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今世界中で「サブスクリプション」が大流行を見せています。
日本でもサブスクリプションビジネスに参入する企業が多くなってきており、新たなビジネスモデルでありながらも、成功を納める企業が続々と出現してきました。
特にサブスクリプションサービスと言えば、「音楽」「動画」などのデジタル配信サービスが人気を集めていますよね。
このようなデジタルサブスクリプションの中でも、「Amazonプライム」は、かなり大きな成功を収めていると言えるでしょう。
Amazonプライムは、2005年アメリカのamazon.comが始めたサービスであり、サービスを契約し有料会員になることで、提供されている動画を視聴することができたり、販売されている一部商品を当日配送してもらうことができるサービスです。
日本に2007年に進出して以降、年々会員数が増加傾向にある、人気のサブスクリプションサービスと言えるでしょう。
そこで今回は、「Amazonプライム」から学ぶ、サブスクリプションビジネスの成功の4つのポイントをご紹介していきたいと思います。
今まさにサブスクリプションビジネスにご興味を持たれている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
日本でもAmazonプライムのサブスクリプションビジネスは成功を納めていますが、場所が変わったとしてもアメリカ本社の経営理念に基づいたビジネス方針を持ち、運営がされています。
本社amazon.comの経営理念は「地球上で最もお客様を大切にする企業」です。
この経営理念に基づき、Amazonはお客様の求めるものを次から次へと叶えているのです。
たとえばサービスの充実性や、配送期間の短縮などはその通りですよね。
Amazonプライムが提供するサービスの根本的なものは「お客様にショッピングを楽しんでもらう」ということを提供したいと考えられているのです。
この考えがあるからこそ、お客様目線に立ったさまざまな工夫が凝らされているのですね。
Amazonプライムサービスに類似するサービスは、かなり増加傾向にありますので、競合企業が多く存在しています。
その競合企業との圧倒的な差をつけるには、「特典」にあるでしょう。
この特典があるからこそ、Amazonプライムに勝るサービスは現れていないのです。
たとえば、多くのデジタルサブスクリプションサービスは、利用料金が月額1,000円前後のサービスが多いですよね。
ですが、Amazonプライムの場合は、年間4,900円ですので、月額換算をすると500円の利用料金なのです。
この利用料金の安さは、かなりの魅力になることでしょう。
また、Amazonプライムでは会員になることで、デジタルサービスを楽しむことができることはもちろん、それに連動し、配送料金無料など、デジタルサービス以外にもユーザーが得をするようなシステムになっているのです。
このような、競合を引き離す圧倒的な特典を用意することは、そのサービスが選ばれる大きな理由になると言えます。
サブスクリプションサービスとしては、人気作品をいかに多く揃えることができるか、ということが重要視されてきました。
もちろん人気商品を揃えることは非常に重要なのですが、それだけでは流行の移り変わりの激しさに対応しきれない場合があるでしょう。
ですので「人気」と「流行」だけを追い求めてしまうと、サービスの提供が偏ってしまうことがあるのです。
ですがAmazonプライムでは、オリジナル作品を積極的に制作していますので、これが非常に大きなポイントとなっています。
オリジナル作品を制作することで、その作品のファンを作ることができますし、さらに動画の利益をすべて得ることができます。
人気作品に加え、このようなオリジナル作品を提供することで、圧倒的に他社との差別化を図ることができることができるのです。
Amazonプライムは利用料金を値上げしましたが、これにはある戦略があるのです。
これは、新規顧客開拓に見切りを付け、既存顧客を確実に囲い込むことを目的とされているのです。
もちろん、新規会員獲得は引き続き行っていますが、既存顧客だけでも十分な利益を得ることができると判断されたから、このような囲い込みを始めたのでしょう。
ビジネスとして、既存顧客を確実に囲い込めるほど、競合にはない強みを見せ続けることが重要なのです。
以上、「Amazonプライム」から学ぶ、サブスクリプションビジネスの成功の4つのポイントについてお話しさせていただきました。
Amazonプライムは、今非常に人気の高いサブスクリプションサービスでありますので、ビジネスとしてはかなり参考になる戦略が多いと考えられます。
サブスクリプションをビジネスとして成功させるには、まずこれらの戦略をしっかり理解して、自社がどのように成長したいのか、ということを考案してみてくださいね。