有名ブランドに学ぶD2Cに欠かせないストーリーの作り方

現代の消費者は、名の知れたブランドだから、高級なブランドだからと言うだけで、ブランドを選ばなくなっていると言われています。

この現代の消費者の多くが、重要と考えるようになっているのは、ブランドがどのように誕生したか、商品がどのように作られているか、と言ったブランドのストーリーです。

そのため、多くのブランドが独自のストーリーを展開していますが、現在のD2C市場では、消費者を惹きつけるストーリーがあまり生み出されていないのです。

そこで今回の記事では、有名ブランドに学ぶD2Cに欠かせないストーリーの作り方について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

ブランドストーリーの重要性

D2Cビジネスは、ここ数年の間に急速に成長し、多くのD2Cブランドが誕生しています。

しかし、市場が成長しているからと言って、全てのブランドが成功しているわけではありません。

現在も、日に日に競争は激しさを増しており、顧客を集めることも困難な状況となっているのです。

の中で生き残るためには、競合ブランドとの明確な差別化が必要となります。

そして、その差別化に欠かせないのがブランドのストーリーなのです。

ブランドストーリーは、従来より、それぞれのブランドがそれぞれのストーリーを展開しています。

消費者は、そのブランドのストーリーに共感し、ブランドのファンとなるのです。

これまでも、優れたブランドストーリーを生み出すことは重要とされてきましたが、ここにきて、さらにこのブランドストーリーの重要性が再認識されるようになっているのです。

しかし、現在の日本のD2C市場では、優れたブランドストーリー提供していると言えるブランドはほとんどありません。

世界的な有名ブランドのように、数多くの消費者の共感を得ることができるような、優れたブランドストーリーを生み出すことは、決して簡単なことではないのです。

魅力的なブランドストーリーの作り方

世界には、いくつもの優れたブランドストーリーが存在していますが、そのような多くの消費者を惹きつける魅力のあるストーリーには、いくつかの共通点が見られます。

その点を参考に、ストーリーを構築していけば、効果的なストーリーを作り出すことが可能となるのです。

その共通点とは、まず、初めにストーリーの主人公となる創業者などに、深刻な問題が発生する、もしくは、深刻な悩みを抱えていることです。

例えば、アメリカの眼鏡D2Cブランド「WARBY PARKER」の場合、創業者の一人が、学生時代に体験した、旅行中に眼鏡を破損したトラブルをストーリーとしています。

眼鏡の破損と言うと、現代では、それほど深刻な問題のように感じない人もいるかもしれませんが、その時代、眼鏡は高価であり、学生が簡単に買えるようなものではありませんでした。

また、視力の低い人にとって、眼鏡は必需品であり、眼鏡がなければ歩くこともできない人も大勢いるのです。

この創業者の場合は、眼鏡を買うことができず、さらに修理代も高額であったため、しばらくの間眼鏡なしで過ごす事となってしまいます。

創業者にとって、眼鏡を買うことも直すこともできず、眼鏡なしで生活すると言うのは、非常に深刻な問題です。

このような主人公に大きな問題が起こるストーリーが、消費者の多くを惹きつけるのです。

次に共通しているのが、その問題や悩みを解決するために積極的に行動を起こすことです。

問題や悩みを抱えている人は多いですが、人それぞれ様々な事情があり、なかなかそれを解決するために行動を起こすことはできません。

そのため、問題や悩みをどうにかして解決しようと、積極的に行動を起こす人に対し、消費者は憧れのような気持ちを抱くのです。

そして、それが、ブランドへの共感となり、ブランドのファンが生まれるのです。

先ほどのWARBYPARKERの場合、眼鏡が買えないと言う深刻な問題を抱えたことのある主人公である創業者は、そのような思いをする人を少しでも減らすことができればと、質の良い眼鏡を手ごろな価格で販売したいと考えWARBYPARKERと言うブランドを立ち上げるのです。

同じような問題が起こることは良くあることですが、このような変革を起こすような行動をとることのできる人はほとんどいません。

この行動力に、多くの消費者が惹きつけられ、このブランドは消費者の圧倒的な支持を得ることに成功し、大きく成長することができたのです。

まとめ

魅力のあるブランドストーリーは、多くの消費者の共感を誘い、ブランドのファンを生み出してくれます。

そして、その魅力のあるストーリーを作り出すためには、今回説明した2つの共通点を意識することが大切なのです。

他のブランドの真似をする必要はありませんが、既に多くの消費者を魅了している優れたストーリーは、参考にする価値があるものです。

D2Cブランドとして、成功したいのであれば、このような優れたストーリーを参考に、それを上回る魅力的なストーリーを作り出すことが必要となるのです。