を見てみると、その商品に合ったパッケージが設定されていますよね。

パッケージは非常に重要なものであり、食べ物などを灰色や黒一色で設定されてしまっては、なかなか購買意欲は起きません。

これはネットショップのデザインでも同じことが言えます。

たとえば女性向けのファッション系ネットショップであれば、可愛さやキレイさ、楽しさを感じさせるトーン&マナー、そして健康食品関連のネットショップであれヴぁ、安心感や誠実さを感じさせるトーン&マナーなどが求められるでしょう。

このように、ネットショップのコンセプトに合わせてユーザーに「それらしさ」を与えるころが重要なのです。

色の心理的作用と合わせて考案していきましょう。

まとめ

以上、ネットショップデザイン「色」の使い方についてお話しさせていただきました。

ネットショップでは、色を適切に、そしてより魅力的に用いることで、購買率や閲覧率が上昇します。

ぜひこれらの色の特徴、そしてトーン&マナーをしっかり踏まえ、自社ネットショップにあった色を考案してくださいね。