D2Cビジネスを行う上で、知っておくべき組織体系

D2Cビジネスは、Direct to Consumerの略称であり、企業や個人が自社商品やサービスの企画や製造、販売を一貫して行うビジネスモデルのことを言います。

特にECサイトを中心とした通信販売のビジネスモデルのことを言い、自社内で商品を企画し、製造し、自社チャネルを通して消費者に直接商品を販売するという仕組みです。

D2Cビジネスを展開することで、開発者が直接消費者の意見や要望に耳を傾け、今まで以上にない独自性の高い商品を作り上げることができます。

D2Cブランドとして、独自のブランドを構築することで、大量生産や大量消費を前提とした、量産品とは一線を隠すジャンルになっているのです。

ビジネスを行う上では、ビジョンやミッションから戦略、組織、戦術、実行という流れのもとに、全てのビジネスが動いています。

D2Cビジネスを成功させるためには、企業のリーダーがビジネスを成功させるために必要なスキルを持っている人材を集め、必要なシステムやツールを導入しなければならないのですが、これを完璧に準備をしたとしても、必ずしもビジネスが成功するというわけではありません。

だからこそ、入念に思考を巡らせて施策を考えなければならないのですが、ビジネスの成功率を上げるためには、戦略にあった組織の型を理解しておかなければなりません。

そこで今回は、D2Cビジネスを行う上で、知っておくべき組織体系について、お話させていただきたいと思います。

今後D2Cビジネスを始めようと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

D2Cビジネスの組織体系

・機能型組織

機能型組織の形態は、業務内容によって組織が分かれています。

事業部の下に営業部と人事部、マーケティング部などがあり、部署ごとに機能が異なります。

常に変わらず同じルーティンワークが求められる企業は、この形態が多くみられるでしょう。

機能型組織のメリットは、業務内容ごとに組織されますので、専門性の高い人材が育ちやすく、同じメンバーで業務をこなしますので、コミュニケーションを取りやすく、オペレーションもスムーズであることでしょう。

デメリットは、プロジェクトにおける責任の所在が曖昧になってしまいやすいので、プロジェクトマネージャーの権限が弱く、さらにプロジェクトの独立性も弱まってしまうことでしょう。

また、部門間での人員調整や情報共有にも時間を費やしてしまいやすいのです。

・プロジェクト型組織

組織形態は、プロジェクト毎に各専門のスキルを持つ人材を集め、チームを作るという形態です。

それぞれのプロジェクト単位で仕事を行いますので、その仕事が完了すれば、チームは解散し、部門に戻り、違うチームに参加したりしますので、システム開発やプロダクト開発ではよく見られる形態でしょう。

プロジェクトごとにマネージャーが着きますので、そのマネージャーの支持によってプロジェクトが実行されていきます。

プロジェクト型組織のメリットは、環境変化の対応力でしょう。

日頃からビジネスをプロジェクト単位で動かしていますので、途中で変更などが発生しても、高い柔軟性によって対応することができるのです。

また、モチベーションの継続性もメリットのひとつでしょう。

ずっと同じ業務に携わる、ということはほぼなく、プロジェクトによって一緒に働くメンバーや目標が変わりますので、自然と気持ちが切り替わり、心機一転仕事に取り組むことができるでしょう。

そしてデメリットは、企業全体として業務が蓄積するのではなく、プロジェクトごとに管理されていきますので、ノウハウや実績が蓄積されにくいことでしょう。

せっかく良い働きをしたとしても、それが引き継がれることなく一旦リセットされて次回のプロジェクトにアサインされてしまいますので、評価がされにくくなってしまうのです。

ですので、企業全体として個人の評価管理と共有を行うことが大切です。

・マトリクス型組織

マトリクス型の組織形態は、機能型とプロジェクト型を併せた形態であり、所属された部門があるのですが、プロジェクトメンバーにもアサインされますので、急成長中の企業や、事業がクライアントとの協業によるものが多いのです。

マトリクス型組織のメリットは、プロジェクトに携わりながら、所属部門の業務を行いますので、企業全体がプロジェクトに関する理解や認知が共有され、プロジェクトを進めやすくなるのです。

また、プロジェクトから得ることができたノウハウを所属部門に還元することができるので、部門全体のスキルアップにも期待することができるでしょう。

デメリットは、当事者になるととにかく業務が忙しくなってしまうことです。

当事者は一時的に冗長が2人になり、困惑してしまう場合がありますので、どちらを優先するべきか、ということを予め決めて望むことが重要です。

まとめ

以上、D2Cビジネスを行う上で、知っておくべき組織体系についてお話させていただきました。

今回ご紹介した3つの組織体系は、すべての組織が当てはまるわけではありませんし、当てはめる必要もありません。

ですが、その時の状況に応じて、どのような組織体制を整えるのか、ということをしっかり選択することが重要です。

D2C市場が拡大している今、外部環境の変化が非常に激しくなっていますので、自社の経営戦略をしっかり見直し、検討し、ベストな組織体制を作ることを意識してくださいね。