D2Cビジネスで効率的に目標管理を行うための「OKR」

D2Cビジネスは今、さまざまな業界から注目を集めているので、興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。

D2Cビジネスとは、Direct to Consumerの頭文字を取った略称であり、事業者や企業が生産した商品を消費者に直接販売するという販売方式です。

従来までの販売方式は、事業者や企業が企画した商品イメージを、別の企業に作成を依頼し、OMEや、小売店、広告代理店を通して販売をしていました。

ですが今、インターネットの普及に伴い、資産が少ない事業者や企業であっても、消費者に直接商品を販売することができるようになったため、D2Cが普及しているのです。

D2Cビジネスを継続的に成長し続けるためには、D2Cビジネスに携わるすべての従業員が同じゴールを共有することは欠かすことができません。

ビジネスに対し、同じ方向を向いていれば、すべきことや優先順位が明確になり、スムーズに業務を進めることができます。

企業が目標を設定し、管理する方法として、今大きな注目を集めているものが「OKR」なのです。

そこで今回は、D2Cビジネスで効率的に目標管理を行うための「OKR」について詳しくお話させて頂きたいと思います。

今後、より効率よくD2Cビジネスを行うためにも、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

効率的に目標管理を行う「OKR」

OKRは、目標という意味を持つObjectivesと、成果指標という意味を持つKey Resultsを組み合わせたものです。

もともとはインテル社で誕生した目標管理方法なのですが、今はGoogleやFacebookなどでも導入されています。

目標を達成させるための成果指標を設定し、これらの進捗を管理することで、より効果的な目標管理を行うことができます。

目標の設定方法としては、目標を定性的なものとし、具体的な数値設定を行わず、1〜3ヵ月の短期で達成することができるシンプルなものとし、すぐに達成することができる目標は避けましょう。

部署やチーム、従業員個人のモチベーションアップに繋がるものが良いでしょう。

成果指標の設定方法は、目標が定性的なものであるのに対し、成果指標は数値で測ることができる定量的なものにします。

1つの目標に対して2〜5個ほどの成果指標を設定するのですが、この際指標を目指して最善を尽くした上で達成することができるか、というギリギリのラインを攻めることが重要です。

一般的には設定した成果指標の60〜70%を達成することができれば成功と見なし、より大胆な目標を設定することができます。

まずは企業のOKRを設定し、それに合わせて部署内のOKRを設定し、さらにそこから個人のOKRを設定します。

これにより、個人の目標と企業の目標をリンクさせることができ、すべての従業員が同じゴールを見ることができるようになります。

また、従業員としても個人の目標が最終的に企業の目標達成に繋がっている、ということが可視化されますので、自分の立場も明確になるのです。

「OKR」を導入するメリット

OKRを導入することで得られる企業の大きなメリットは、「自身の目標としての目標をリンクさせることができること」「進捗状況が明確になること」「業務遂行がスピーディになること」「より大胆な目標設定が可能になること」でしょう。

OKRでの目標設定は、企業の目標を達成させるために部署や個人が何を優先してやるべきなのか、ということを決めますので、常に企業の目標を達成することを軸として考えていきますので、結果的に個人の目標が企業の目標になるのです。

また、目標を達成するための指標を具体的に設定し、日々数字の確認をすることで、より明確に進捗状況を確認することができます。

そして、個人の目標や成果指標を設定することで、従業員ひとりひとりが今何をすべきなのか、ということが明確になり、スピーディな業務を遂行することができます。

「OKR」を効果的に活用するには

OKRを導入さえすれば、必ずメリットを受けることができる、というわけではありません。

OKRを効果的に活用するためには、従業員のモチベーションの向上に繋がるような大胆な目標設定を行うこと、そして達成が困難ではあるものの、自分でコントロールすることができるような成果指標を設定すること、目標に対して複数の成果指標を設定することでしょう。

OKRのメリットを最大限に生かすためにも、定期的な確認を行い、どれが進んでいてどれが滞っているのか、という進捗を確認し、次にすべきことを常に考えながら進めていきましょう。

まとめ

以上、D2Cビジネスで効率的に目標管理を行うための「OKR」についてお話させて頂きました。

OKRは従業員数が多い、もしくは定期的な振り返りや改善を行う時間を取ることができる企業に向いた施策です。

適切な導入と運用を行うことで、OKRの成功確率を上げることができますので、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。