サブスク×D2Cで売り上げが倍になる!

近年ビジネスの界隈では、新たなビジネスモデルが話題を集めています。

その新たなビジネスモデルと言うのがサブスクリプションモデルとD2Cモデルです。

この2つのビジネスモデルは、それぞれ順調に成長していますが、その中でも注目を集めているのが、この2つを組み合わせたビジネスモデルなのです。

そこで今回の記事では、サブスク×D2Cの相乗効果について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

サブスク方式を採用するD2Cブランド

D2Cとは、商品の企画から販売までを自社で一貫して行い、消費者に直接販売する仕組みのビジネスモデルです。

近年では、このD2Cが高い注目を集めており、市場には続々と新たなブランドが誕生しています。

そして、その中でも、最近注目されているのが、サブスクリプション方式を採用したD2Cブランドです。

サブスクリプションとは、一般的には、定められた料金を支払うことにより、商品やサービスを一定の期間利用できる仕組みのビジネスモデルであり、定額制モデルとも言われています

ただし、サブスクにはこの定額制の仕組みのほかにも、定期購入型や頒布会型などいくつかの仕組みがあるのです

現在多くのD2Cブランドが採用しているのは、この定期購入型サブスクや頒布会型サブスクが多く、これらには自社の商品を定期的に購入してもらうことができると言うメリットがあるのです。

サブスクとD2Cは相性が良い!

現在、国内のD2C市場では、化粧品や食品、サプリメントなどの健康食品、シャンプーなどの日用品のブランドが増えています。

これらに共通するのは、継続して利用するものであり、定期的に購入する必要があると言うことです。

そこで、採用されているのがサブスク方式なのです。

このサブスクには、顧客との関係性を重視し、長く継続して利用してもらうために、顧客が求めるサービスを提供すると言う特徴があります。

そして、D2Cには、顧客と直接コミュニケーションを取り、関係性を構築していくと言う特徴があります。

両者とも、顧客との関係性の構築が重要と考えるビジネスであるため、両者の相性は良く、融合することで、さらなる効果が期待できるのです。

また、サブスクとD2Cには、デジタルを最大限に活用すると言う共通点もあります。

現代は、スマートフォンが広く普及したことにより、インターネットを通じて、何でも簡単に手に入る時代となっています。

年代によっては、インターネットで買い物をすることに抵抗を持つ人もいますが、現代の消費の中心となる世代は、何の抵抗もなくインターネットを利用し、買い物を楽しんでいるのです。

この時代において、もはやデジタルを活用しないビジネスなど成立しません。

ターゲットとなる消費者がデジタルを日常的に利用している以上、ビジネスにおいてもデジタルを活用することは必須となるのです。

このような状況の中で、デジタルを駆使したこの2つのビジネスは、現代に欠かせないビジネスとなっているのです。

さらに、この2つのビジネスモデルには、ビジネスとしての優位性が高いと言う共通点もあります。

サブスクは、契約を交わし、月毎もしくは年毎に代金を支払うストック型のビジネスです。そのため、安定した収益を確保することが可能であり、継続して利用してもらえばもらうほどに、収益を安定させることができるのです。

一方のD2Cは、従来のような中間業者を介さず、直接消費者と取引することが可能であることから、これまでかかっていた中間マージンを排することが可能となります。

また、自社ECを販売の軸とすることから、実店舗にかかるコストなども押さえることができるため、収益性が高くなるのです。

このように、この2つのビジネスは、これまでのビジネスと比べ非常に優位性が高いのです。

実際に、あるサブスク方式を採用した化粧品D2Cブランドは、たった一つの自社商品を販売することで、100億円以上の売り上げをあげることに成功しています。

これまでのビジネスでこのブランドが販売を行ったとすると、まずテナントを借りて実店舗を出店し、そこに常駐のスタッフを置き、その間に卸売業者などの中間業者を介する必要があり、そこには多くのコストがかかります。

しかし、これらのコストを、D2Cであれば全て排することが可能となるため、収益率を格段に向上させることができるのです。

そして、ここにさらにサブスクと言う収益性の高いビジネスを掛け合わせることで、その相乗効果によって、さらに収益性を高めることができるようになるのです。

まとめ

サブスクとD2Cと言う、新しいビジネスモデルには、今回説明したように、多くの共通点があります。

そのため、両者は非常に相性が良く、掛け合わせることで、それぞれの良さをさらに引き出すことが可能となるのです。

そこに目を付けたのが、D2Cブランドであり、これらのブランドは、サブスク方式を導入することにより、売り上げを倍増することに成功しているのです。