成功しているD2Cブランドの事例と、それらブランドの共通点

今、ECプラットフォームの技術革新により、誰でも簡単にオンライン上でモノを販売することができる時代になっています。

特に自社内で商品の企画や製造、そして販売までを行うD2Cビジネスモデルが注目を集めており、D2Cとしてブランドを立ち上げる人も多くなってきています。

D2Cとは、Direct to Consumerの頭文字を取った略称であり、2000年後半頃よりD2Cを採用する企業が多くなってきました。

D2Cビジネスを展開することで、収益性が高く、自由に商品販売をすることができますし、収集した顧客データを蓄積することもできますので、非常にメリットが大きいビジネスモデルであると言えるでしょう。

成功しているブランドは、なぜ成功したのか、という理解を深めることが重要です。

そこで今回は、成功しているD2Cブランドの事例と、それらブランドの共通点について、詳しくお話させていただきたいと思います。

今後D2Cビジネスの展開を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

D2Cブランド成功事例

・「Mr.CHEESECAKE」

Mr.CHEESECAKEは、2020年にセブンイレブンとのコラボで話題を集めた、ケーキのD2Cブランドです。

そもそもは人気レストラン務めていたでシェフが、自身で作ったチーズケーキをInstagramに載せたことが始まりで、あっという間に人気のブランドになりました。
販売数量はごく数量、そして販売時間は毎週土曜日の10時から、と定め販売するスタイルで、販売時間になるとすぐさま完売になってしまうほどの人気なのです。

このような限定感からも、「幻のケーキ」と呼ばれ、ブランディングが出来ていることが強みでしょう。

・「BASE FOOD」

BASE FOODは、その1食を食べるだけで、必要な栄養素をほぼ接種できるさまざまな完全栄養食を展開しているD2Cブランドです。

なぜこのブランドが立ち上がったのか、それは事業者がIT企業に勤務していた際、あまりの多忙さに良い食生活を送ることができなかったことにあり、誰もが食べる「主食」を健康食にすることで、より良い健康を維持することができるのではないか、と考えました。

クラウドファンディングにより資金調達を行い、開発された商品は、すぐに人気を集めユーザーから注目を集めました。

BASE FOODは定期購入プランを設け、継続的に利用するユーザーも多く作ったのです。

・「COHINA」

COHINAは、小柄な女性用のアパレルD2Cブランドです。

創業者はアパレル業界未経験の2人の女性で、小柄な女性のサイズに合った洋服を届けたいと思ったことから、COHINAが立ち上げられたと言われています。

ブランド立ち上げ当初は、Instagramのフォロワー数はわずか400人ほどでしたが、当初では珍しいインスタライブを利用したライブコマースに注力し、人気が急上昇し、今では15万人以上のフォロワー数を誇っています。

このように初心者独特の、知識や経験がないからこそ、消費者のコアな悩みを解消する商品を作ることができる、ということもD2Cビジネスの大きな魅力でしょう。

D2C成功事例の共通点

上記を見て、成功しているD2Cブランドの共通点を探してみると、主に3つの要因が考えられます。

ます1つ目が、ターゲット顧客を理解することができていることでしょう。

自社ブランドのターゲット顧客は誰なのか、それをしっかり理解していることが非常に重要です。

市場のセグメンテーションとターゲティングが有効に働いており、そしてそのターゲット顧客をブランドがしっかり理解しているからこそ、顧客に支持されているのです。

顧客を定義し、その解像度を上げることで、訴えかけるコピーやメッセージ、世界観など全てが変わってくるのです。

顧客それぞれにあったコミュニケーションを行うことが必須になってくるでしょう。

そして2つ目が、独自の世界観を確立することができているということです。

これはD2Cとして「売れるブランド」を作る上では非常に重要で、他社にはない自社独自の世界観が確立してこそ、そのブランドを選ぶ理由になるのです。

まずは自社のブランディングを行うために、ブランドの世界観を確立し、ユーザーを惹きつけましょう。

最後の3つ目は、SNSでファンを獲得しているということです。

SNSの活用にも非常に優れていることが分かるでしょう。

今さまざまな企業にとって、SNSマーケティングは非常に重要ですが、より顧客と近い距離感でコミュニケーションを取りますので、SNSを積極的に活用します。

SNSの活用は、ブランドファンを獲得することにも繋がりますので、ぜひ積極的に活用していきましょう。

まとめ

以上、成功しているD2Cブランドの事例と、それらブランドの共通点についてお話させていただきました。

D2Cビジネスを成功させるためには、ブランドの世界観とストーリーを構築し、このような成功事例と、成功するための共通点をしっかり理解することが大切です。

これからD2Cビジネスを始めようと思われている方は、ぜひこれらの成功事例を参考にしてみてくださいね。