「D2CビジネスにおいてDXに繋げるためのRPA導入」

今、短期間にビジネスをグロースさせるD2Cビジネスモデルが話題になっています。

D2Cはベンチャーキャピタルから資本を入れることが多く、テック企業であり、顧客に対し、コト付きのモノ、もしくはライフスタイルを直接販売しますので、スタートアップ企業であっても急成長しやすいと考えられており、D2Cブランドを立ち上げる事業者が多くなっています。

今後さらに拡大するであろうD2C市場にて、昨今「DX」が求められていることをご存知でしょうか。


DXは、デジタルテクノロジーを活用し、ビジネスの変革や創造をすることで、新しい価値を創り出すことです。

DXで何を実現したいのか、ということを追求していくと、作業の自動化などを行う「RPA」に辿り着くでしょう。

D2Cビジネスを行う上では、DXとRPAは目的が異なってくるのですが、RPAを導入することで、DXを実行するための土台作りにも繋がるのです。

そこで今回は、D2CビジネスにおいてDXに繋げるためのRPA導入について、詳しくお話させて頂きたいと思います。

D2Cビジネスを確実に成功させたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

RPA

RPAは、ロボティック・プロセス・オートメーションの略称であり、ソフトウェアロボットとコンピューターを活用して、デスクワーク業務などを自動化するテクノロジーです。

コンピューターの画面上で行う人間の操作を模倣し、システム間でのやりとりを自動化することで、業務での時間短縮はもちろん、人為的ミスを大幅に減少させることができますので、生産性の向上に期待することができます。

RPAの活用は、繰り返し行われる業務や、定められたルールに基づいて処理することができる業務などは、RPAを活用した自動化に適しています。

データやテキスト転記、SFA入力や広告レポートの作成、情報の比較や照合、モニタリングによる異常検知などの業務は、ビジネスを行う上で必ず発生する上、非常に重要な業務です。

さらにこれらの業務は人為的ミスが起こりやすいので、よりRPAの導入が重要視されています。

RPA導入の効果

・業務効率化

今実際に行っている業務を自動化することで、当然のことながら業務効率化に繋がります。

特に大手企業においては、より多くの業務が細分化されていますので、作業時間を大きく奪われてしまっていることも多く、RPAによる効率化の効果は非常に大きくなる傾向にあるのです。

たとえば1日当たり数時間の業務を、数十人、もしくは数百人で行っているとなると、1日当たり数十時間、もしくは週百時間の時間的負担の解消に繋がります。

・品質向上とエラー率の低下

コンピューターは、一度システムを組み込めば、常に一定を保ち、最高のパフォーマンスを発揮します。

読み込むデータそのものに間違いがなければ、作業プロセスの段階でミスが起こることは、ほぼなくなりますので、作業品質の向上を実現することができるでしょう。

・プロセスの見える化

RPAを導入する前であれば、担当者は作業を実施し、ブラックボックス化してしまうということはよくありました。

ですが、RPAを導入するためにはプロセスなどを細分化し、システムに組み込まなければなりませんので、導入の準備段階で改めてプロセスを明確にすることができます。

さらにRPAの導入をした後は、今までの感覚や経験などで評価されていたものが、データで評価されるようになりますので、再現性も非常に高くなるでしょう。

DXとRPAの関係性

RPAの基本的な機能は、DXの第一段階の業務のプロセス改革での業務自動化です。

自動化やデータの蓄積によって、新しいビジネスを生み出すリソースになりますので、DXを進めていく上では非常に重要なポイントなのです。

自社が取り組む分野によっては、RPAの活用はDXの第一段階で終わることもありますが、RPAはDXの最終段階を実現することに不必要というわけではなく、最終段階を実現するためには欠かせない、市場適応に役立つのです。

またRPAの導入により、作業を自動化したことで空いたリソースは、他の業務に当てることができ、人が本来行うべき思考力や独創性を重視した業務に割くリソースが増えますので、生産性の向上に期待することができるでしょう。

まとめ

以上、D2CビジネスにおいてDXに繋げるためのRPA導入についてお話させて頂きました。

今後さらに拡大するであろうD2C市場であるからこそ、最新のデジタル技術の知識は欠かすことができません。

また、労働人口が減少する今の時代は、より効率性やスピード性が求められていますので、RPAなどの新しいIT技術での対応は必要不可欠なのです。

今現状の業務改善のきっかけにもなり、旧システムの見直しにも繋がりますので、ぜひこの機会にしっかり知識をつけ、戦略的なDXに繋げてくださいね。