社会問題への取り組みが求められるD2Cブランド

D2Cビジネスは、現在最も注目されているビジネスモデルであり、多くの消費者から高い支持を得ています。

その理由はいくつかありますが、中でも大きいのが、サスティナブルな取り組みに注力している事です。

現代の消費者は、サステイナブルな商品を強く求めるようになっており、その消費者の変化に合わせていくことがビジネスに不可欠とされているのです。

そこで今回の記事では、D2Cブランドに求められるサスティナブルな取り組みについて説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

現代の消費者が求めるものとは?

D2Cは、これまでのように中間業者を介することなく、商品の企画から販売までを自社で一貫して行い、消費者に直接販売するビジネスモデルです。

中間業者を介することによりかかっていたコストやマージンを削減することができるため、品質の変わらない商品をこれまでよりも低価格で販売することが可能となります。

しかし、D2Cビジネスがこれまでのビジネスと大きく異なるのは、この仕組みではありませんし、価格の安さだけが注目されているわけではないのです。

D2Cビジネスがターゲットとする現代の消費者は、これまでとは大きく異なる考えを持つようになっています。

これまで消費者は、企業やメーカーが提供している商品を、特に抵抗もなく受け入れ、購入していました。

しかし、現代の消費者は、一方的に提供される商品をそのまま受け入れることをしなくなっています。

例えば、その商品の価格は適正なのか、どのように商品が作られているのか、利益はどのように使われているのかと言ったことにまで、強く関心を持つようになっているのです。

そして、現代の消費者は、これらのことを知ったうえで、消費者自身が納得できる方針や取り組みを行っている企業やメーカーから商品を購入したいと考えるのです。

現代は、モノが売れない時代と言われ、消費者はこれまでのように積極的に消費活動を行わなくなっていると言われています。

しかし、これは、現代の消費者が、前述のように、自身が納得できない消費活動を行わないためであり、反対から言えば、消費者を納得させることができれば、消費者は積極的に消費活動を行ってくれるということでもあるのです。

消費者はサスティナブルを選ぶ!

このように考える現代の消費者が、現在最も関心を持っているのが、サスティナブルです。

サスティナブルとは、持続可能なと言う意味を持つ言葉で、現代では、地球の環境問題に対し取り組みを続けると言う意味合いで使用されています。

この地球環境の問題と言うのは、世界的な問題であり、一個人だけではなく、企業や自治体、国と言う大きな規模で考えていかなければならない重要な問題です。

この問題に対し、現代の消費者が強い関心を持っているのは、これらの問題が社会全体だけではなく、自身にも大きな影響を与えるためであり、早急に改善していかなければならないからです。

しかし、これらの問題は規模が大きく、一個人だけでどうにかできる事ではありません。

もちろん、個人一人一人が意識を変え、取り組みを行っていくことは重要なことですが、それだけでは問題を解決することはできないのです。

この問題には、国や自治体、企業といった大きな力が必要であり、それゆえに、現代の消費者は、企業に対し、これらの問題に対する取り組みを行うことを求めるのです。

そして、積極的にこれらの問題に取り組んでいる企業を支持し、何かを購入するのであれば、その企業から購入しようと考えるのです。

このような考え方は、現代の消費の中心であるミレニアル世代やその次の世代となるZ世代と言う若い世代になるほど顕著となっています。

サスティナブルに関するとある調査では、このミレニアル世代、Z世代の7割以上にも及ぶ人がサスティナブルな取り組みに注力している企業やその商品を積極的に選択すると答えています。

そして、さらに、この7割以上の人々は、従来の同等の商品より価格が多少高くても良いと答えているのです。

これらの人々は、その多くが富裕層ではない、一般的な消費者です。

これらの消費者は、特別に収入が多いわけではないにもかかわらず、価格よりもサスティナブルであることを強く求めるのです。

つまり、現代の消費者は、コストよりも自身の価値観を重要と考え、サスティナブルな商品を選択するのです。

まとめ

D2Cビジネスは、現在は、ミレニアル世代をターゲットとしており、さらにそのターゲットは、その下の世代となるZ世代へと移りつつあります。

そして、これらの世代の意識は、今回説明したように、これまでとは大きく変化しているのです。

そのため、D2Cビジネスでは、これらの世代のニーズに合わせることが欠かせないことであり、その中でも最も重要となるのがサスティナブルな取り組みを行うこと、そしてそれを訴求することなのです。

これにより、現代の消費の中心となる消費者からの支持を受けることが可能となるのです。