アフターコロナにサブスク化が必要な理由

コロナ禍の影響は、あらゆる業界に及び、多くの企業が業績の悪化に頭を抱えています。

さらにここへ来て、新型コロナウイルスが再度猛威を振るい、景気の悪化が加速されています。

この状況を生き延び、コロナ終息後にビジネスを立て直すためには、ビジネスモデルの見直しが必要だと言われています。

そして、その転換すべきと言われるビジネスモデルがサブスクリプションモデルなのです。

そこで今回の記事では、コロナ後にサブスクが必要とされる理由について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

コロナ後にサブスクが必要な理由

新型コロナウイルスの流行により、今後さらに景気は悪化していくと予想されています。

さらに、終息後もしばらくの間はこの状況が続くと考えられており、多くの企業が経営の見直しを迫られています。

その中で注目されているのが、サブスクリプションモデルへのビジネスモデルの転換です。

サブスクはコロナ以前より広く普及していたビジネスモデルですが、このコロナ禍において、業績を伸ばしたサブスクが多いことでさらに注目を集めているのです。

そのため、ここへ来て急速にサブスクへの転換を図る企業が増加しているのです。

サブスクリプションビジネスは、一般的には、一定の金額を支払うことにより一定の期間商品やサービスを利用する権利を得ることができると言う、定額制の仕組みとして知られています。

そのため、業種によってはサブスク化ができないと諦めているケースもあるようです。

しかし、この定額制の仕組みは数あるサブスクの種類の中の一つにすぎません。

サブスクには様々な課金の仕組みがあり、どのような業種であっても、何らかの形でサブスクを導入することは可能なのです。

また、サブスクは全く新しいビジネスと捉えられている向きがありますが、サブスクの仕組み自体は従来から存在しているものなのです。

サブスクと言う名前に惑わされず、ビジネスの仕組みをよく見てみれば、以前からあるビジネスと何ら変わりのない仕組みであることが分かるはずなのです。

どんな業種でもサブスク化は可能!

例えば、スポーツジムやカルチャースクール、エステ、英会話教室など自己啓発に関連した業種は、そもそもがサブスクと同様の仕組みであることが前提となっています。

スポーツジムで良くみられるのが、契約を交わし月額使用料を支払うことで、その月の間好きなだけ利用することができると言う仕組みであり、これはサブスクの仕組みと同様です。

また、エステなどの場合ではチケット制となっているケースも多いですが、これも契約を交わしチケットを購入することで、そのチケットの分利用することが可能と言うサブスクの仕組みなのです。

さらに、サプリメントなどの健康食品によく見られる、契約を交わすことで毎月商品が送られてくると言う定期購入の仕組みも、現在のサブスクと同様の仕組みです。

これらのサービスは、どれも誰もが一度は利用したことのある、消費者にとって馴染み深いビジネスです。

サブスクへの転換を図る場合には、これらのビジネスを応用して考えれば良いのです。

実際にこれらの業種は、既にサブスクを導入しているケースも多く、競合も数多く存在しています。

ただし、それらのサービスのすべてが上手く機能しているわけではありません。

集客に苦労しているケースも多く、一度撤退をしてサービス内容を改めて出直すケースもあるのです。

運用を開始しているサービスであっても、状況を見て試行錯誤しながら、自社に適したサブスクの仕組みを模索している段階なのです。

これからサブスク導入を検討しているのであれば、これらの先人たちの成功や失敗を役立てない手はありません。

上手く利用できるところは利用し、同じ失敗をしないよう、徹底的に研究しそのデータを活用していくことが必要なのです。

また、サブスク化が進んでいない業界にも注目する必要があります。

サブスクにあまり向いていないと言われている業種はありますが、そのような業界であっても、サブスク化ができないわけではないのです。

前述のように、サブスク化できない業種はないのですから、やり方によってはサブスク化は可能なのです。

今の段階で競合が少ないそのような業種こそ、サブスク化に早期に取り組むべきであるのです。

まとめ

サブスクビジネスは、上手くいけば収益を安定させることができると言う、企業にとって大きなメリットのあるビジネスです。

それ故に企業の関心も高く、参入する企業が後を絶たないのです。

もちろん、サブスク化をしたからと言って、簡単に上手くいくわけではありません。

しかし、コロナ禍によって、既に多くの企業は致命的なダメージを受けており、このままのビジネスで通用するとは考えられません。

ここで生き残っていくためには、抜本的な改革が必要であり、その筆頭となるのがサブスクへのビジネスモデルの転換なのです。

コロナが終息してもすぐに景気が回復するわけはありませんし、事業が元通りになることはないのです。

コロナ後を見据えて、早期にビジネスモデルを転換し、サブスク化を図ることが、企業が生き残るための最良の選択となるのです。