D2Cビジネスに活用できるInstagram広告のターゲティング

日本国内で大きな盛り上がりを見せているD2Cビジネスモデル。

自社内で企画し、製造した商品を、仲介業者を介すことなく、消費者に直接商品を販売する仕組みです。

世界的に見ても、今のトレンドビジネスとして広く認知されているのですが、ここまでD2Cビジネスが注目されている理由としては、デジタルネイティブ世代の増加、消費の考え方のシフト、そしてサプライチェーンの進化が挙げられるでしょう。

また、D2Cビジネスを行うことで、売上の傾向などのデータを直接得ることができ、トレンドやニーズにすぐに答えることができるので、非常にメリットが多いのです。

今の時代のビジネスだからこそ、ビジネス手法も今のビジネスに合わせなければならないのですが、今は「Instagram」を活用する企業も多いのではないでしょうか。

顧客と直接コミュニケーションを取ることが重要なD2Cビジネスだからこそ、Instagramをいかに活用するか、ということはビジネス成功の重要なポイントになるのです。

そこで今回は、D2Cビジネスに活用できるInstagram広告のターゲティングについて、詳しくお話させて頂きたいと思います。

これからより効率よくD2Cビジネスを進めたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

Instagram広告のターゲティング

Instagram広告は、それぞれのユーザーに対しその人の興味関心がある広告を優先的に配信する、最適化の仕組みです。

広告配信の最適化は、最終的にInstagram広告の配信システムであるAIや人工知能が判断をして行いますので、すべてが広告主の理想通りに配信されるというわけではありません。

ですが事前に、Instagram広告のターゲティング設定で、このようなターゲットユーザーに広告を配信したい、ということを設定することができます。

ターゲティングを行うことで、広告の反応率を高め、費用対広告を改善することができるのです

広告の内容に興味を持ちそうな人にターゲットを絞り込んで広告が配信されますので、広告の反応率が高くなり、自然と購入率も高くなるのです。

Instagram広告のターゲティングの設定

Instagram広告を、最適なターゲティング設定をするためには、広告戦略が必要不可欠です。

ターゲティングを設定すること自体は、操作的に画面の指示に従って行うだけですので、誰でも可能なのですが、適切にターゲティングの設定を行うためにはまず、広告戦略まで戻って考えなければなりません。

この広告戦略を考える上では、まず何のために広告を運用するのか、ということを明確にすることで、どのようなターゲットを設定すれば良いか、ということも明確になるのでしょう。

「この広告はなんのための広告なのか」ということを考えることが重要なのです。

また、自社が取り扱う商品やサービスを求める顧客層から考えることも重要です。

シンプルなターゲティングの考え方としては、既存顧客層と同じものを設定することであり、もしもうすでに他のチャネルで顧客を獲得している場合には、その顧客と同じ属性を持ったターゲットに配信先を絞ることで、広告成果を期待することができるでしょう。

そして、その広告のベクトルが、誰に向けられたものなのか誰に受け取ってほしいのか、ということを考えることも重要です。

この考え方から、広告の画像やテキストなどの広告クリエイティブのメッセージより、ターゲットを考えていく方法もあるのです。

Instagram広告は連携が重要

Instagram広告の運用実務は、ターゲティングだけ独立して考えることは不可能です。

訴求するブランドやプロダクト、広告クリエイティブの内容やInstagram広告ターゲティング設定は、すべて一貫性を保つことが重要です。

このように聞くとシンプルな考え方であるのですが、実際は見落としてしまったり他の担当者と連携が取れていなかったり、意思疎通ができていなかったりということは、よくある話です。

ですが、常に広告戦略の全体像を意識して、認識を共有しながら取り組むことで、ターゲティング設定に迷うことも少なくなります

そしてInstagram広告を活用して、今までとは異なる新しい新規顧客層を開拓したい場合には、ターゲットの属性に合わせて広告の切り口や見せ方を変えると良いでしょう。

まとめ

以上、D2Cビジネスに活用できるInstagram広告のターゲティングについてお話させて頂きました。

Instagram広告のターゲティングの設定は、広告の成果を左右する、非常に重要な要素になります。

必要な人に必要な情報を届ける、ということがInstagram広告を成功させるポイントですので、自社のファンになりそうな人に対しターゲットを絞り込んで広告配信をしていきましょう。

Instagram広告はD2Cビジネスに必要不可欠ですので、ぜひこの機会にしっかり知識を得て、Instagram広告に取り組んでくださいね。