仲介業者を介すことなく、自社内で商品の製造から販売までを一貫して行う、D2Cというビジネスモデルが大きな注目を集めています。
D2Cビジネスの特徴は、一貫したブランディングを行うことができますので、「このブランドだから」という理由で自社を選んでもらうことができ、特別感を演出することができるのです。
D2Cビジネスを行うことで、手数料が不要であること、全てを自社内で完結しますので、企業内で幅広く、そして深いノウハウが重要になるでしょう。
D2Cビジネスを行う上では、Webサイトの運営が必須になってきますので、Webサイトの構築方法の特徴や構築に向けた準備などを行い、Webサイトを立ち上げるかと思いますが、Webサイトを構築すれば終わり、というわけではありません。
Webサイトを立ち上げた後は、売れるWebサイトにするためのデザインや運用を行わなければならないのです。
そこで今回は、D2CWebサイト構築後の忘れてはいけないポイントについて、詳しくお話させていただきたいと思います。
D2CビジネスでWebサイトを構築しているという方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
ECサイトは基本的に「フルスクラッチ」「パッケージ」「オープンソース」「ASP/SaaS」のいずれかによって構築するかと思います。
特徴、メリット、デメリットは、それぞれ異なりますので、初期費用やランニングコスト、カスタマイズ、管理方法などを考慮し、自社に合った構築方法を選択すると良いでしょう。
そして、Webサイト構築時、競合サイトの分析や、自社Webサイトのコンセプトの明確化、デザイン選定、データ収集、商品紹介の画像や説明文の用意などを同時に行っていきましょう。
Webサイトの事前準備をいかにしっかり整えることができるか、ということが、Webサイトの運用に大きな影響を与えることを覚えておきましょう。
Webサイトの構築が終われば、いよいよWebサイト開店準備へと入ります。
その際、まず重要になることが、Webサイトの名前を決めることですよね。
Webサイトの名前はブランド名であり、このブランド名にも売れるコツがあるのです。
とにかくおしゃれな名前にこだわるD2Cブランドが多くなっているのですが、英語やイタリア語などの外国語、オリジナルの造語によりブランド名の正しい読み方が分からない、正確なスペルが分からない、ということではいけません。
ブランド名が分からなければ、顧客の記憶にも残りにくく、SEOでも特定がされにくくなりますので、当然売り上げもマイナスになってしまうのです。
読みやすいブランド名であるか、文字実体参照の必要な文字を使っていないか、ドメイン名を取得できるか、検索結果に強力な競合がいないか、などをしっかり考慮して、ブランド名を決めましょう。
ECサイト上で何を売るのか、ということは必ず考えておかなければなりません。
売れるD2Cブランドにするためには、まずヒット商品を生み出すことも重要なポイントです。
数ある商品の中から、メインとして捉えたいものを絞り込む作業が必要でしょう。
実際に、商品点数を増やした方が売れるのか、ということも考えるかと思うのですが、ただ単に多くの商品ページを作っても、売り上げが伸びるということには繋がりません。
長期的な売り上げのためには、試行錯誤を繰り返された販促施策を基とした商品ページを作り込む必要があるでしょう。
「目玉的要素」「鉄板的要素」「マーケット空白的要素」「ブランド的要素」「感動口コミ的要素」をしっかり考え、ヒット商品を生み出しましょう。
ECサイトの運用においては、受注管理、在庫管理、顧客対応、発送作業、商品登録などの業務が必要になってきますが、ある程度商品が売れるようになってくると、日々の商品登録に終われてしまい、手が回らなくなってくることがあるでしょう。
だからこそ、商品登録時のルールが非常に重要になってくるのです。
この商品登録ルールを定めていなければ、商品写真や編集、説明文に統一感がなくなってしまい、魅力的な見た目ではないだけでなく、修正作業や項目の追加などもできなくなってしまうのです。
だからこそ、このような状況を避けるためにも最初にCSVによる一括対応、テーブルタグの作成などによって、ルールを定めておくことをおすすめします。
以上、D2CWebサイト構築後に忘れてはいけないポイントについてお話させていただきました。
Webサイトは、構築してからがスタートでありますので、これらのポイントは絶対的に確認しておくべきです。
これらのポイントは、ビジネスをスタートさせてからのビジネスの進み方、売り上げにも大きく影響しますので、ぜひこれらのポイントを参考に、Webサイトを魅力的に完成させてくださいね。