近年、D2Cというビジネスモデルが多くの注目を集めています。
D2Cビジネスの成長率は今後も更に伸び続けることが予想されていますので、新規D2C事業の立ち上げを検討されている方も多いのではないでしょうか。
D2Cとは、Direct to Consumerの頭文字を取った略称であり、ブランドやメーカーが流通業者や小売店、ECサイトなどの仲介業者を介すことなく、自社内で企画、製造した商品を、自社チャネルなどで消費者に直接商品を販売する仕組みです。
仲介業者を介す場合と比較すると、コスト削減や効果的なブランディングを行うことができますし、消費者と継続的な関係を築きやすいことが特徴です。
D2Cビジネスでマーケティングを行う最大の目的は、ファンを作り、リピーターになってもらうことで、中長期にわたり収益を得ることです。
広告などで集客することはもちろん重要ですが、コアなファンを作るという目線からマーケティング戦略を考えることは非常に重要なのです。
スマートフォンやPCの普及により、急速に顧客や消費者とのタッチポイントが多くなっている今、このタッチポイントをマーケティング活動に応用するデジタルマーケティングの知識は欠かすことができません。
そこで今回は、D2Cビジネスでのデジタルマーケティングの手法について、詳しくお話させていただきたいと思います。
今後D2Cビジネスをより効率的に行いたい、と思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
デジタルマーケティングとは、Googleなどの検索エンジンやWebサイト、SNS、メールなどのあらゆるデジタルテクノロジーを活用したマーケティングです。
デジタルツールを活用し、消費者や顧客とのタッチポイントを増やし、消費者のライフスタイルや行動様式に合わせたタッチポイントを一貫して捉え、それぞれのポイントでコミュニケーションを組み立てていかなければなりません。
自社Webサイトを作成したら、潜在顧客からの流入を増やすために、検索結果上位に表示される必要があります。
クリックされる数が増加し、新しいリード獲得に繋がるのです。
ですが、SEO対策は即効性のあるものではありませんので、SEOのルールを理解しなければ効果は表れませんので、まずはSEOについての理解を深めることが重要です。
リスティング広告は、検索連動型広告とディスプレイ広告の2種類があり、検索連動型広告は、検索されたワードに関連性がある場合に検索結果上位に表示される広告です。
検索結果のWebサイトより上に表示されますので、認知拡大には非常に効果的なのです。
そしてディスプレイ広告は、Webサイト内にテキストと画像、動画、もしくはテキストと画像の形式で掲載される広告です。
ディスプレイ広告により、まだ自身の課題に気付いていない、潜在ユーザーに対してアプローチをすることができます。
コンテンツマーケティングは作成したコンテンツにより、潜在顧客に対するアプローチを変えることができる施策です。
たとえばブログ記事を作成すれば、その内容に興味関心がある潜在顧客を集めることができ、さらにそのブログ記事の最後に関連するセミナー内容や資料を添付することで、よりリード獲得に近づけることができるでしょう。
コンテンツの内容は、常に顧客の課題に沿っている必要がありますので、まずは顧客の課題をしっかり理解してから、その課題を解決するまでの道筋を描くように、施策を練ってみましょう。
数あるマーケティング手法の中でもメールマーケティングは、最も投資利益率が高いと言われています。
メールマーケティングは潜在顧客に対し、直接アプローチをすることができるので、非常に効率的で効果的な手法であると言えるでしょう。
ただ、メールマーケティングを行う上では、短時間のうちにいかにより多くの潜在顧客にアプローチをすることができるか、ということが重要ですので、配信作業の効率化の実現を目的とし、メール配信サービスを有効活用しなければなりません。
このようなサービスも、開封状況などの効果測定を行うことで、改善活動に繋げることができるでしょう。
それぞれのコンテンツを、顧客のカスタマージャーニーと購買決定プロセスの認知、そして興味関心、比較検討に合わせて施策を打っていくことで、リードの獲得に繋げることができます。
以上、D2Cビジネスでのデジタルマーケティングの手法についてお話させていただきました。
デジタルマーケティングにおいて重要なことは、SEO対策や広告出稿を行うことではなく、それを行った施策から得ることができるデータを分析することです。
もう既に、さまざまな情報を取得することができる今、自社にとってどのような情報が必要で、その情報を入手するにはどのような手段が最適であるか、ということを見極める必要があります。
D2Cビジネスではデジタルマーケティングはなくてはならないものですので、ぜひこの機会にしっかり知識を得てくださいね。