単品リピート通販の運営において、一番大切なこと

誰でも簡単にビジネスを始めることができる、最小単位のビジネスと言えば「ネットショップ」でしょう。

実店舗を運営することとネットショップを運営することを比較すると、来店されたお客様に商品を販売するという点の共通点ではありますが、実際にはコストや接客方法、必要となるものなど、多くの違いがあります。

ネットショップであれば、開業コストを抑えて、24時間365日商品を販売することができますので、非常に効率よくビジネスを行うことができるでしょう。

特にネットショップビジネス初心者の方であれば、何を気にするべきなのか、まず何を決めるべきなのか、いろいろ悩まれるかと思いますが、まず理解しておかなければならないことは、「一番大切なこと」ですよね。

そこで今回は、ネットショップの運営において、一番大切なことについてお話ししていきたいと思います。

ネットショップビジネスにご興味のある方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

ネットショップ開業後の悩むこと

ネットショップの開業を決めた後、まず最初に悩むことと言えば、「ショッピングモールとオリジナルネットショップどちらの方が良いのか」「楽天市場とAmazonならどちらの形態に出店すれば良いのか」「Yahoo!ショッピングとWowma!ではどちらの方が売れるモールなのか」などということではないでしょうか。

ショッピングモールへの出店を検討される方が多く、比較検討される方がほとんどでしょう。

つまり、初めてネットショップを開業する際に最も気になるポイントは、「最初の出店場所」ですよね。

もちろん実際に自身が販売しようとしている商品を販売してみなければ、楽天市場のほうが売れやすいのかAmazonの方が売れやすいのか結果は分からないのですが、確かにモール毎には「売れやすいジャンル」というものがあることは事実です。

たとえば楽天市場の場合、利用者は30代~60代の世代が最も多く利用されており、決して「安い商品」だけが売れるというわけではありません。

ダイヤモンド・プラチナ・ゴールド会員である、プレミアム会員層が売り上げの中心となり、60%~70%の流通額を生み出しているのです。

楽天市場の特徴である、長い商品説明やランキング獲得の軌跡、レビュー掲載など、「縦長ランディングページ」を作成し商品訴求をすることが得意なショッピングモールでしょう。

特に「商品・グルメ」ジャンルであれば、楽天市場と相性が良いと言われています。

一番大切なことは「続けること」

ネットショップを運営するにあたって一番大切なことは、良い商品を仕入れること、売れる商品を開発することなどいろいろ考えるかと思いますが、一番大切なことは「ネットショップの運営を続けること」です。

一見これは当然のように思うかもしれませんが、実はこれが一番難しいのです。

ネットショップ開業後は、なかなか商品が売れないということに悩みますし、最初から商品が売れるということは難しいところでもあります。

さらにネットショップの運営は複雑で手間がかかり、非常に業務に追われてしまいます。

また、開業直後から最初の数ヶ月においては、出店費用や月額利用料を稼ぐことで精一杯になります。

ネットショップ運営のノウハウや経験、知識が浅い場合には、これがかなり苦労するポイントになるでしょう。

最近ではネットショップを無料で開業することができるサービスも増えてきていますので、ネットショップを即日開業すること自体は誰でも簡単にできるようになっています。

ですが、ネットショップを開業しただけでは、商品は絶対に売れることはありません。

ネットショップで継続的な売り上げを作り、運営を継続させることは、誰でもできることではないのです。

売れない時期があり、その時期を耐え、売り上げを作るためにさまざまな施策を工夫し、読み手の少ないメールマガジンをほぼ毎週更新したり、一日数件の受注作業をコツコツこなしていきます。

ですが、そこまでしても実際は赤字であるネットショップもかなり多くあるのです。

特に自社ECサイトの場合であれば「集客力がゼロ」ですので、そのままでは誰も来てくれませんし、赤字からのスタートです。

だからこそ売れない時期を耐え、売れるようにする工夫を常に考え実施していき、運営を続けることが、後の黒字へと結びつくのです。

まとめ

以上、ネットショップの運営において、一番大切なことについてお話しさせていただきました。

10年ほど前までであれば、競合他社が少なかったためにネットショップはあるだけで売れる、ということはありましたが、今のネットショップは「売れないことが基本」です。

自分勝手に行動するユーザーに対して真摯に向き合い、クレームが来ても誠心誠意対応し、継続していかなければならないということが、ネットショップの辛いポイントであり、一番大切なことなのです。

ネットショップを運営される方は、この意識を忘れずに継続して運営してくださいね。