今の時代は、インターネットを経由することで誰でも簡単に商品を販売することができます。
そして誰でも簡単にネットショップを開業し、ビジネスを開始することもできるでしょう。
自身のネットショップでは、ハンドメイド商品やオリジナル商品を販売することもできますし、商品を安く仕入れそれを転売し利益を得ることもできます。
だからこそ今、インターネット上にはネットショップの数が非常に多くなっており、ネットショップを開業しても商品が売れない、収益が上がらない、と頭を抱える方もきっと多いのではないでしょうか。
もちろん、中には年商1,000万円や1億円、はたまた10億円まで発展させる運営者もいますので、期待が大きく膨らむビジネスではあります。
せっかくネットショップビジネスを始めたのだからこそ、誰しもが「成功するネットショップにしたい」と思うことでしょう。
そこで今回は、ネットショップを開業する際に重要な全体設計図のそれまでの手順についてお話しさせていただきたいと思います。
今後ネットショップの開業を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
成功するネットショップと売れないネットショップの決定的な違いはお分かりでしょうか。
その答えは「一貫性」です。
今まではモノが売れる時代であったので、販売者が誰であろうと高品質や高性能の商品や、特有の成分が含まれている商品、低価格であれば簡単に差別化を図ることができましたので、モノが売れていたのです。
ですが今はモノが溢れているからこそ、いかに差別化を図ることができるか、ということが重要なポイントになってきます。
ネットショップを開業すると、「すぐに商品を販売したい」と思う気持ちがあるかと思いますが、目先の利益だけを追ってしまうと失敗に繋がりやすいので、まずは全体設計図を作り込むことが大切なのです。
ネットショップと一言で言っても種類が多くありますので、どのビジネスモデルで行うのか、ということを決めましょう。
主に「総合通販」「単品リピート通販」「物販系通販」の3つに分かれますので、まずはビジネスモデルを決定しましょう。
ネットショップでは、オリジナル商品を開発して販売するタイプと、業者から仕入れ転売販売をするタイプがありますので、仕入れ商品のどちらを扱うのかを決めましょう。
今ではハンドメイド商品や、OEM商品により独自ブランドを立ち上げることも可能ですので、自身にあったタイプを選んでください。
どのビジネスモデルで、どの商材タイプを販売するのかが決まれば、一番大切なネットショップの「全体設計図作り」です。
ダイレクト通販マーケティング理論を元に作っていきましょう。
取り扱う商品はどのようなビジョンとコンセプトがあり、UNPはどうなのか、儲かる商品なのか、ストーリーは、何を言うのか、誰が買うのか、世界観、価値観は、ということのすべてを設計図にしていきましょう。
そして取り扱う商材によっては、資格や届出が必要になってきますし、守るべき法律もありますので、注意しながら進めてください。
全体設計図が完成したら、その後は具体的にネットショップサイトの販売に繋げていきましょう。
そのためには必ず「テスト販売」が必要です。
全体設計図をもとに簡単なサイトを作り、低コストで広告にかけ、どれくらいの人が閲覧し、購入に至るのか、という購入率を計測していきます。
この段階で広告に関する知識を得ておくと、今後のビジネスが非常にスムーズになります。
テスト販売を行い基準をクリアすれば、実際に商品を販売する場であるネットショップサイトを構築していきます。
予算や商品数、規模によって作り方が異なってきますが、個人運営や小さいネットショップである場合には低コストで利用することができるショップピングカートASPを利用することをおすすめします。
ネットショップサイトが完成すれば、それを広告にかけて多くの人にアプローチをしていきましょう。
実店舗とは違い、アピールをしていかなければその存在に気付かれることはありませんので、何も宣伝しなければお客様に来店されることはありません。
ですので、ネットショップ開業後は積極的に広告宣伝を行っていきましょう。
ネットショップは「集客」に関する課題がつきものです。
広告のみに頼るのではなく、リピーター獲得のためにもアフターフォローが重要です。
ネットショップに一貫性を持たせる最大の目的は、ネットショップのファンを作ることですので、新規購入して下さった顧客に対し、より魅力的な情報を発信し既存顧客を重視した対応を行いましょう。
以上、ネットショップを開業する際に重要な全体設計図のそれまでの手順についてお話しさせていただきました。
ネットショップの開業を検討されている方は、ビジネスを成功させるためにも、この手順に沿って「全体設計図」の重要性を理解し、準備を入念に行って下さいね。