D2Cで重要な「LP」を理解するための5つのこと

2010年頃、アメリカで登場したD2Cビジネスモデルが今、多くの企業やブランドから注目を集めていることでしょう。

D2Cビジネスは、企業やブランドが自社内で商品の企画と製造を行い、完成した商品を流通業者を介すことなく自社ECチャネルを用いて直接消費者に販売するというビジネスモデルです。

「自社開発の商品を消費者に直接販売する」という点においては、オンライン上でのデジタルサービスを提供するIT企業で一般的に採用されていましたが、D2Cに関しては、ファッションアイテムや生活用品といった、実体がある商品を取り扱いますので、非常に新奇性があると考えられるでしょう。

D2Cビジネスは、より長く顧客とより深い関係性を築くことが重要ですので、継続的に商品やサービスを購入してもらい、LTVを伸ばしていかなければなりません。

そのためには、一過性のニーズのみを捉えるのではなく、潜在的なニーズを呼び起さなければなりませんよね。

ユーザーはバナー広告などをクリックし記事広告に触れ、潜在的なニーズを喚起した後に「LP」を見るでしょう。

つまりLPを見ているユーザーは、ほぼ購入意思を固めていると言えるので、D2CビジネスにおいてLPは非常に重要なことなのです。

そこで今回は、D2Cで重要な「LP」を理解するための5つのことをお教えしたいと思います。

今後D2Cビジネスを展開し、成功させたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

D2CビジネスでLPを作る上で理解すべき5つのこと

顧客ニーズと共感ポイント

顧客ニーズと、顧客の共感ポイントをしっかり正確に理解しておくことは、マーケティングにおいてもLPにおいても、基本中の基本と言えるでしょう。

ユーザーが自社に対しどんなことに期待をしているのか
その期待に対しどのような行動を取ればユーザーが共感してくれるのか、ということを理解しましょう。

これを理解するためにはまず、ターゲットとしているユーザーが望んでいるもの、ユーザーエクスペリエンスを正確に理解しておかなければなりません。

LPはデザインの良し悪しも重要ですが、この理解こそ、大きな成果を生む要因となるのです。

深い部分での商品理解

LPを制作する際、LP制作企業に委託する場合があるかと思いますが、この際、丸投げしてしまっては表面的な部分のみを捉えられてしまう場合があります。

そうなってしまわないためにも、商品そのものの深い魅力をしっかり理解している人が間に入るなどの制作メンバーの見直しをしてみましょう。

制作者には商品に対する深い理解が必要なのですが、その魅力を伝える内容としてはシンプルであるべきです。

シンプルであっても顧客の目を惹くためには、直観的に良いと思ってもらえるような工夫が重要ですので、文章の論理性だけでなく視覚的効果も活用しましょう。

カスタマージャーニー

ユーザーがどのようにして自社LPまで辿り着いたのか、どのようなメッセージを受け取ってLPに到達したのか、ということを理解しましょう。

これを理解するためには、カスタマージャーニーを作ると理解しやすいでしょう。

カスタマージャーニーによって、LPに至るまでの広告で、必要なメッセージを十分に伝えることができていると分かれば、LPは決済の場として活用することもできるのです。

広告クリエイティブ

広告を運用する担当者とLPを制作する担当者が同一人物であれば問題はないのですが、もしこれが違う人物の場合、ユーザーに対し広告によってどのような課題を呼び起こしているのか、を理解しなければなりません。

実際自社が運用している広告クリエイティブをしっかり理解して、ユーザーに訴求している内容の方向性を一致させ、LPと広告を見比べ表記に誤差がないか、という細かな部分までしっかり確認をしておきましょう。

どのようなシステムがあるのか

D2Cビジネスでは、どのようなシステムがあるのかを理解しておくことも大切です。

この場合におけるシステムとは、技術的なことではなく、
「どのようにすればより顧客が購入しやすいか」
「どの決済方法を導入すれば顧客が利用しやすいか」ということです。

これを正しく考えるためにも、実際にどのようなシステムがあり、そのシステムがどのようなことに使うことができるのか、ということを理解していなければなりません。

まとめ

以上、D2Cで重要な「LP」を理解するための5つのことについてお話させていただきました。

この5つのことを見ると、もしかすると当然のことだ、と思われるD2C事業者の方も多くいらっしゃるかもしれませんが、実際に上記5つのポイントをしっかり抑えているLPは少ないものです。

もしもうすでにLPを持っているという場合でも、ぜひこの5つのポイントを見直して改善してみてはいかがでしょうか。