D2Cビジネスは、ネット内で完結するためSNSとの相性は非常に良いのが特徴の一つです。
実際、多くの企業はSNSの自社アカウントを所有していると思います。
しかし、アカウントを所有しているだけでSNSを上手く活用することが出来ているかと言うと、上手く活用出来ている企業や事業者は少ないと思います。
そこで今回は、D2CのマーケティングにおいてSNSをどのように活用したら良いのかのポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
冒頭で、SNSの自社アカウントを所有している企業は多いと書いていますが、既に所有しているアカウントではなく、D2C専用のアカウントを新たに開設することをおすすめします。
というのも、専用アカウントにすることで興味を持ってもらったユーザーに、ダイレクトにアプローチをすることが出来るため、非常に効率的だからです。
企業アカウントは企業アカウントとしてそのまま運用しておくことは出来るので、用途に合わせたアカウントの使い分けを行ってビジネスを展開するのは非常におすすめだと思います。
そして、企業アカウントであっても従来では生産者と消費者が直接コミュニケーションを取ることは難しかったですが、SNSだと気軽にコミュニケーションが取れるうえに信頼関係の構築が行いやすいというメリットがあります。
ですので、D2C専用のSNSアカウントを所有し運用することは非常におすすめだと思います。
多くのSNSでは、公式で広告配信サービスを提供しています。
実際、Twitterやインスタを開いていると「プロモーション」と記載されている広告が流れてきます。
こういったSNS広告を活用することで、様々な場所に自社ブランドの広告を配信することが出来ます。
様々な場所に広告配信を行うことが出来るため、潜在ユーザーへのアプローチもしやすく、購入への導線への誘導も行いやすくなります。
また、SNS広告はユーザーの年齢・性別・居住区・趣味・好みなど細かいターゲティングが出来るので、自社ブランドの狙いたいターゲット層へ的確にアプローチすることが可能となっているので、ぜひ活用されることをおすすめします。
3つ目は、SNSインフルエンサーを起用してインフルエンサーマーケティングを行う方法です。
SNSにおいて、インフルエンサーは多くのファンを抱えているため、一度投稿をするだけでも多くのユーザーの目に止まります。
このようなインフルエンサーの影響力を利用して、自社ブランドの認知拡大から興味喚起・購買コンテンツの誘導を行うことが非常にやりやすくなります。
もちろん、インフルエンサーを起用する際には、費用が掛かってきますがそれ以上の利益を見込むことが出来るのであれば、ぜひ起用してインフルエンサーマーケティングを行っても良いと思います。
ただ、これは資金に余裕のある場合のやり方なので、立ち上げたばかりだったり個人では少しハードルが高いかもしれません。
最後は、「ソーシャルリスニング」を活用する方法です。
ソーシャルリスニングとは、TwitterやインスタのSNSからターゲットとなる消費者のリアルな声を収集して、分析しマーケティングに生かすデータの分析手法のことです。
SNSでは、誰もが気軽に商品やサービスについてレビューをすることが出来るので、ユーザーの本物の「生」の声を拾うことが出来ます。
そのお客様からの「生」の声を競合他社との分析や、ブランドの話題性、ユーザーが抱えている悩みなどから、現状のサービスや商品を改良・改善するヒントへと繋がります。
いくら自分たちが満足できる商品やサービスを提供しても、実際に使用したり利用するユーザーが満足してくれなければ「素晴らしい商品」・「良いサービス」とは言えないと思います。
そのような生産者と消費者との視点の食い違いを無くすためにも「ソーシャルリスニング」はぜひとも活用してみることをおすすめします。
今回は、D2CマーケティングにおいておすすめのSNS活用方法についてご紹介してきました。
正直、3番目に紹介した「インフルエンサーを起用する方法」以外は、そんなにハードルは高くないので、しっかりと狙うべきターゲット層などが分かっていれば訴求効果は出ると思います。
ただ、気軽に出来るSNSだからこそ、悪い印象も与えやすくもなりますので、ブランドイメージが傷つくような炎上商法はおすすめではありません。
また、あくまでも商品やサービス専用のアカウントになるので、その他以外の投稿などはほどほどに抑えておいた方が良いと思います。
そうしないと、実際にファンになってくれた方も離れて行ってしまいますし、そもそも何のためのアカウントなのか迷走してしまうことになりかねないので、気を付けた方が良いと思います。