ネットショップビジネスにご興味のあるみなさま。
ネットショップを開業し、売り上げを軌道に乗せることができれば、24時間365日商品販売を行うことができますので、実店舗よりもはるかに効率の良いビジネスを行うことができるでしょう。
良いネットショップビジネスを行うためには、「宣伝」を欠かすことができません。
宣伝を行いネットショップをアピールしなければ、その店にお客様が訪れることはありませんので、どれだけ良い商品を販売していたとしても、売り上げに繋がりにくいのです。
ネットショップビジネスを新たに開始する場合、必ず決めておきたいことは宣伝に関することであり、広告費用を検討していかなければなりません。
ネットショップビジネスは、一般的なビジネスに比べても総売り上げに対する広告宣伝費の割合が多く、多くの広告宣伝費を必要としなければ、新規顧客獲得は難しいのです。
ですのでどれだけを広告宣伝費に当てるかを考案していく必要があるでしょう。
そこで今回は、ネットショップ宣伝のための、広告費用に目安についてお話ししていきたいと思います。
今後ネットショップを開業しようと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
ネットショップビジネスでは、新規顧客を獲得するための広告が必要になりますので、一般的な小売業と比較すると、どうしても広告費用が高くなってしまいます。
飲食業界や不動産業界、教育業界、サービス業界、自動車業界など多くの業界を見ても、基本的には総売り上げの約1~20%が広告費用に当てられるのですが、ネットショップビジネスは、約20~50%以上が広告費用に当てられているのです。
小売業では、広告は営業活動のサポートとして考えられていますが、ネットショップではこの広告こそ「営業担当者」であると考えられているので、より多くの広告費用を当てているので、いかに販売を促進し、コスト回収をすることができるか、ということが重要になります。
上記では、ネットショップの広告費用は総売り上げの約20%以上だと述べましたが、実際にネットショップビジネスを開始したときには、この20%を基準にするのではありません。
この数値は、大手、中小、小規模ネットショップの平均値でありますので、それぞれに適した広告費用は異なります。
まずは、ネットショップの売り上げ構造をしっかりと作り込んでから、広告費用の目安を検討すべきなのです。
その商品の原価、人件費、物流関連費、運賃、CP関連費、その他経費をしっかり考慮し、利益や広告費用、年間LTVなど、成功するネットショップの仕組みを最初にしっかりと作り込むことが大切です。
ですので、この売り上げ構造を作り込んだ後に、広告費用の割合を算出していきましょう。
このように最後の段階で広告費用を設定することで、無駄な広告費用を削減することができるのです。
売り上げ構造の内、年間LTVを基準にした20~30%、少しでも早くネットショップビジネスを軌道に乗せたい場合には30~35%を広告宣伝費として設定すると良いでしょう。
ネットショップ業界では、「Web媒体」「紙媒体」「電波媒体」の中から、さまざまな広告媒体が利用されています。
Web媒体では「PPV広告」「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「アフィリエイト広告」「純広告」「ネイティブ広告」「SNS広告」、そして紙媒体では「ダイレクトメール」「カタログ」「チラシ」「新聞広告」「雑誌広告」「会員誌」「フリーペーパー」、電波媒体では「テレビ広告」「ラジオ広告」が主に利用されていることでしょう。
すべての最終的な目的こそ「ネットショップの宣伝」ではありますが、アプローチ先や広告費用、宣伝方法が大きく異なってきますので、作成した売り上げ構造から割り出した広告費用を元に、どの広告が有効的に宣伝するために適切であるのかということをしっかり検討していきましょう。
ネットショップビジネスの広告費用の内訳としては、「新規顧客開拓費用(70%)」「顧客フォロー活動費用(30%)」という数値が基本的な目安です。
あくまでこの数値は平均的な数値ですので、これが必ずしも自社ネットショップに最適であるとは限りませんが、目安として覚えておくことをおすすめします。
以上、ネットショップ宣伝のための広告費用の目安についてお話しさせていただきました。
何度もご説明しましたが、大切なことは自社ネットショップを成功するネットショップにするためには、どのような売り上げ構造にし、いかに無理のない広告費用を算出するか、ということです。
ぜひこれらのことを理解した上で、まずは開業初期段階で、広告費用を割り出して下さいね。