単品リピート通販のサイト内検索を強化して、収益を上げる!

ECサイトの売り上げ向上のために行う施策として、多くのサイトが行っているのがSEO対策や広告運用、SNSマーケティングなどの集客を目的とした施策です。

しかし、これらの施策を行っているにもかかわらず、売り上げに繋がらないことも良くあることです。

こういった場合に、重要となるのがサイト内の施策であり、中でも特に重要視されるのがサイト内検索の改善です。

そこで今回の記事では、サイト内検索の改善について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

サイト内検索とは?

サイト内検索とは、ECサイトやWEBサイト内のコンテンツを検索することができる機能です。

サイトのコンテンツの量が多いと、ユーザーが求める情報にたどり着くためには時間がかかります。

その手助けをするのがサイト内検索になります。

そもそもキーワード検索で訪れるユーザーはサイト内を詳しく知りたいわけではなく、特定の情報を求めてサイトを訪れます。

そして、その情報を素早く入手できない場合、ストレスを感じ多くがそのサイトから離脱してしまいます。

ユーザーは、必要な情報を手間なく与えてくれるサイトを好むのです。

このユーザーの要求に対して、サイト内検索を改善強化し、素早く必要な情報を提供できる環境を整えることが、成果に繋がるだけでなく、顧客満足度を高めることにも繋がるのです。

このサイト内検索は、残念なことにECサイトにおいてあまり重要視されていません。

サイト内検索の改善や強化よりも、広告やSNSと言った他のマーケティング施策を優先するサイトが多いのです。

しかし、商品を選び、決済し、受け取ると言うユーザーの購買に関する行動の中で、マーケティングに直接関係する行動は商品を選ぶと言う行動だけなのです。

そして、それを手助けするサイト内検索は、購入と言う成果に繋げる立派なマーケティング施策であると言えます。

また、サイト内検索は、実際の店舗に置き換えた場合に接客に近い役割を担っていると考えられます。

ユーザーがサイト内検索を利用して商品を探すと言う行動は、店舗に入り商品を探す、店員に商品を尋ねると言う行動に近いものがあるのです。

しかし、多くのECサイトでは、このサイト内検索を単なる一機能としか捉えておらず、接客などとは考えていません。

そして、それはユーザーがサイト内検索をする時は、そのキーワードに関する商品を購入することを目的としていることを認識していないと言うことであり、大きな販売機会の損失に繋がっているのです。

以上のようなことから、ECサイトにおいて、サイト内検索の改善は他のマーケティング施策と同様に注目されるべき事だと言えます。

サイト内をユーザー目線でチェックする!

実際にサイト内検索を改善するためには、まずユーザーの目線に立って自身のサイトを見ることが重要です。

ユーザーの立場で買い物をしてみると、自身のサイトの問題点が見えてくるのです。

この時に、特に注意しておきたいのが、ECサイト側とユーザー側に生じるギャップです。

これは、ユーザーが求める情報とサイト側が掲載している情報が異なる、具体的に言うとユーザーが探している商品名と掲載している商品名が異なると言ったことで、このようなユーザーにとって不親切と感じられることが起こっているサイトも少なくないのです。

ユーザーは、サイト内検索を行う際に、その商品の正式名称を検索するとは限りません。

ほとんどのユーザーは、商品名の一部や原材料名などの曖昧なキーワードを良く使用し、さらに、漢字や仮名、アルファベット、略語など表記も様々なものを用います。

そしてそれらのユーザーは、何度か検索して情報を得ることができなければ、すぐにあきらめてしまうのです。

サイト内検索の改善には、これらのユーザーの特性を踏まえたうえで、自身のサイト内を検索し、自分が求める商品が正しく検索できるのか、全く異なる検索結果になっていないかなどを確認することが大切です。

そしてこの検索結果が満足できるものでない場合は、ユーザーのニーズに合わせてサイト内の情報の表示を改善することが必要になります。

サイト内検索を改善するために重要な点として、次に挙げられるのがユーザーが実際に検索したキーワードのログを確認することです。

このキーワードのログは、管理画面から確認することが可能で、自身のサイトでユーザーがどういったキーワードで検索を行い、どのような結果になったのかを知ることができます。

一般的に、サイト内でキーワード検索を行うユーザーは、検索をしないユーザーと比べ購買意欲が高いと言われています。

購入したい商品が定まっているユーザーほど、サイト内検索を利用し商品をダイレクトに探すのです。

このようなユーザーに対し、適切な検索結果を示すことができれば、購買に繋がる可能性は高くなりますが、検索結果が満足のゆくものでなければ、せっかく購入の意思をもって訪れてくれたユーザーをみすみす取り逃がしていると言うことになるのです。

このように、ユーザーの検索ログを確認すると言うことは、ユーザーがどういった情報を求めているのかを詳しく知ることができ、それに対し自身のサイトが適切な回答を示しているのかを明確にすることができます。

そしてそれらに問題があった場合、コンテンツに反映させることでサイトの利便性を上げ、ユーザーの使いやすいサイトへ改善していくことが重要になるのです。

また、近年では、ECサイトを訪れるスマートフォンユーザーが増加しており、それに対応できるサイトの改善が急務となっています。

スマートフォンサイトは、PCと比べて情報の露出が限定されるため、ユーザーが求めている情報をこれまでよりも素早く提供する必要があります。

スマートフォンから訪れるユーザーに対して、従来の機能のままの対応では使いづらいサイトと判断されてしまうのです。

そのため、先ほど述べたようなユーザー目線でのチェックをスマートフォンサイトでも行う必要があります。

実際に、スマートフォンサイトから商品を購入してみることで、購入が完了するまでの手順の無駄を省き最短で購入手続きを終えることができる改善点を見つめることが可能となります。