商品やサービスの販売をしているみなさま。
「サブスクリプションビジネス」という言葉を耳にされたことはありますでしょうか?
サブスクリプションビジネスとは、今ユーザーに商品やサービスを提供するための、新たなビジネスモデルとして、今非常に注目を集めている販売手法なのです。
サブスクリプションの販売手法は、従来のように商品を売り切り、ユーザーに所有させるのではなく、サービスや商品を利用した期間、もしくは利用料に対しての対価を支払う、課金提供型のことを言います。
「月額〇〇円で利用し放題」という謳い文句が掲げられているサービス内容が、主にこのサブスクリプションビジネスで、継続的、そして安定的な売り上げを見込むことができるのです。
特にデジタル領域で利益を得る企業に多く展開されており、シェアが広がってきているのですが、近年では非デジタル領域であってもシェアが広がってきているのです。
大手企業でも続々とサブスクリプションビジネスが導入され続けているので、自社の販売手法もサブスクリプションに転換しようと考えられている方もきっと多いことでしょう。
そこで今回は、新たに展開するサブスクリプションビジネスを成功へと導くため、サブスクリプション成功企業の共通点から成功への道を学びましょう。
これからサブスクリプションの導入を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、必ず成功へと進んで下さいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
サブスクリプションビジネスを成功させるには、ユーザーに継続して利用し続けてもらう工夫を凝らすことが重要です。
不便や不満を無くし、快適に利用し続けることができるサービスを提供しなければなりません。
そこで「ONB(オンブ)」が重要になります。
「ONB(オンブ)」とは、「O:お得」「N:悩み解消」「B:便利」から作られた言葉です。
ユーザーにとっては、同じ商品やサービスを購入するよりも、「お得」に感じるからこそ、サブスクリプションサービスを利用する価値を実感します。
同じ利用頻度であっても、結果的に支払金額が安くなることは、非常にメリットを感じますよね。
また、ユーザーの負担を軽減するやめの「悩み解消」も重要なポイントです。
たとえば車のサブスクリプションを考えてみましょう。
車は、移動手段として非常に便利なものではあるけれど、車を所有することはなかなか難しいという悩みがありますよね。
そのような場合に、契約時に利用期間を決め、その利用期間分だけを支払うことで車が利用できることは、負担の悩みが解消されます。
そして、「便利」という点に関しても、サブスクリプションには欠かせないことです。
たとえばサブスクリプションサービスとして有名な「音楽配信」「映画・ドラマ・アニメ配信」を考えてみましょう。
好きな映画をわざわざ購入しなくても、安価な利用価格で視聴することができますし、モバイル端末で利用できることから、いつでもどこでも好きなときに楽しむことができる、という利便性が非常に高いことが魅力ですよね。
このようなユーザーのニーズに沿った「ONB」の条件を満たすことが重要なのです。
ユーザーに継続して利用し続けてもらうことで利益を生むサブスクリプションは、ユーザーにどのようにすれば満足してもらえるか、ということを考慮しつづけなければなりません。
そのために、商品やサービスを購入後のアフターフォローのための「CS(カスタマーサクセス)」の明確な仕組み作りが非常に重要です。
カスタマーサクセスを設置することで、購入後のユーザーの不安や悩みをすぐに解消することができますし、ユーザーとのコミュニケーションを取ることができます。
カスタマーサクセスと類似する言葉で混合しやすい、「カスタマーサービス」というものがありますが、カスタマーサービスであればユーザーの悩み点を受動的に支援するのですが、カスタマーサクセスでは、ユーザーに能動的な動きができることが特徴です。
ユーザーに対し利用時のアドバイスを行ったり、ユーザーとのコミュニケーションの間で次なる課題を見つけることができるのです。
このカスタマーサクセスを設置することで、「離脱客率」を下げることもできますよね。
ユーザーに常に満足した利用環境を提供し、類似他社にユーザーが取られないようにする工夫も、このカスタマーサクセスで行うことができるのです。
以上、サブスクリプションビジネスを成功させるため、成功企業の共通点についてお話させていただきました。
サブスクリプションビジネスは軌道に乗り、ノウハウを得ることができれば、安定的で継続的な利益を見込むことができるのですが、導入企業が増えてきている分、重要な点をしっかり押さえ、対策を行わなければ、成功への道はほど遠いものと言えるでしょう。
成功企業が実践しているこの二つの共通点をしっかり理解して、さっそく戦略を組んで下さいね。