D2Cビジネスにおける商品登録のルール

今、消費形態が変化する時代における新しいビジネスモデルの形態として、D2Cが注目を集めています。

ECサイトを中心としたビジネスモデルであり、自社内で商品の企画や製造、そして顧客と直接コミュニケーションを取り合い、直接商品を販売する仕組みです。

商品の企画や開発の段階で、消費者の意見や要望を細かく聞くことができますので、独自性の高い商品が仕上がります。

SNSなどの普及により、D2Cビジネスが非常に大きな注目を集めていますので、今後もさらにD2C市場の拡大が期待されているのです。

D2Cビジネスに取り組む場合、まずはどのような商品を取り扱うか、商品選定を行うでしょう。

ECビジネスを行うからこそ、この商品選定段階ではしっかり売れ筋を狙って絞り込んでいきたいですよね。

D2Cビジネスとして取り扱う商品選定が終われば、次は商品登録を行わなければなりません。

商品登録は、後のことをしっかり考え、ルールを決めておかなければ、今後大変な事態を招きかねないことを忘れてはいけません。

そこで今回は、D2Cビジネスにおける商品登録のルールについて、詳しくお話させて頂きたいと思います。

今まさにD2Cビジネスにおける商品登録段階の方は、是非この記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

ECビジネスでの商品登録は重要な作業

ECサイトを運営していく中で「受注管理」「在庫管理」「顧客対応」「発送作業」の4つのセクションに分類されるでしょう。

そしてある程度売り上げが伸びていくと、顧客対応や発送作業と合わせ、日々商品登録を行わなければなりません。

商品登録と聞くと、ただ自社が活用しているカートシステムに商品情報を入力するだけ火と思いますが、実際には商品を撮影し、その写真の編集、商品の特徴を分かりやすく説明するためのコンテンツも作成しなければなりません。

商品登録では最初のルール作りが最重要

商品登録を行う際、最重要になることが最初のルール作りです。

ルールを作らなければ、もし複数のスタッフで作業を行った場合に、写真の向きやコンテンツに統一感が無くなってしまい、Webサイト自体の見た目も悪くなるだけでなく、その後の修正作業や項目を追加することもできなくなってしまう場合があるのです。

商品の登録数が多くなればなるほど、修正作業自体に非常に手間がかかってしまい、結果的に業者へ依頼しなければならず、無駄なコストを費やしてしまいます。

このような事態を避けるためにも、まずはルールを定める必要があります

商品登録を楽にする方法

CSVにて一括対応をする

CSVは、一度に大量のデータを管理し、処理することができるので、商品登録の最も基本的な商品管理方法といえるでしょう。

CSVはExcelと形式が似ていますので、そこまで特別なスキルが無くても取り扱うことができますし、特定のキーワードやデータの項目などの挿入や削除もカンタンに行うことができますし、一括登録でカートシステムに登録することができるので、非常に利便性がタカイでしょう。

ですが、Excelと似てるとは言えど、表記に差異が生じてしまいますので、CSVにてデータを編集する際は、「Cassava Editor」や「Libre Office」などの専用エディターを導入することをおすすめします。

テーブルタグにてサイズ表記をする

商品に付随する情報といえば、素材やサイズ、色、説明文でしょう。

ECビジネスの場合は、顧客が直接商品を見たり、手に取ることができませんので、商品情報は非常に重要です。

そして、これらの情報を文字のみで表記してしまえば、顧客にとっては非常に分かりにくいものになってしまいますし、見栄えも悪くなってしまいます。

ですので、商品情報を見やすくするためにも、テーブルタグを活用することをおすすめします。

Webサイト上でテーブルタグを作成するためには、HTMLの知識が必要になりますが、「Excel to HTML」というWebサイトを使えば、HTMLの知識が無くともカンタンにテーブルタグのプログラムを作成することができます。

このようなツールを使い、テーブルタグを作り、自社が利用しているカートシステムでの商品詳細内容入力画面からそのタグを入力すれば、カンタンに商品情報を表記することができるでしょう。

まとめ

以上、D2Cビジネスにおける商品登録のルールについてお話させていただきました。

D2Cビジネスを始める上では、商品選定が難しいと思われる方が多いかもしれませんが、商品選定と同じくらい商品登録も非常に難しく、重要な事例であることを忘れてはいけません。

ビジネスが進むに連れて大変なことになる前に、開始前にしっかり商品登録のルールを決め、そのルール通りに実践することを心がけましょう。

D2Cビジネスをスムーズに進めるためにも、ぜひこれらの方法を参考にしてみてくださいね。