D2C注文率向上のための、UGC活用方法

今国内外で非常に大きな盛り上がりを見せているものが、D2Cビジネスモデルです。

D2Cビジネスの特徴は、自社内で企画し、製造した商品を、Amazonや楽天などの大手プラットフォームや仲介業者を介すことなく直接顧客に販売するということですので、従来までのECサイトとは大きく異なります。

D2Cビジネスが拡大し始めた当初は実店舗を持たないことこそ、D2Cビジネスの定義とも考えられていたのですが、今さまざまな業種がD2Cビジネスの展開を始めているため、実店舗を持ちながらD2Cビジネスを行う、というブランドも少なくはなくなってきました。

D2Cビジネスを行う上では、いかに注文率向上させるか、ということが大きな課題になることでしょう。

さまざまな施策が打ち出される中で、今の時代に合った手法として思い浮かぶことは「SNS」ではないでしょうか。

SNSの中もでInstagramは、ここ数年で急速に利用者を増やしており、写真や動画投稿だけでなく、情報収集ツールとしても多くのユーザーに利用されています。

このInstagramをD2Cビジネスで活用するためには、オフィシャル投稿やインフルエンサーの起用などさまざまな手法がありますが、特にユーザー生成コンテンツである「UGC」が注目を集めていることでしょう。

そこで今回は、D2C注文率向上のための、UGC活用方法について、詳しくお話させていただきたいと思います。

今後D2CビジネスでInstagramを活用しようと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

InstagramマーケティングでUGCが注目されている理由

今はハッシュタグから検索し、情報を集めるように、Instagramを賢作ツールとして活用することが主流になりつつあります。

ユーザーの購買行動に関しては、一般ユーザーやインフルエンサーなどの投稿を見て、さまざまな商品の情報を得て、そしてその後にGoogle等の検索ツールを利用し、詳細情報をチェックする、というように大きく変化しているのです。

だからこそ今、Instagram時代であり、企業マーケティングのひとつとしてUGCの活用が注目を集めているのです。

UGCとは、企業が作成したコンテンツではなく、一般ユーザーによってユーザー生成コンテンツのことです。

商品レビューの投稿や、口コミなどのブログが挙げられます。

今、一般ユーザーがスマートフォンでSNSをチェックしているときでも、広告が表示されても意識しなかったり、嫌悪感を抱かれてしまったりと、一般ユーザーに広告が受け入れられにくくなっていますが、UGCはそのような一般ユーザーにとっても非常に信頼性の高いコンテンツになっていることでしょう。

なぜならば、消費者は実際にお金を支払って手に入れた商品だからこそ、リアリティがあり共感されやすい上、一般ユーザー目線の投稿ですので、商品購入時のイメージがしやすいのです。

またそれ以外にも、企業が想定していない、ユーザーならではの視点で紹介されることもありますので、新たな利用シーンや商品のメリットを見つけるきっかけになりますので、企業にも非常に良い影響を与えるでしょう。

UGC活用方法

購入を後押しする

ユーザーは実際にECサイトの掲載されているプロが撮影した写真を見て、憧れるものの、実際に自分に合うのかが分からない、という不安を抱えていますので、その心理的ギャップにより、購入を躊躇してしまうことが多いのです。

ですが、この心理的ギャップを埋め、購入を後押しするものこそUGCなのです。

一般ユーザーの投稿は、より近い距離感で商品をチェックすることができますし、自身の使用の際のイメージができやすくなるでしょう。

企業としてはコストも手間もかけずに、ユーザーが求めている写真が掲載されますので、ECサイトの重要な資産とも言えるのです。

コミュニケーション

UGCを活用するためには、自社商品を投稿してくれているユーザーに対し、その写真の利用承諾のメッセージを送信しなければなりません。

これをユーザーの立場になって考えてみると、自身が撮影した写真が公式Webサイトに掲載されることは嬉しいことですよね。

また、利用承諾のメッセージを送ることで、好意的なメッセージを返信してもらえることが多く、このやり取りは一見ライトなようにも思えますが、これこそ親近感がわく良質なコミュニケーションに繋がっているのです。

このようなコミュニケーションを取ることができるユーザーは、ロイヤルカスタマーになりやすいと考えられるでしょう。

また、このコミュニケーションをコメント欄にて行うことで、他のフォロワーの目に触れ、さらに興味を持ってもらうことができるのです。

まとめ

以上、D2C注文率向上のための、UGC活用方法についてお話させていただきました。

Instagramは急速な勢いでユーザー数を伸ばし続け、そしてさらに信頼性の高いUGCを活用することは、D2Cビジネスの成長に非常に有効な手段ともいえるでしょう。

ぜひ自社の商品ジャンルに合った効果的な施策を打ち出し、一般ユーザーの視点を重視したECサイトを目指してくださいね。