D2CWebサイトにASPを導入するメリットと注意点

近年、D2Cは日本国内でも大きな盛り上がりを見せています。

ブランドやメーカーが自社内で商品を製造し、仲介業者を介すことなく、消費者に直接商品を販売する仕組みです。

日本では2000年後半頃からデジタルネイティブの増加や、消費に対する考えの変化、サプライチェーンの進化などにより、D2Cを採用する企業が多くなってきています。

D2Cビジネスを行うことで、企業の収益性が高くなりますし、売り方の自由度が高くなる上、顧客データを収集し、蓄積することができますので、効率よくビジネスを進めることができるのです。

D2Cビジネスを行う上では、Webサイトの運営は必須です。

このWebサイトを構築する方法はいくつかあるのですが、「ASP」で構築しようと思われる方もいらっしゃるでしょう。

ASPを上手く導入し、Webサイトを構築し、仕様が合っていれば、初期費用を押さえることができ、簡単な操作で運用コストを下げることができるのです。

そこで今回は、D2CWebサイトにASPを導入するメリットと注意点についてお話させていただきたいと思います。

Webサイト構築方法に悩んでいる方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

ASPとは

ASPとは、ネットワークを通じてアプリケーションを提供するサービスのことです。

従来までであれば、ソフトウェアはコンピューターやサーバーにインストールして使用していたのですが、ASPはネットワークを介して直接サービスの提供者であるASP事業者のサーバーにアクセスし、そのサービスを利用します。

ASPサービスは、販売管理や会計管理、財務管理などさまざまあり、Webサイトのみに特化したサービスではないので、自社の業務に必要な機能のみを選んで利用することができることが特徴です。

中でもWebサイト向けのASPは、EC業務を行う上での最低限の機能が初期設定で備わっていますので、ソフトウェアのカスタマイズやサーバ手配などの準備作業も不要で、Webサイトを開設したいタイミングですぐに始めることができます。

ECサイト向けのASPは、価格やサービスの内容によって機能が異なりますので、導入する前にはしっかり目的を考え、ASPに対する理解を深め、自社に合ったASPを選定することが大切です。

ASPのメリット

ASPを導入することで得ることが出来る主なメリットは、「初期費用が安いこと」「短期間で導入が可能であること」でしょう。

一般的にASPの場合は、カート機能や決済など、ECサイトの根幹部分をカスタマイズすることができるのはASP事業者だけですので、個々ユーザーが変更することはできません。

だからこそ、カスタマイズやスクラッチなどでWebサイトを構築するよりも、時間も短縮し、コストを削減することができますので、初期費用を大幅に削減することができるでしょう。

導入後は月額料金のランニングコストは利用料金として必要になりますが、比較的安く抑えることができるでしょう。

また、導入のための特別な開発を行う必要がありませんので、実装された機能だけを利用するサービス形態のための時間がかかりませんし、本来Webサイトを構築する上でのサーバーの選定やソフトウェアのインストール、インフラ環境の整備などの作業も必要ありません。

利用申し込みを行うと、即日、もしくは数日でアカウントが発行されますので、すぐに商品登録と販売を行うことができます。

短期間で導入をすることができるということも、非常に大きなメリットでしょう。

ASPの注意点

ASPの導入のメリットは非常に大きいのですが、もちろん注意すべきこともあります。

ASPは、独自の拡張性がありませんので、個々企業に合わせた個別のカスタマイズを行うことができません。

既に用意されている機能しか利用することができないのですが、このように聞くと使い勝手が悪いようにも思うかもしれませんが、実際には多くの企業やさまざまなサービス形態の要望に応えることができるよう、機能が充実していることがほとんどです。

詳細なカスタマイズができないものの、特殊な機能が必要ではない限りは、自社の目的に合せた運用を行うことができるのです。

またもし、目的の仕様に合わない場合であっても、ASPサポートと連携することで解決することが出来る場合がありますので、導入前にはサポートがしっかりしているか、ということを確認しておくことが大切です。

また、ASPは外部システムとの連携が難しいので、もしWebサイトと企業の基幹システムや物流システムと連携したい場合には、あまりおすすめはできません。

ASP事業者に依頼することで連携することが出来る場合があるのですが、基本的にASPは自社内のサービスで完結するように作られていますので、複数のシステムを連携したい場合には、パッケージ型やスクラッチ型などの他の方法でWebサイトを構築しましょう。

まとめ

以上、D2CWebサイトにASPを導入するメリットと注意点についてお話させていただきました。

ASPを活用してWebサイトを構築するには、ASP事業者のサポートの質や、セキュリティ対策などを事前に仕様をしっかり洗い出し、自社に合ったASPを選定することが非常に重要です。

ASPでWebサイトを構築することは、比較的手軽に、そしてコストを押さえて運用することができますので、もし初めてWebサイトを構築する、という場合はまずASPで試してみてはいかがでしょうか。