企業と顧客との間に新しい関係性を作り出していると言われている「D2C」ビジネスモデル。
特に海外で注目されていたのですが、今では日本でも多くの注目を集めており、D2Cの導入事例が多くなってきましたね。
D2Cとは、Direct to Consumerの略称であり、企業自らが商品を企画、製造し、独自のEC販売チャネルで顧客に直接商品を販売するビジネスモデルです。
D2Cビジネスは、企業内ですべてを担うこと、自由度が高く変化できるポイントが多いこと、顧客からのフィードバックを得やすい環境にあること、PDCAを素早く回すことができることが特徴的でしょう。
特にアパレル業界や美容業界を中心に、D2Cビジネスを展開する企業が多くなっています。
D2Cビジネスを展開している企業のみなさま、商品やサービス認知向上と販売件数を増やすため、「動画」を活用していますか?
もしまだ活用していないというのであれば、ぜひ動画活用に挑戦し、注力してみましょう。
年々ユーザーの動画ニーズは高まっており、さらに今後は5G通信が普及していきますので、EC業界にとってはより不可欠な存在として拡大していくことでしょう。
そこで今回は、D2Cビジネス成功のため、Webサイトに動画を活用すべき3つの理由についてお話させていただきたいと思います。
今後D2Cビジネスの展開を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
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1つ目の理由としては、今後「第5世代移動通信システム」である「5G通信」が普及することが予想されていますので、そこから今以上に動画を利用する割合が拡大するということです。
日本国内においては2020年より新世代の通信システムがスタートするといわれており、5Gは「超高速化」「超多数同時接続」「超低遅延」が特徴です。
従来までの4G通信と比較してみると、通信ネットワークの環境が大きく向上することが期待されており、特に動画コンテンツの拡大には大きな注目と期待が寄せられているのです。
5Gにより、ユーザーは今よりもスムーズに手軽に動画を視聴することができるようになり、さらにVRやARなどのテクノロジーにおいても、実生活での存在感を増していくことでしょう。
このことからECサイトにおいても、今ではテキストや写真を中心としていたコンテンツに加え、動画もまた商品説明にかなり役に立つツールになることでしょう。
2つ目の理由は、動画コンテンツそのものへのニーズが高まってきているということです。
今、20代前半から30代後半のミレニアル世代は「デジタルネイティブ」と呼ばれており、インターネットが当たり前の時代に育っています。
だからこそ動画は、ユーザーにとって日常的なコンテンツへと成長しており、その代表格のサービスは「YouTube」や「TikTok」でしょう。
動画クリエイターが職業として認知されるほど、動画コンテンツのニーズが非常に高まりを見せているのです。
このミレニアル世代は、ECの利用率もかなり高く、そして動画コンテンツを利用したアプローチを受け入れやすいことから、今後は動画コンテンツがミレニアル世代に対して、非常に高いマーケティング効果があると期待されているのです。
3つ目の理由は、ECの弱点を補うことができる、ということでしょう。
実店舗とECを比較してみると、ECの最大の弱点は、実際に目で見ることができない、手に取って商品の質感を確認することができない、ということでしょう。
このような弱点を補うために、今まではより魅力的なテキストやユーザーの興味を惹くような写真を掲載し、ユーザーのイメージを鮮明化させてきましたが、動画コンテンツを用いることでこれらの課題は一瞬で解決されることでしょう。
動画内でモデルなどを起用し、サイズ感などを表現することができれば、より手軽に簡単に比較することができますし、実際に使用しており雰囲気をイメージしやすいでしょう。
EC利用者の中には、商品はEC上で探すものの、最終的に実際に購入するのは実店舗で商品を確認してから、という行動を取る方も多くいたのですが、このようなユーザーに商品を動画で見て貰うことで購入を促すことができ、その場で商品を購入する機会を与えることができるのです。
以上、D2Cビジネス成功のためWebサイトに動画を活用すべき3つの理由についてお話させていただきました。
ECの最大の課題となる「手に取ることができない」ということを解消することができますし、商品のデザインや機能性、魅力をより分かりやすく伝えることができることから、ユーザーニーズも非常に高いと言えるでしょう。
今成功しているD2Cブランドにおいても、Webサイトの動画コンテンツやSNSでの動画コンテンツを利用して、売上に大きく繋げている事例もありますので、ぜひこれらを参考にしてみてはいかがでしょうか。