ここ数年で、サブスクリプションビジネスという言葉を耳にすることが多くなりました。
特に動画や音楽配信サービスを筆頭に、続々とサブスクリプションサービスが生まれています。
サブスクリプションビジネスは、消費者に対して一定の期間サービスを提供し、その利用期間中に費用がかかるビジネスモデルです。
それぞれのサービスによって異なりますが、利用期間の多くは、月単位や年単位での契約になっています。
サブスクリプション市場が拡大し、ビジネス環境の変化を背景に、業務改善へのニーズがどんどん増していることでしょう。
企業が業務改善を行う際、まず最初に行うべきことは、業務の「見える化」です。
ビジネス環境が目まぐるしく変化し、顧客の多様化に対応するためには、業務をしっかり可視化することから始めなければなりません。
そこで今回は、サブスクリプションビジネスでの業務を「見える化」する重要性について、詳しくお話させていただきたいと思います。
サブスクリプションビジネスを効率よく進めたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
ビジネス環境に変化が生じる際、業務改善においては、経営企画やマーケティング、経理、契約事務など、企業機能全体の企画やオペレーションを担う、コーポレート業務の見える化のニーズが高まる傾向にあります。
コーポレート業務の見える化をすることで、担当者の負担が減り、業務のレベルや表記方法が定型化され、課題を抽出し作成プロセスの優先順位を決めることができます。
そして作成した業務フローをWeb化して活用し、定量分析によって費用対効果を目でわかるようにしましょう。
業務改善を目的として、業務の見える化を行っても、なかなか思うように進まないという場合も多いでしょう。
なぜ業務改善が上手く進まないのか、それは取り組みに対し後ろ向きになっている層がいること、業務のヒアリングに割くための時間が作れず、計画的に進めることができないこと、自分自身の業務を分かりやすく、正確に説明することができる人が少ないことが理由として挙げられます。
業務改善を進める上では、聞くスキルも必要ですが、話すスキルも非常に重要な要素になるのです。
このようなことから、従業員の業務改善に対するモチベーションを下げているという場合も多いのです。
業務改善を成功させるためには、まず目標とゴールを明確に設定することが大切です。
業務改善のためのプロジェクトを通し、削減することができるリソースや手間を何に投下するのか、ということを明文化し、その上で従業員の負荷を明確にし、改善のための綿密なスケジュールを共有しましょう。
経営者などのリーダーとなる存在が、主導権を握り道筋を見せながら進めていきましょう。
リーダーが業務構造をビジュアル化することで、どこに負荷があるのかを見つけることができますので、結果が見えることで業務改善のモチベーション向上にも繋げることができます。
部門担当者に業務フローのヒアリングを行い、フローを描く工程で、話すスキルと聞くスキルを磨くことも大切です。
またコロナウイルス流行により、対面でのヒアリングが難しく、オンラインでヒアリングを進めることも多くなっているかと思いますが、その際はヒアリングに集中することができるツールを用意することが重要です。
通信環境が向上している今だからこそ、画面を共有したりして業務フローを作るなど、オンラインでも行いやすい環境を構築することが大切です。
企業が自分たちの力で業務の見える化しようとしても、人材不足などの企業の事情により、対応することができない場合があります。
このような場合は外部委託することがあるかと思いますが、調査や集計、分析などの見える化のプロセスそのものをアウトソーシングする際には注意しなければならないことがあります。
それは、課題抽出までは自社内で行うことです。
業務改善というものは、一度行うと終了ではありません。
顧客の変化や世の中の変化など、さまざまな要素によってビジネス環境は変わり続けますので、業務改善も継続し、業務を可視化して課題を見つけるためのノウハウは企業内に蓄積するほうがよいでしょう。
企業内に蓄積した上で次のステップである施策探しを行い、アウトソーシングをするようにしましょう。
以上、サブスクリプションビジネスでの業務を「見える化」する重要性についてお話させていただきました。
今後益々市場が拡大するであろうサブスクリプションビジネスで、いかに無駄を無くし、効率よくビジネスを進めるための戦略は、非常に重要です。
ぜひこれらのポイントを参考に、業務の見える化を実施してくださいね。