海外コスメD2Cブランドから、D2Cビジネスの成功の秘訣を知る

今、企業や個人が小売店舗や流通業者を介さずに、自社Webサイト上で消費者に直接商品やサービスを販売する、D2Cビジネスに注目が高まりつつあります。

アメリカで生まれたビジネスモデルで、もうすでにアメリカではユニコーン企業となっているD2Cブランドが非常に多くなっているのです。

従来までのビジネスモデルとD2Cビジネスモデルとの大きな違いは、世界観を伝えることに重視していること、ユーザーへ利益還元をすること、SNSでのインフルエンサーの拡散力が重視されていることでしょう

時代が変わったからこそ、消費者の商品や購入の消費形態に大きく影響しており、それがD2Cビジネス市場拡大の後押しをしていることでしょう。

D2Cビジネスに取り組む業界は、国内外問わず、特にコスメ業界が多いですよね。

今後はさらにD2Cビジネスの市場拡大が期待されており、そしてレディースコスメだけでなく、メンズコスメまでも需要が拡大することが予想されていますので、今注目を集めているコスメブランドの成功事例が、今のD2Cビジネスのヒントになるのではないでしょうか

そこで今回は、海外コスメD2Cブランドから、D2Cビジネスの成功の秘訣を知る、ということについて、詳しくお話させていただきたいと思います。

今後コスメD2C業界への参入を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

「Glossier(グロッシアー)」

D2Cコスメブランドの代表格と言えば、Glossierでしょう。

Glossierの創業者、Emily Weissは、もともと有名ファッション誌VOGUEでスタイリングアイシスタントを務めていました。

その際、有名人や著名人と関わった際に美の秘訣やメイクのコツなどを聞き、そのインタビューコンテンツを発信する「Into The Gloss」という美容ブログを開設したのです。

今でこそ、SNSなどを中心にインフルエンサーが活動することが多いのですが、当初はブログがコンテンツ発信のメインの場所として考えられていたのです。

基本的なマーケティングは、デジタルをメインとして、顧客の声を元に商品の開発や製造を行っていますので、女性1人1人がそれぞれの美を探求し、つながりを感じるための場を作ったのです。

常に顧客の意見を重視しており、創業者自身もSNSなどで顧客からの問い合わせに直接対応していますので、顧客との距離が非常に近いD2Cブランドと言えるでしょう。

「Drunk Elephant(ドランクエレファント)」

2019年に資生堂が買収したことで注目を集めたDrunk Elephantは、スキンケアのD2Cブランドです。D2Cビジネスとしては欠かすことのできないターゲットである、1995年~2009年に生まれたミレニアル世代とZ世代から多くの支持を集めています。

肌に優しいケアを追求することから生まれたので、原材料にもかなりこだわりを持っています。

現在慮に用いられている、マルラオイルは抗菌化作用が非常に高く、アフリカではスキンケアだけでなく民間療法にも使われているのです。

Drunk Elephantで展開されているラインナップは、石鹸美容液クリームピーリングパック日焼け止めなどであり、どれも全て非常に人気が高く、全て無添加で肌に優しい処方なのです。

Drunk Elephantは順調に売り上げを伸ばしているものの、他のD2Cコスメブランドとの大きな違いは、流行を追っていないこと、ケア商品以外を製造するなどビジネスの拡大を望んでいないこと、インフルエンサーマーケティングを行っていないことでしょう。

今後はアジア展開に注力されるので、国際的にシェアが拡大されることが期待されています。

「Bybi(バイビー)」

Bybiは、イギリスのD2Cブランドであり、Clean Beauty Insidersという美容ポッドキャストから生まれました

Clean Beauty Insidersは、自然素材を用いたDIYのスキンケア情報を発信していたため、Bybiもその理念を受け継ぎ、動物実験を行うことなく100%の自然素材を用いたクリーンなスキンケアアイテムを販売しています。

Bybiのラインナップは、インドのあーゆるヴェーダや漢方からヒントを得て、ティーツリーオイルパクチーなどの植物エキスをふんだんにつかわれていることが特徴です。

パッケージに関しても、Bybiは強いこだわりを持っており、有機素材を使い環境へ配慮していることが分かります。

使用後のボトルは、商品到着時に付属されている返送ラベルを貼って送ることで、減菌処理をして再利用されるのです。

肌に優しいスキンケアアイテムを探している人はもちろん、ヴィーガンの人からの支持を得ていることも特徴でしょう。

まとめ

以上、海外コスメD2Cブランドから、D2Cビジネスの成功の秘訣を知る、ということについてお話させていただきました。

今回ご紹介したD2Cコスメブランド以外にも、参考になるさまざまなD2Cコスメブランドがあるのですが、上記のブランドだけを見ても、SNSを利用して顧客と良好な関係を築いていること、環境に優しい自然原料を使っていること、カジュアルなおしゃれ感があることが共通点として分かりますよね。

今後日本のD2Cコスメブランドにおいても、これらは重要視されるポイントになりますので、ビジネスを成功させるためにも、これらの要素をしっかり抑えることができる設計が重要です。