単品リピート通販サイト運営でも使える「孫氏の兵法」とは

ビジネスにおいて、昔から「孫氏の兵法」というのはよく活用されているのは有名な話だと思います。

しかし、通販サイトの運営においても「孫氏の兵法」というのは活用することが出来ます。

そこで今回は、「孫氏の兵法」を通販サイト運営でどのように活用することが出来るかについて、具体例も合わせてご紹介していきたいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

そもそも「孫氏の兵法」とは

「孫氏の兵法」とは、古代中国の春秋戦国時代に活躍した思想家「孫武」と言う人物が書いた兵法書の中の一つです。

それまでの中国では、戦争などの戦は天運によって決まるという考え方でしたが、孫武が兵法書を書き説いたことにより、勝敗は運ではなく合理的に導くことが出来るということが証明されています。

しかし、そんな戦争で用いられるような兵法書がなぜ、ビジネスにおいて使われているかというと、「孫氏の兵法」の根底にある、

・戦わずして勝つことが理想の勝利であること
・兵は詭道(きどう)であること

の2つの思想が、ビジネス面において非常に有効だからです。

「戦わずして勝つ」ことを通販サイト運営に応用すると?

そもそも『孫氏の兵法』は、冒頭でも紹介している通り、戦争に対して勝利を導くための指南書とも言える書物になります。

そして、「戦わずして勝つ」というのは、あくまでも戦争での損益を考えた思想になります。

これを通販サイト運営に応用すると、競合他社と熾烈を争うような類似品の販売をするのではなく、少し視点をずらした独自のオリジナル路線を確立することで、他社を尊重し傷つけることなく、自分のサイトの利益を上げることが出来るようになります。

上記のようなやり方は、ビジネスにおいて最も基本的な戦略の一つなので、『孫氏の兵法』の一つである「戦わずして勝つ」というのが、ビジネスでも応用することが出来るというわけです。

「兵は詭道(きどう)なり」を通販サイト運営に応用すると?

孫武は『孫氏の兵法』の中で、先に紹介した「戦わずして勝つ」ためには「敵を欺くことが大切」ということを説いています。

つまり、正攻法で正面突破するような戦い方ではなく、作戦を練った奇策を講じた方が勝利への確率は上がるということを説いています。

これを通販サイト運営に応用すると、競合他社との類似品を似たような販売方法で売るのではなく、独自のやり方やサービス・おもてなしを施すことによって、同じ商品でも他社との差別化を図ることが出来、唯一無二の通販サイトを作り上げることが出来るようになるというわけです。

あくまでも、『孫氏の兵法』というのは戦争において勝利を掴むための思想書にはなりますが、上記で紹介しているように様々なビジネスや通販サイト運営の場面にも応用することが出来ます。

だからこそ、2,500年も前に作られた書物にも関わらず、現代でも多くの方に親しまれているということです。

まとめ

今回は、通販サイト運営でも使える『孫氏の兵法』について、かなり簡単にご紹介してきました。

基本的に『孫氏の兵法』というのは、戦争に対する有効な戦い方を説いた書物になりますが、現代ビジネスや通販サイト運営など様々な場面で応用することが出来る非常に素晴らしい書物だと思います。

もちろん、本来の『孫氏の兵法』は全13篇からなる書物になりますが、根底にある思想としては、先に紹介している「戦わずして勝つこと」に重きをおいています。

「戦わずして勝つ」には「敵を欺くことが大切」であり、「敵を欺くには作戦を練る事が大切」であるという部分だけでも、通販サイト運営に応用することは出来ます。

今回は、かなり簡単にしかご紹介出来ていませんが、他にも

・ちょっとした変化を見逃さず先読みする
・戦う前に相手を封じ込める方法を考える
・相手との力関係を冷静に見極める
・水のように柔軟に戦い方を変える
・敵が大きくても分散させれば勝てる
・敵のいないところを狙う
・内なる敵に備える
・ライバルの力を利用する

といった、あくまでも基本的には戦争に勝つための戦略的思想ではありますが、ビジネスや通販サイト運営に応用できるポイントはたくさんあります。

ですので、今後自分の運営する通販サイトで利益を上げたいと思っているのであれば、『孫氏の兵法』も参考にしてみるは非常におすすめだと思います。