D2Cビジネスを行う上で知っておくべき「ブロックチェーン」

D2Cとは、Direct to Consumerの略称であり、ブランドやメーカーが直接消費者に商品を販売することを言います。

従来までのように仲介業者を介すことなく、主にECサイトを通じて商品を販売することが多く、SNSなどのオンラインから集客し、販売することが特徴です。

昨今まで無名だったブランドやメーカーが急速に成長し、注目を集めることが多くなってきました。

D2Cビジネスを行っていると、「ブロックチェーン」という言葉を耳にすることがあるでしょう。

ブロックチェーンは、今までに解決することができなかったさまざまな問題を解決することができる技術であり、今後の経済効果がさらに拡大するという見解も出ているのです。

今の時代のD2Cビジネスを成功させるには、ブロックチェーンを知らなければ非常にもったいないのではないでしょうか。

そこで今回は、D2Cビジネスを行う上で知っておくべき「ブロックチェーン」について、詳しくお話させて頂きたいと思います。

今後D2Cビジネスをより確実に成功させたい、と思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

ブロックチェーンの名前の意味

ブロックチェーンは、独立しているネットワークを構成している複数のコンピューターに、暗号技術を組み合わせて取引の情報などのデータを同期し、記録する手法です。

一定期間の取引データをブロック単位にまとめ、コンピューター同士で検証し合いながら、まるで鎖のチェーンのように繋いで蓄積する仕組みであり、分散型台帳とも呼ばれます。

そしてその一方で、従来までの複数のコンピューターデータを代表してまとめているコンピューターがあり、そのデータが正しいと考え、ネットワークで共有されているのです。

ブロックチェーンを構成する技術

・暗号化技術

暗号化技術は私たちの生活にも普通に使われているものです。

たとえばメールなども暗号化技術に含まれています。

メールを送信する場合、メール内に書いた文面がそのまま送信先に対し、インターネットを通じて届くわけではなく、一度暗号化されてインターネットに出ていきます。

ブロックチェーンでは、この暗号化をブロックにて管理しますので、ブロックの中に暗号化されたデータを入れ、封をして管理し、そしてこのブロックが順番に封されてチェーンで繋がれていくのです。

・コンセンサスアルゴリズム

ブロックの中にデータが入った後、この中身の情報は本当に正しいのか、という確認作業に入ります。

コンセンサスアルゴリズムは。この確認作業が全員から承諾された後に封をし、この同異形成作業のことを言います。

コンセンサスアルゴリズムにより、セキュリティの担保はされているのです。

・ピア・トゥ・ピア

ピア・トゥ・ピアは、管理者がいないネットワークにて、個人同士が繋がっている技術であり、上記での、「合意形成を取る」という作業を可能にしているものです。

ブロックチェーンでの活用は、取引が発生するとネットワーク上の全ての人に対し通知が届き、そして全員が取引を承認することで取引が完了します。

そしてその取引データを誰かがブロックにまとめることで、データがブロックにまとめられた、ということが通知され、全員に商品されることでブロックに封がされた、ということになるのです。

このように全てが一箇所で管理されているのではなく、ネットワーク上の個体ごとの全ての取引データを管理しているので、もし企業のサーバーダウンが起きたとしても、ネットワーク上のコンピューター1つがダウンしただけであり、他のコンピューターには今まで通りのデータが残されていますので、機能停止にはならないのです。

・分散型台帳技術

ピア・トゥ・ピアは、1つの個体ずつが取引記録を持っている状態のことでありますが、分散型台帳技術では、各コンピューターに全ての取引データを持っているので、残りを照らし合わせれば問題はありません。

このように、お互いのデータをお互いで持っており、分散型台帳技術の最大の利点は、データ改ざんへの強さでしょう。

たとえば1人の取引データを改ざんしたとしても、他の取引記録とは異なっていることが明確に分かります。

改ざんを行おうとすれば、全ての取引データを書き換えなければなりませんので、実質的に不可能なのです。

まとめ

以上、D2Cビジネスを行う上で知っておくべき「ブロックチェーン」についてお話させていただきました。

ブロックチェーンがもたらす最大のものは「信頼」です。

従来まで、人が管理することによって成り立っていた信頼が、ネットワークシステムでの信頼を獲得することができるのです。

このブロックチェーンはまだ課題があり、発展途中ではあるのですが、今後さらに進化を遂げ、さまざまなビジネスにおいて、新しい価値を提供する可能性を秘めているのです。

今の時代だからこそ需要が伸びているD2Cビジネスだからこそ、ぜひまずは関心を持ち、知識をつけて、ビジネスに応用してくださいね。