D2Cビジネスを成功させるための極意とは

近年、通販業界では「D2C」を取り入れている企業が非常に増えてきています。

しかし、D2Cは最近出て来た販売手法というわけではなく、従来の「直販」にデジタル的なテクノロジーが組み込まれた派生型の販売方法になります。

ですので、D2C自体は直販を行っている事業主にとってはイメージが湧きやすいと思います。

ですが、実際に成功している事例などが無いとなかなか難しい部分もあると思います。

そこで今回は、D2Cビジネスを成功させるための極意をいくつかご紹介していきたいと思います。

極意その1:SNSを上手く活用する

SNSの影響力が非常に大きい現代では、多くの企業がSNSを活用して様々な発信を行っています。

D2Cビジネスを展開する際も、SNSというのは非常に活用することが出来ますし、D2Cビジネスは、SNSと非常に相性が良いです。

ただし、販売している商品をただ宣伝したり発信するだけでは、ユーザーの目に止まることはありません。

というのも、他にも似たような商品は探せばたくさんあるからです。

ですので、他の類似商品との差別化をいかにSNSを使って実践することが出来るかが、D2Cビジネスを成功させるためには重要になってきます。

では、具体的にどのように差別化をするかというと、商品の宣伝のためにSNSに投稿するのではなく、商品を手に取るであろうユーザー層との交流に重きをおいてSNSを活用することをおすすめします。

例えば、自社で販売している商品を活用したオリジナルのアレンジ方法やユーザーがお得だと感じる有益な情報などを継続的に発信していくことなどをすると、興味を持ったユーザーから質問や要望などを聞かれることが増えてくると思います。

極意その2:ECを主戦場として商品展開をする

D2Cビジネスを実際に展開している企業の中には、実店舗での販売も行っている企業もたくさんあります。

しかし、現代はネット社会でもあり自宅いながらほとんどの商品を手に入れることが出来るため、あくまでも主戦場はEC通販などのネット販売を軸にした商品展開をおすすめします。

もちろん、実店舗での販売を行っても良いとは思いますが、わざわざ土地代や家賃などの経費が必要になる実店舗の販売よりは、EC販売でD2Cビジネスに力を入れた方がリスクは少ないと思います。

極意その3:顧客第一主義の姿勢を貫く

商品を販売する以上、どうしても商品の良さをアピールしがちになりますが、それではユーザーや顧客の目には止まりません。

「ここの商品を購入したい」と思わせるような販売手法でないと、例え素晴らしい商品でも売れることはないと思います。

そこで重要になるのが、商品のアピールではなく、商品を購入するであろうターゲット層との交流や意見や要望をいかに商品に反映させるかです。

先にも説明している通り、モノが溢れかえっている現代では似たり寄ったりな商品はたくさんあります。

その中で、自分の販売している商品を手に取ってもらうには、ユーザーの声に応えたユーザーのニーズに合わせた商品を常に制作したり改良したりしていくことが重要になります。

つまり、販売側目線でなく常にユーザー目線で商品を改良していったりアピールしていくことで他の類似商品との差別化を図り、「ここの商品は顧客にとって使いやすい商品である」と言った認識を持たせるように取り組むと自然とD2Cビジネスも成功していくと思います。

ですので、例えどんなに面倒な要望や質問・お問い合わせなどが届いたとしても真摯に向き合い、販売側と購入側との信頼関係を築くことがD2Cビジネスにおいて成功する最も重要なポイントだと思います。

まとめ

今回は、D2Cビジネスを成功させるための極意として、3つのポイントをご紹介してきました。

その3つのポイントというのが、

・SNSを上手く活用し、顧客との交流を図る

・実店舗の販売よりも、ネット通販やEC販売に力を入れる

・商品そのもののアピールよりも、商品を使う事でいかにユーザーにとって有益になるかをアピールし顧客第一主義でビジネスに取り組む

の3つになります。

D2Cで成功している企業や事業主の多くは、上記の3つのポイントをしっかり押さえている企業がほとんどです。

そして、D2Cビジネスで何よりも大切なのは、顧客側の目線合わせて都度改良やリニューアルをくり返し、顧客との交流を積極的に図ることだと思います。

対面販売よりも、ネット販売やEC販売との相性が良いD2Cビジネスは、どうしても顧客との距離が出てしまいがちになるので、なるべくSNSや意見箱などを活用してより多くのユーザーや顧客の意見を取り入れ、顧客との信頼関係を築くことでリスクを減らすことも出来ますし、ビジネスとして成功する確率も上げることが出来ます。

顧客を大切していれば、自然とリピーターや常連なども増えていくので、D2Cビジネスを成功させたいのであれば、顧客を何よりも大切にすることが成功させるための極意だと思います。